パニックにならず丁寧着実に感染症対策を!

 これが第二波なのか、あるいは第一波の流れなのかは、時が流れて後にしかわかりませんが、いずれにしてもコロナ騒動は第2幕として私達の前に迫ってきました。
 といかく慌てず騒がず、インフルエンザを含めた感染症対応を丁寧に実践していくことです。

 巷からは「感染者を脅迫」「感染者の自宅に生卵を投げつける」など悲しい話が聞こえてきます。

 これだけ〈コロナPCR検査+〉の人たちが増えていくと、しばらくして沖縄では1000人に一人くらいの割合まで高まっていく可能性があります。
 すると、大きな学校なら子ども達の中に一人くらいの割合で出てくることになります。中規模の学校であっても保護者まで加えれば一人二人は該当する人が出てくることになるでしょう。

 かつて「エイズ感染者」たちが差別され悲惨な状況も起こりました。現在では人権の日として、差別をなくす取り組みがなされています。
「ハンセン氏病」の間違った認識によって、耳を疑いたくなるほど悲しいことも起こりました。

 新型コロナ感染者に、またそういった悲劇を体験させてはいけません。

 PCR検査(ポリメラーゼ・チェーン・リアクション)は私の愛読書の一つ『マリス博士の奇想天外な人生/ハヤカワ文庫』の著者キャリー・マリスが発見した遺伝子解析の手法です。
 根っからの遊び人である彼は、日本車〈ホンダ・シビック〉に彼女とサーフボードを載せて移動中、とつぜん遺伝子増幅法のアイディアを思いつき、さっとメモしてPCR検査法を開発しました。


 彼はその画期的な方法によってノーベル化学賞を受賞しています。

 ノーベル賞をもらった検査手法だからといって、PCR検査陽性の人が〈病人である〉とは言えません。
 ニュースを注意してみるとわかると思いますが、無症状つまり病気が発症していない人たちが多数出ています。
 つまり体内の主要な免疫システムが動作する前に身体の中で駆逐してしまった人たちがたくさんいるのです。
 これでは「新型コロナに感染している」と言ってよいのかどうかすら微妙なので「無症状病検体保持者」というややこしい名前で呼ばれることもあります。
 さらに困ったことに、PCR陽性という判定が出たからといって、その信頼性は確実ではないと指摘する声もいろいろあがっています。

感染確率の低い人がPCR検査を受けると、むしろ混乱する

 

 コロナPCRで陽性が出た人たちを差別ではなく支え、コロナだけでなくインフルエンザ諸共、感染症を減らしていくことはとても重要なことです。

 丁寧に着実に感染症対策をすすめていきましょう。

① マスク ② 手洗い ③ 換気 ④ 除菌 ⑤ 避密(密を避ける) 他

いろいろな対策をすすめて、今回の混乱をはやく過去のものにしていきましょう。

たのしい教育研究所(RIDE)も全力で感染症対策に取り組んでいます。

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子ども達に課題・問題を発見させるという試み

  面接スーパーバイズ(SV)での一コマです。

「わかる授業とはどういうことだと理解していますか?」
という質問にA先生は
「子ども達が課題を発見し、その解決に向かう活動の中で成立するのがわかる授業だと思います」
と答え、その後のスーパーバイズで
「それはかつて文科省が総力を上げた〈問題解決学習〉の取組の中で、うまく行かないという結果が出ている」という話をしました。

 いい問題を発見することは、とてもむずかしいことの一つです。

 たのしい教育の研究をすすめている私も「これはいい問題だ」と思える場面に出会えることは、そんなに多くありません。

 教師が仕組んで〈子ども自身がいい問題・課題を発見したつもりになってもらう〉ことは可能でしょう。しかしそれは「子どもが問題・課題を発見したこと」にはなりません。

 それを子ども達に求めるのは無理とはいいませんが、多大な時間といくつもの偶然、その他にも重要なファクターが重なる必要があるでしょう。

 子ども達が自ら考えて解決していくに足る問題を発見する、しかもそれが限られた時間と物理的環境の枠内で達成されるものにする仕組みはなかなか構造化できないでしょう。

 板倉聖宣はそうではなく「子ども達に〈目のつけどころ〉を教えることが大切だ」と語っています。

 私もそう思っています。

 A先生はシャープに考える力も感受性も高いので、きっと伝わったことでしょう。

 〈目のつけどころ〉なら、限られた授業の時間と物理的環境の枠内で達成することができます、それは「たのしい教育プラン」としてもまとまっていますし、モデルとする「仮説実験授業」は〈授業書〉としていくつも提唱しています。

 絵本「空気と水のじっけん」1984年国土社 のあとがきでこう語っています。

 お読みください。

板倉聖宣
 この本は、子どもたち自身が、自然のなかから、おもしろいことがらま見つけだせるように「自然をみるときの目のつけどころ」を教えることをねらっているのです。
 子どもたちにいくら「自然をよく観察してみなさい」とか「いろいろ工夫してみなさい」などといっても、子どもたちはなかなか自然の中かからおもしろいことを見つけだせるものではありません。

 おなじ自然をみるのでも、ある観点をきめて、系統的にみていってはじめて「それまで、まったく気がつかなかったようなおもしろいこと」が、いろいろと見つかるようになるのです。

 この本は、子どもたちが、自然についていろいろなナゾをもってしらべていく、いわば「探求の精神」を養うことをねらっているのです。

 

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RIDE卒業生のたのしい日々/たのしいマスクづくり

 IT担当 伊良波さんがいろいろ内部を調整してくれたおかげで、少しずつ、以前の様に利用できる形に近づいてきました。今回はそのままこのサイトに綴って不具合が出ないか、様子をみていきたいと思います。読みづらいなど、気づいたことがあった方はお知らせくださいこちら

 たのしい教育研究所で学んで、本務の教師となり少し離れたところで教師をしているN先生と久しぶりにおしゃべりをすることができました。

 講座やワークショップなどで、ちょこちょこと顔を合わせてはいるのですけど、なかなかゆっくり語り合うことはできなかったので、のびのびたのしくやっている姿をかいまみることができてとても嬉しい時間になりました。

 N先生が娘ちゃんに作っているお弁当も、それはそれはみごとで、メルマガで紹介したことがあったのですけど、最近はコロナ騒ぎの時に作り始めたというマスクにびっくり。

 さすがでした。

 いろいろな素材を利用して、娘ちゃんの意見を聞きつつ、どんどんバージョンアップしてきているそうです。

 

 つくった数もすごい・・・
 これでもそのほんの一部です。

 N先生はぜんぜん変わらず若く元気です。

 ところが子どもの成長は早いものです。

 以前の講座に娘ちゃんも一緒に参加してくれた時のイメージでいたら、すっかりお姉さんになっていました、これはN先生と一緒にマスクをつくった時の一枚です。もう高学年なんですね。

 

 教師になった頃というのは、何かと忙しく、緊張も大きい日々です。

 ところが、こうやってのびのびとマスクを作って、学校の先生たちにも分けてあげたりしているだろう姿を観ていると、たのしくやっているに違いありません。

 校長先生や職員の方たちとのエピソードなどを聞いていても、そのたのしそうな様子が伝わってきます。

 N先生の希望と、合格して本務にという複数の方たちからの推薦があがり、直接面談して合格スーパーバイズ(SV)を引き受けました。

 会うたびに
「このセンスが伸びていけばどんどん子ども達の笑顔と賢さが広がるだろう」
と感じる先生でした。

 遠くから通いながらも弱音を吐かず、どんどん力を伸ばしてみごと合格。

 スタッフみんなで喜んだのはもう何年も前の様な気がするのですけど、そんなに〈時〉は流れていないのですね。

 N先生の様なステキな先生がRIDEにはたくさんいます。

 子ども達の笑顔と賢さを育てることを自らがたのしむことのできる先生たちをもっともっと育てて、学校現場に送りたいと思っています。

 みなさんの応援をよろしくおねがいします。

 

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どうしてほとんどの教師が子ども達の笑顔を求めているのに子ども達は学校から逃げているのか、荒れるのか。

もっと読みたいという人たちからたよりが続いている〈衣食足りれば他人の笑顔〉のVol.3です。

殆どの人が皆、子ども達の笑顔を求めているのに、それが叶わないのはどうしてか?

どうすれば良いのか?

一つの解決策に触れてあります。

⬇︎

http://tano21.sakura.ne.jp/tanokyou/?p=12271