たのしい教育研究所で大切に育てた先生たちから嬉しい便りが届いています

 たのしい教育研究所の第1ステージは〈たくさんの人たちにたのしい教育を体感してもらう〉取り組みでした。研究所メンバー一丸となって〈四年で約4万人への授業〉という予想以上の成果をあげ、現在は第二ステージ〈子ども達のたのしさと賢さの方向に取り組む先生たちを育てる〉取り組みにシフトしています。

 たのしい教育研究所で学んだ先生たちがいろいろな学校で活動をはじめています。じっくりと育てていくわけですから時間もかかりますけど、その先生たちの笑顔を見ると、こちらの喜びも大きく、その向こうに沖縄の教育の明るい未来を感じます。

 その先生たちからいろいろなたよりが届いています。

 紹介しましょう。

 新規採用で赴任した学校でもたのしく元気に活躍し、この春、六年生を送り出したA先生、とても晴れ晴れした表情をしています。

 これは今年度採用されて元気に〈初任者研修〉を修了した人たちからの嬉しいたよりです。

 やる気に満ちた言葉も届きます。


 もうすぐ新年度です。
 採用からそんなに年月が経っていないにもかかわらず、今度は自分が〈初任研指導教諭〉として新規採用の先生を育てることになったという話もありました。

 たのしい教育研究所で学んでいるので、まさに適役だと思います。

 いろいろな先生たちの活躍に、ますます元気に活動しようと感じている春の日です。

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花からさぐる/のらぼう菜の花

 みなさんは〈のらぼう菜〉の花はどういうすがた形をしていると思いますか?

 もちろん私もみたことはありません、しかしほぼこうに違いないという予想は立っています。
 みなさんも予想してみてください。

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お話〈のらぼう菜〉の花

 のらぼう菜という名前には〈菜〉とついていますね。

 とすると〈菜の花〉と似ていると思うのですけど、どうでしょう。

 いろいろな地方で、ちょうどこの季節を彩ってくれるのが〈桜と菜の花〉です。


  菜の花は小学校の理科の教科書にも出てきます。
 大きくしてみましょう。

 のらぼう菜の花はこれです。

そうです。
〈菜〉というのは同じグループの植物で、花もとても似ています。

菜という名前のつく野菜はいろいろあります。

〈ミズナ〉
〈コマツナ〉
〈カラシナ〉
〈タカナ〉
〈ワサビナ〉

私が聞いたことのない名前もたくさんあります。

〈アイガナ〉
〈アイサイナ〉
〈ウグイスナ〉
〈カキナ〉
〈スグキナ〉

 それらもみんな〈菜の花〉と似ています。

 

実は菜とつくのは「アブラナ科」の仲間なのです。

逆に〈菜の花〉と似た花の植物があったら「アブラナ科」だと思っていて間違いありません。

たとえば〈ハクサイ〉には「菜」という名前は付いていません、でも花を見るとよく似ています。

これがハクサイの花です。


そうです、ハクサイは〈アブラナ科〉の植物です。

花の形は、植物の種類を分けるとても重要な目の付けどころなのですよ。

ちなみに〈あぶらな科〉は、お互いとても近い仲間ですから、近くに咲いているとお互いの特徴が混ざり合った植物ができてしまいます。
以前は聞いたことのない「◯◯菜」という野菜は、そうやってできた種類ですし、これからもいろいろな種類が出てくると思います。

みなさんも、アブラナ科の植物をきっかけにして、いろいろ調べてみませんか。

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気候が暖かければ野菜もよく育つのか?/〈のらぼうな〉

 昨年、遠藤純夫先生の一周忌で遠藤先生のご家族の皆さんにお会いした際、たくさんの美味しい手料理をご馳走になりました。その中に〈のらぼうな〉のおひたしがありました。
 初めて〈ノラボーナ〉と聞いた時には〈カルボナーラ〉みたいだなと思ったのですけど・・・

遠藤先生の地元 東京あきる野市で有名な野菜〈のらぼう菜〉です。

 帰る際、沖縄で育ててみませんか、と苗を分けて下さいました。
  沖縄にも菜っ葉類はたくさんあります。暖かい場所なので勢いよく育つかもしれません。

 それから数ヶ月、どうなったか実験結果をお届けしましょう。

 これは遠藤先生のお宅に育っている〈のらぼう菜〉の写真です。

 沖縄で育てた〈ノラボウ菜〉はどうなったでしょう・・・

予想

ア.東京のノラボウ菜に近いくらい育っている
イ.東京のノラボウ菜よりやや小さい
ウ.東京のノラボウ菜よりかなり小さい
エ.枯れてましった

どうしてそう予想しましたか?

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予想してからね

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何らかの研究で育成されているかもしれませんけど、おそらく沖縄で一般に育てているのはこれしかないのではないかと思います。

これが沖縄で育てている〈のらぼう菜〉の今の様子です。

 遠藤先生のお宅で育っていたものと同じ苗ですから、この差は歴然で、大きさも勢いもぜんぜん違います。
 まだ食べられる様子ではありません。

 暖かければいいというものではないのですね。
 土や日光など、いろいろものが影響すると思います。
 しかし根付いてくれていますから、まだこれから育っていく可能性もありません。

 ところで、のらぼう菜をきっかけに〈植物と気候〉というたのしい教育教材のアイディアが浮かんできました。
 少し長くなったので、次回に載せましょう。

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「失敗は選択肢ではない」ジーン・クランツ/有料メルマガより

 久しぶりに〈いっきゅうoffice〉が毎週金曜日に会員向けに発行しているメールマガジンからお届けしましょう。


 最近の号で「こども達に贈る言葉シリーズ」を書いたところは特にジーン・クランツの言葉に対しての反応がいくつも届きました。
 それを載せましょう。

 最後は私が大好きな人物ジーン・クランツの言葉です。

 クランツは宇宙飛行士ではありません。フライト・ディレクターといってアポロ計画の地上班の指揮官です。

 クランツはいくつものミッションを成功させましたが、先ほどのシュワイガートの乗船していたアポロ13号のミッションで「宇宙探査関係者でこの人を知らない人はいない」というほど有名になりました。

 機体のトラブルで地球に戻れない状態になったアポロ13号を無事生還させる指揮をとり、全員無事に帰還させた功労者です。

 以前このメルマガにも書いたことがあるのですけど、私はNASAの公式センターで授業させてもらった時、ジーン・クランツとトイレで偶然出会いました。会釈すると向こうも会釈してくれたのですけど、人生の宝物の一つです。

 映画アポロ13ではエド・ハリスが彼を演じていました。実在の人物を演じた全ての映画の中で、この江戸・ハリスのジーン・クランツが最高峰だと思っています。いずれまたこの映画について紹介できると思います。

 師の板倉聖宣はよく「実験に失敗なんてないんだよ、それは予想が外れただけなんだ」と語っていましたが、ジーン・クランツは情動的な意味で同じことを語っていると思います。

 

 クランツは組織論としても記憶に残ることを語っています。

 彼が部下たちに強く語っていたことの一つです。

Don’t hide mistakes !

ミスを隠すな

 仲間の教訓になるからだ、というのです。

 

 学校に勤めていた頃〈校内研修〉の担当をすることもありました。
 何かの慰労会で仲間たちと語り合っていたとき
「ねぇ、夏休みの校内研のテーマで〈失敗を語る〉というのはどうだろう?
特に若い先生たちには学びになることが大きいとおもうんだけど」
と提案すると
「それはおもしろい」
と大いにもりあがりました。

 

 その後、管理職との企画会議であっさり却下されてしまいました  ̄ェ ̄

 が、今でもとてもいいアイディアだと思っています。

 クランツになって、ついつい長くなってしまいました。

 いかがでしょうか。
 「失敗を語る」については、ぜひ誰かがためしてみてもらえたらと思っています。
 親子で語り合うのもとてもよいと思います。

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