騙されない子に育てるには-読者の方からの便りに答えて

 おそらく子育て中の保護者の方だと思うのですけど、二回前の〈占い〉の記事について長いお便りをいただきました。そこには学校で教えてもらえないとても大切なことで、自分の心が強く動かされたことが綴られていました。自分も何気なく占いコーナーを気にするタイプで、良いことをいわれたら嬉しくなるという話も綴られていました。

〈騙されない人になるために子どもたちに伝えたいこと〉というテーマで〈たのしい教育メールマガジン〉にたくさん書いてきました。ボリュームの関係で公式サイトでは深く触れていないのですけど、カール・セーガン の「ロウソクの様な弱々しい光だとしても〈科学〉という確かな光に照らしてみていくことはもっとも大切なことだ」という言葉は、とても大切です。

文庫本「悪霊にさいなまれる世界〈上〉―〈知の闇を照らす灯〉としての科学  ハヤカワ・ノンフィクション文庫」

 その科学に照らしてみると、たとえば人々が信じている占いなどはとても怪しいことだというような具体的なことは、このサイトでいろいろ書いています。興味のある方はぜひ調べてみてください。

 それに加えて、子どもたちに「周りの人たちと仲良くコミュニケーションをとることができる力」を身につけてもらうこと、それは特殊詐欺などに騙されないためにも、とても大切なことです。

 これは怪しいと感じた時、すぐに相談できる相手がいる、近くに「こういう話が来ているんだけど、どう思う?」と話ができる人がいる、そういう人間関係を偶然にまかせるのではなく、親密なコミュニケーションをつくることができる力を育ててあげること、それは騙されない人に育つために、とても大切なことです。

 自分の感覚だけでははっきりしないことも、周りの人たちの知恵をかりることではっきりすることはたくさんあります。「それは心配しないでよいことだ」「それは怪しい」そういう他の人たちの意見がいくつかそろうことで、「やはり警察に相談しよう」とか「銀行に事前に話をしておこうけという様な判断ができる様になります。

 たのしい教育ではコミュニケーションづくりも大切なテーマです。騙されない人になるために、特殊詐欺の被害に合わない、気付いたら特殊詐欺の手先になっていた、そういうことが起こらない様に、しっかり考えておきたいことです。

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楽しい国語-子どもたちにミステリー作品を!

 たのしい教育メールマガジン最新号の〈授業の章〉に書いた記事が好評です、「たのしい国語 ミステリーをたのしもう たのしい読み語り〈怪人二十面相〉」です。

 私は子どもの頃から国内外の名作文学や伝記もの、歴史ものやミステリーといろいろなジャンルの本に囲まれて育ちました。
 後年〈活字中毒〉となる素地は明らかにその頃から培われていきました、今でも母親に感謝しています。
 小学校3年生あたりに担任の読書指導で本の世界から遠ざかってしまうのですけど、熱中して読んでいた低学年の頃のたのしさは、今でも生き生きと想い出すことができます。
 休みの日の日曜日、なぜか友だちとの約束は大抵09時からで、それまでに一冊読み終えてから出かけていました。
 子ども向けの本なので読み仮名もあるし字も大きいので読みやすかったのでしょう、2時間くらいで一冊読めたのを覚えています。
 そうなったきっかけは〈ミステリー・推理小説〉です、本もはっきり覚えています、江戸川乱歩の〈少年探偵団シリーズ-怪人二十面相シリーズ〉でした、小林少年と明智小五郎、対する怪人二十面相の息つかせない知恵と騙し合いが展開される作品群です。
 布団にうつ伏せになって枕を胸のあたりに置き、頭を上げて本を開きながら、子どもの心でワクワクしつつページをめくっていた日々を、今でも思い出します。
 私が教師をしていた頃の国語の本にはなぜかミステリー作品がほとんどありません、今はあるのかな?
 いずれにしてもミステリーは本好きにする魅力多きなジャンルです。今でも映画「名探偵コナン」が毎回興行収入の上位に来ることをみても、子どもたちがミステリー・推理系好きなのは明らかだと思います。
 私が本好きになった頃の〈少年探偵団シリーズ-怪人二十面相シリーズ〉は青空文庫で公開されています。
 その初めのあたりを私が読みやすい形に編集しました。ぜひ子どもたちに読んであげてほしいです。可能なら印刷して渡してあげて、一緒に読むのがおすすめです。
「みなさんミステリー小説って知っていますか? 推理小説ともいいます。今日はねぇ~、少年たちが活躍する推理小説を紹介したいと思います、タイトルは〈怪人二十面相〉です。どんな話かなぁ~」という感じで入って、5分もあれば読み終えるとおもいます。
 続きを読みたい人たちのためにプリントにQRコードをつけてあげてください。

 ちなみに青空文庫の取扱基準では、複製・再配布も自由です。

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青空文庫の取扱基準
 ファイルは、有償・無償であるかを問わず、自由に複製・再配布・共有することができます。
 また、ファイルを元に、実演・口述・翻案など自由に活用することもできます。

 利用や複製・再配布・共有に先立って、ファイル形式を変換したり、ルビや外字・傍点などの注記形式を変更することも可能です。
 著作権法第二十条第二項四に適合する範囲で、異なる底本に合わせて字句をあらためたり、旧かな・旧漢字を現代表記にあらためるといった、用字用語の書き換え、注記の削除などもできます。

https://www.aozora.gr.jp/guide/kijyunn.html

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 怪人二十面相
                     江戸川乱歩

 メルマガには、小学校一年生から読める様にやさしい漢字にもルビを入れてプリントできるようにしました。

 原文はここで読むことができます⇨
https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57228_58735.html

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楽しい自由研究の研究-夏の講座アイディエーション(Ideation)

 カウンセリング講座「背を向けたあの子が 振り向いてくれる時」がおわるとさっそく夏の講座の向けての検討会(アイディエーション/ Ideation)が本格的にスタートしました。

 全体テーマは「親子でたのしく自由研究」です。

 たのしい教育研究所の講座の参加者満足度が高いのは偶然ではありません。

 アイディエーション・セッションで、それぞれがクラスの子ども代表になって、その授業を味わっているからです。
 意味がわかりにくい時はたとえば「そこがうまくイメージできないなぁ~」と伝えます。子どもになって心動かされないものは「別なものがいいんじゃないかなぁ」と伝えます。「ここをこうすると、わかりやすいと思う」というアイディアが出て、新しい工夫が加わっていくこともあります。
 もちろんたのしいものは「それいい!」とか「わくわくする」「おもしろい」という声が上がります。
 つまりアイディエーション・セッションそのものが講師陣にとって〈実験〉になるのです。

 それを繰り返していく中でブラッシュアップしたプログラムができあがり、それを講座参加者が体験するので、満足度がとても高くなるのです。

 さて、先日実施されたアイディエーション・セッションの様子です。

 
 読み語る本は、いくつかの候補を紹介してもらい、参加者の満足度でほぼ決まりました。

 予想しながらたのしく読み語ってもらう作品です。

 おいしい食べ物づくりを自由研究しながらたのしめないかと、いろいろ試してもらっています。

 夏の講座は〈8月11日 金曜日 山の日〉の予定です。

 近づいたら公式サイトで広報いたします、たのしみにしていてください。

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