楽しい理科@生物全体を重量でながめる -楽しい学力向上

 最近は〈たのしい環境教育〉の研究で、知人のIさんと「菌類」について調べています。Iさんから送られてきた動画をみて「これは生物の学習の基本中の基本になる知識だ」と感じた内容を紹介しましょう。

 以前、地球上の全生物の中の〈昆虫の種類〉をテーマに書いたのですけど、今回は生物の総重量(全てを足した重さ)についてです。
 NHKスペシャル「超・進化論」の中に出ていた話を授業で使いやすいようにプログラムしてみましょう。

 まず予想を立ててみてください。

問題

地球上には様々な生物が住んでいます。
動物、植物、微生物、菌類etc.
それらの生物の全ての重量は 約470トン(t)だといわれています。
そのうち〈植物〉は何%くらいだと思いますか?

予想
ア.25%(1/4)くらい

イ.50%(半分)くらい

ウ.75%くらい

エ.その他

 

どうしてそう思いましたか?

 

⬇︎

その予想が当たっても外れても

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予想を立てると賢くなる

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予想をたてるとたのしくなる
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お話:生物の総重量

どういう予想を立てたでしょうか。

〈植物〉と〈動物・微生物・菌類〉の重量を比較するわけです。

 ある先生は「半々くらいではないか」と予想してくれました。
「山の木には大きく重いものがあるけれど、海にもクジラとか大きな生き物がいて、山より海がずっと広いから、結果的にだいたい同じくらいになるのではないか」ということです。
なるほどなるほど

微生物や菌類はとても小さいけれど、地面の奥深くにもいるものまで合わせるとかなりの量になる気もしますから、動物・微生物・菌類たちの総重量が大きいかもしれません。

いやいや、やっぱり植物は密集して存在しているし何だかんだいっても植物の重量が大きいだろう、という予想も成り立ちそうです。

 予想変更したくなった方はどうぞ。

⬇︎

予想変更してさらに賢くなる

⬇︎

予想変更してさらに賢くなる

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生物の総重量 約470Gt です。

そのうち動物と微生物、菌類を全て含めた重量は 約21Gt(ギガトン)だと考えられています。

とすると・・・

植物は約 449Gt です。

数字ではわかりにくいかもしれません、比率で図示してみましょう。

こうなります。

 

植物たちの圧倒的存在感は一目瞭然です。

 種類でいえば◯◯が圧倒的に多い(興味のある方は記事検索で「たのしい生物学入門」とうち、読んでみてくださ(4)に載っています)。

 重量でいえば◯◯が圧倒的に多い

というように生き生きとイメージできると、本質的な学力になっていくでしょう。

それは間違いなくたのしく使える学力です。

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楽しい教育派の先生たち各地に広がる-子どもと先生、たくさんの人たちの笑顔が広がる

 春は別れ、そして出逢いの季節です。〈たの研/たのしい教育研究所〉は「力ある先生たちが足りない」という声、そして「子どもたちとたのしく伸びていきたい」と考えている人たちの声に答えて、長年、合格SVを開催し、たくさんの人たちを合格に導いてきました。この春から教師となる人もいます。
〈たの研〉の合格SVは他を寄せ付けないほどの高い合格率をマークし続け、その年、合格することができなかった人たちも、その後合格を手にし続けているので、最終的な合格率は90パーセントを越しています。
 それは、信頼する先生たちから「この人をぜひ合格させてほしい」と推薦のあった方たちを面談し「この人物はきっと子どもたちとたのしく賢く高まっていけるだろう」という手応えを感じた人たちを受け入れるシステムなので、指導する側の勢いが圧倒的に他と違うからです。
 また、たのしい教育のノウハウがたっぷり詰まった上に、仮説実験のシステムを組込んでいることが大きな効果をあげています。

 その合格者の一人、A先生が、この春から小さな島にファミリーで赴任するというので旅立つ前にあいさつに来てくれました。
 合格SVで合格した後、結婚し、かわいい赤ちゃんとそのお兄ちゃんがいます。
 〈たの研〉のお祝いの定番、竜巻ハイパーで前途を激励しました。知らない人もいると思います、紙テープと紙吹雪が長時間舞い続けるアイテムです。
 これは紙吹雪が舞い始めたところで、この後、たくさんの紙吹雪が舞い落ちてきます。


「え、これなに?」とキョトンとしていた子どもたちも、紙吹雪がどんどん舞い始めると、はじめてみた嬉しさをたたえていました。

「島でも子どもたちとたのしいことをいっぱいやってきます」と笑顔で語るA先生をみていると、沖縄の教育の未来が明るいものと思えてきます。
 たのしい教育の中から賢い子どもたちが育ち、ゆっくりとではあっても着実に今よりよい世の中になっていくでしょう。

 はっきりとよくなってきたことが分かるまで、まだ何年もかかると思います。

 そういう中でもいろいろな人たちと力を合わせて、元気にすすんでいきます。
 今年度もよろしくお願いいたします。

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楽しい教育を応援してくださる組織〈沖縄ろうきん/沖縄労働信用金庫〉に大きな感謝と敬意を込めて充実した活動を推進中!

 この度、沖縄ろうきん(沖縄労働金庫)が当NPOの取組みに理解と関心、そして高い評価を加え〈たの研/たのしい教育研究所〉が実施する親子支援へ今後3年間、資金面で応援してくださることとなりました。

 大きな感謝を込め、拠出していただく大切な資金を何十倍の価値にかえて、子どもたち、保護者の皆さんの笑顔・元気・可能性を高める活動に利用させていただきます。

 子どもたちが「もっと学びたい」と感じ、どんどん可能性を伸ばしていくことは、親、教師にとどまらず、社会全体にとっても大きな喜びです。

 沖縄には日本全体に関わる問題・課題が数々存在しています。

 一気に平和的に解決することは困難でも、賢く元気で力ある子どもたちを育てていくことで、沖縄そして日本全体が着実によくなっていくと思います。

 それまでまだまだ時間がかかるでしょう。
 それでもたのしく元気に、この大切な活動をすすめていきたいと考えています。

 応援してくださる皆さんが増えていくことが何よりの支援です。
 資金面だけでなく、このサイトの記事を一つ選んで、いろいろな方達に「ここいいよ、読んでみて」と広げてくださることも大きな力になります。

 すでに〈たの研/たのしい教育研究所〉の公式サイトは全国のブログ評価サイトの教育部門で複数トップを独走中ですが、それをさらに加速する力は貴重です。

 応援よろしくお願いいたします。

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板倉聖宣の発想法「私の発想のほとんどは数学」から/メルマガより

 最新の〈たのしい教育メールマガジン〉で板倉先生の「私の発想のほとんどは数学」という話を紹介したところ、おもしろかったという反響が届いています。

 板倉先生の数学センスは一種独特でわかりやすい工夫が随所にみられます。それについて語った内容です。少し紹介しましょう、発想法の章の1/10くらいの長さです。

 この板倉先生の話を含め、公式サイトにある内容の文責は全て私いっきゅうです。 

板倉聖宣、沖縄にて

板倉

明治マイナス2年」という表記
 「明治マイナス何年」などという表現は私以外にはしないし、これまで見たことがありません、数学教育が全然なってないからです。仮説の人たちは割合にそういうことをやる人がいるようなのですが。
 そう表現すると「ああ、明治維新の寸前なのだなぁ」ということがわかるでしょう。
 私は西暦が好きですけども、明治だけは「明治維新から何年だ」ということが大事ですから明治何年と書くのです。
 だから敗戦後も「敗戦何年」といういい方をしたいのです。

 「敗戦5年には」とか「敗戦3年には」とかいうと、「あ、そんな時代になるのね」と分かるでしょう。
 そういうことで、やはり社会を便宜的に数字で表すのですから、それを分かりやすくする。

 だから、そういう意味で数学教育は国語教育以上に重要な分野なのですね。

2002.11.30に
桑名市民会館

 

 日記やメモなどでは「私の誕生マイナス2年、家族で那覇市に引越し」というような書き方すると、家族の歴史が自分の歴史の中で刻まれていきます。

 そういうことは、いろいろなところで利用できるでしょう。

 真似してみませんか。
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