サメが川で釣れたという話 写真付き

 星空公民館に出かけた日、いつも元気な職員Uさんが語った話にびっくり。
「いっきゅう先生、この川でサメが釣れたんですよ」
 この川というのは公民館の前を流れる「安里川」。
 海側から国際通りを越えて流れています。この写真の右斜めにずーっといった処が海です。

 地図をご覧ください。右側の赤いポインターがほしぞら公民館です。
海からけっこう距離があることがわかりますね。
 ここまでサメが来るというのは考えられないことです。 


「明治時代のことですか? 海がすぐそばだったとか・・・」

「いいえ今月のことです」

 Uさんの話によると、沖縄県のイベントで星空観測をしていたら、下の方で騒いでいる人たちがいて、行ってみたら釣り人がサメを釣り上げていて、観測会に参加していた人たちもみんな驚いていたとのこと。

 写真も見せてくれました、この二枚がそれです。
  尾を押さえてるサンダルから見て1mくらいですから、まだ子どものサメですね。

 調べてみると〈オオメジロザメ〉で、成長すると3mレベルになる厄介なサメです。浅い川でそこまで成長することはないでしょうけど。


 〈オオメジロザメは海水だけでなく淡水でも生息できる〉とのこと。

 「那覇市の川でサメが釣れた」
 十年くらいすると「信じられない」という過去の話になるのかもしれません。

 驚いた話を聞いたたのしい1日でした。

たのしい教育に全力投球、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります☆いいね☆

夏休みも大人気 出前児童館で〈ちゃくちネコ〉〈長縄跳び〉〈おでこはめ絵本〉〈皿回し〉でもりあがる

 たのしい教育研究所が毎月一回、地域に出て子どもたちとたのしむ〈出前児童館〉も、夏休みに入りました。
 その様子をお届けします。合わせて8月の日程ものせておきますので、興味のある方はお問い合わせください。

 これは早めに来てくれた子どもたちと、ものづくりをたのしんでいる様子。

 

 作っているのは、ふしぎなちゃくちネコです。
 回転させて落としても、ちゃんと足から着地してくれる不思議でたのしい教材です。子どもたちは自分オリジナルのデザインでいろいろたのしんでくれました。

 長縄跳びも好評でした。
 「やったことある」という子どもたちがほとんどでしたけど、二本の長縄の中をくぐったりと、スリリングでたのしい技もいっぱいです。
 もちろん、苦手だという子どもたちにも、大波小波で小さくたのしみました。

 夏休みだからか、大人もたくさん参加してくれました。
 これは皿回しをたのしんでいる一コマです。
 

 ラストは皿回しの発表会をしました。
 二歳の子も挑戦して、みんなでたのしいひとときを過ごしました。

 たのしい教育研究所の「出前児童館」は沖縄市の公式の講座で、無料でたのしむことができます。
 沖縄市の子ども達なら誰でも参加できますし、沖縄市外の方達も事前に相談していただければ体験することができます⇨こちら

 8月は『あんぜんチャンバラ』『チームゲーム』『よみかたり』など、たのしい内容を企画中です。
  時間は16:00~18:00
 ・8/13(月)ちばな公民館

 ・8/14(火)ごや公民館
 ・8/15(水)のぼりかわ公民館
 ・8/16(木)ひやごん公民館
 ・8/17(金)まつもと公民館

 ぜひ足を運んでくださいね。
 毎日たのしい教育に全力投球、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります☆いいね☆

火星大接近って何? はじめての天体観測入門

 天文ファンの間では〈火星大接近〉が大きな話題になっています。宇宙教育の世界で世界的にも有名で、かつ私が師事している的川泰宣(まとがわ やすのり)先生はスーパームーンや月食など天体に関する話題に敏感で、沖縄に来てくれた時にもよくその話をしたり書いたりしてくれました。
 ボイジャーなどが切り開く宇宙探査の世界が大好きな私も、しだいに地球からの観察、観測が好きになって、子どもたちと日食のイベントを開催したり、そのイベントのお手伝いをしたりしています。

的川先生が沖縄のコズミック・カレッジで認定証を授与しているところ

トークイベントで一緒にお話した時の写真 右が的川先生、真ん中は私いっきゅう、左は今はなき遠藤純夫先生

 さて2018年の天文現象で最大級の話題が「火星大接近」です。
 この図がわかりよいので那須香大阪天文台特設ページの図をご覧ください。
※ちなみに那須香大阪天文台のコンテンツはパブリックドメインに準じていて自由な利用が可能です、すばらしい

 真ん中は地球ではなく太陽です。地球は右下、火星も右下に描かれています。地球が右下、火星が左上にある、もっとも離れた位置関係にある時より随分接近していることがわかりますね。こういう位置に来るのは15年ぶりのことになります。

 これだけ近いので、火星の赤さは肉眼でも確認できます。
 今頃(2018年7月)は夜の9時10時くらいに南東の空を眺めると見つかる可能性が高いと思います。沖縄なら海がすぐ近くにありますから、まず東側の海岸近くに行って、そこから南の方角を探すとよいでしょう。真上近くではなく、海に近い位置で見つかります。

 こんなに近いのだから天体望遠で見ればさぞ大きく見えるだろう、と思う人たちもいるかもしれませんし、実際、見事な火星の写真がwebや書籍などにたくさん出ていますから、そう考えるのも無理ありません。
 たとえばこういう写真・・・

 これは大きな天文台のものすごい天体望遠鏡で見たものです。

 ごく普通にある天体望遠鏡80mmとか100mmの望遠鏡でみたイメージに近いものを私が図形処理して作成しました。
 はじめの人たちは、このちっぽけさにびっくりするでしょう。
「え、天体望遠鏡でこれだけ?」

 しかし、くっきり具合が、他の星たちとぜんぜん違います。
 色もはっきり赤茶けてみえています。
 目が慣れると、模様もなんとなく見えて来ます。

 火星などは地球の近くの星なので、輪郭が見えるのです。満点の空にかがやく星たちのほとんどは、輝いていることはわかっても輪郭はわかりません。模様などは全くわかりません。たとえばこれは天文台のものすごく高性能の望遠鏡で明るい星を写した画像です。世界有数の望遠鏡で写しても、こういう感じでボヤーっと広がった感じでしかみえないのですよ。

 これを一つ上の火星の写真と比べてみてください。
 実際そこにしっかりとした形をもって浮かんでいる様に見えませんか。
「あ~、ちゃんとそこにしっかりとした形をもった星があるんだ」と感動したところから天体観測のたのしみが広がります。

 来る日曜日はたのしい教育Cafeアウトドア編。大人気で予定人数は越してしまいました。みんな天体望遠鏡で観るのは初めてです、という人たちばかりです。たのしくなりそうですね。

 毎日たのしい教育に全力投球「たのしい教育研究所」です!
 

この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります☆いいね☆

自由研究が頭を賢くする/子ども達と〈クイックちんすこう〉づくり

 「一学期の終了を祝して、以前RIDE(たのしい教育研究所)の講座で受講した〈クイックちんすこう〉づくりを子ども達とたのしみました」というお便りが届きました。どの子ども達も、とてもたのしそうです。

 こういう便りを見るたびに、子ども達のこのたのしい経験が、その後、自分で創意工夫していくことに繋がるだろうと思えてなりません。
 何かのほうびや罰によってすすめる研究ではなく、自らそのたのしさを感じていくことが、自主的な活動に繋がります。そうやって自ら工夫していくことは〈自由研究〉そのものです。
 この子たちが夏休みに、自分で〈ちんすこう〉づくりに挑戦してくれたらと思っています。

 さて、届いたお便りの一部を紹介しましょう。

 どうでしょうか、いい顔をしていると思いませんか。


 〈ちんすこう〉は沖縄の土産の定番で、日本全体に知られているお菓子です。
 作り方は実に簡単。

 RIDE(たのしい教育研究所)では、小さなトースターを利用して簡単にできる方法を伝授していますが、クッキーを作ることができる方なら、バターやマーガリンの代わりに「ラード」を利用するだけですから難しくありません。

 こうやって並べてきつね色になるまで熱します。

 これが実際に子ども達が、まぜて捏ねて焼いたちんすこうです。

 焼きムラは出てしまいますが、ほとんど美味しくできあがりますよ。熱源に近すぎて焦げたものは、そこを削ればOKです。

 夏休みのたのしみにどうでしょう。
 たのしい教育は人生を豊かにする、たのしい教育研究所です。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。ここのクリックでブログ評価に一票入ります!