星空観察には陰暦のカレンダーがよい

 星の授業プランを作り始める様になって、今日の星空はどういう状態なんだろうか、といろいろな資料を見ています。そのたびに「陰暦」がとても重要なことがわかります。
 何しろ〈月:太陰〉を元にして組み立てた暦ですから、夜空を見る人たちにとって重要になるのは必然的なことです。

 月ごよみ、陰暦のカレンダーはなかなか手に入りませんが、太陽暦と太陰(月)暦を組合わせたカレンバーなら、サイトでは探すことができます。これは〈旭川情報ネット〉が載せているカレンダーです。 

 今日、2018年5月15日は太陰暦・旧暦の2018年4月1日です。月が新月から三日月、満月・・・と一巡してきて、また〈新月〉から開始する日です。

 新月というのは、新しい月と書きます。輝いていた月が消えてしまって、新しい月となったという古来の人たちのイメージなのでしょう。
 ちなみに一日は〈ついたち〉と呼びますが、それは月が「ではまた輝く状態に向けて旅立とう」という意味で〈月が立ち上がった日〉⇨「月立ち(つきたち)」と呼び、それが次第に「ついたち」となってきたからのです。

 今日は、月の光がありません。

 つまり、弱い光の星々も見やすい日です。

 みなさんも、夜空を眺めて、星々の輝きをながめてみませんか。

 何か感じたり、気づいたりしたことがあったら、わたしにも教えてください。

                                                            byいっきゅう
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たのしい夜空の授業プラン〈見上げてごらん夜の星を〉

 たのし教育研究所で開発をすすめているものに『見上げてごらん夜の星を』という〈夜空をたのしむこと〉をテーマにした授業プランがあります。

 研究所のある沖縄は星空の観測に最適の地です。

 ところが観光化がすすむのと比例して、ホテルなどの〈光源〉も増え、夜空を明るくしています。基地の光もあります。
 ですから、近くですぐに星空観測ができる、というわけではありません。

 先日、岬に車を走らせました。

 フラッシュで草などが光っていますが、夜の波の中です。この草むらの先は絶壁です

 

そこでも、角度を写すと街の光が輝いています。

 梅雨空の中でも、星がしっかり見えていました。
 スマホで写すことは難しかったのですけど〈金星〉も見えていました。

 星座や星の名前をたくさん覚える様な授業ではなく、家族や仲間と連れ立って夜空を眺めに行きたくなる、そんな授業にしたいと思っています。

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今週の〈沖縄市出前授業〉の日程

 たのしい教育研究所は月に一週間(基本第3週目)、地域の公民館に出かけていって、子ども達にたのしい授業をしています。
 今週は

5/14(月)ちばな公民館

5/15(火)ごや公民館

5/16(水)のぼりかわ公民館

5/17(木)ひやごん公民館

5/18(金)まつもと公民館

4:00〜5:45

今月のメインメニューは

〈スピードCDごま〉
たのしいものづくりも全部無料でたのしめる、ぜいたくな内容です。
沖縄市の子ども、ご家族の方なら参加可能です。
※教材は多めに準備していますが、人数によっては対応できないこともあります。沖縄市〈でまえ児童館〉にはじめて参加するという方は、事前に連絡いただければ、その方の分は確実に確保することができます

 たのしい教育研究所に、もっと広くいろいろなところで授業を実施してほしいという声が大きく、これまで実施していなかった地域で授業することとなりました。ご了承ください。以前に実施していた池原公民館、あわせ公民館、越来公民館、海邦町公民館、センター自治会近くの皆さんも、一緒にたのしむことができます。
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沖縄の牧野富太郎としての伊波善勇先生/家族の方たちと語る

 伊波善勇先生が他界し約一ヶ月半。
 伊波先生の素晴らしさをますます感じる今日この頃です。ちなみに「伊波善勇」でweb検索するとトップに出てくるのはこのサイトに書いた記事です。

 すでにUPしていますが、伊波先生は日本の植物学の今日この頃、というより、その源流にあって、〈植物学の父〉ともいわれている〈牧野富太郎〉からたくさんのことを学んだということは間違いのないことだと思っています。
  生前、そのことをしっかり尋ねておけばよかったのですけど、のびのびとなり、今ではそれを直接、伊波先生に尋ねることはできません。

 ところが先日、伊波先生の家族の方たちと伊波先生の想い出を語りった時、わたしのその話に対して「そういえば元気な頃、よく〈牧野富太郎〉という名前を口にしていましたよ」という言葉が返ってきました。
 本人もけっこう意識していたことは間違いないでしょう。
 たとえそういう証言がなかったにしても、牧野富太郎からたくさんのことを学び取った跡は、その画風が証明しています。

 伊波善勇先生が残した貴重な植物線画集は、私がしるところでは三冊あります。
「石川市の植物」
「恩納村の植物」
「沖縄植物図鑑」です。

 「石川市の植物」は、わたしがなんども開いている植物線画集です。
 先日〈恩納村の植物〉の寄贈がありました。
 真新しい冊子です。


 この本は恩納村内の全ての学校に配布されています。
  もしも手元にあって、特に使うあてはない、という場合には〈たのしい教育研究所〉に寄贈してください。大切な資料として残していきたいと思います。

 4月30日に〈野草の天ぷら〉の記事を書きました。

 天ぷらにして美味しく食べることができる植物の一つ、オニタビラコの写真です。
 

 

 これは伊波善勇先生の〈オニタビラコ〉の植物線画、とても貴重な資料です。


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