出前児童館でたのしい教育/評価感想が決定的に大事

 たのしい教育研究所は月に5日間、地域の5ヶ所の公民館で出かけていって〈たのしい教育〉を実施しています。
 つまり一つの公民館に行くのは月に一回だけです。
「また来週の◯曜日ね!」と言えればよいのですけど
「また来月の◯◯日にね!」は、子ども達にとって遠い日々で、スケジュール感覚へのマッチングも困難です。

 そういう中でもしっかり月に一度の授業をたのしみに待ってくれている子ども達、保護者の方たちがたくさんいます。

 これは10月の一コマ。
 休憩でいろいろなところに広がった子ども達も、次のプログラムが始まると次第にスタッフの元に集まり始めます。


 はじまったのは〈まきゴマづくり〉です。

 つまようじに色画用紙を巻きつけると、子ども達もしっかりとしたコマを作ることができます。

 これはリーダーゆかり先生の話をとても真剣に聞いてくれている様子です。

 みんなしっかりコマが出来上がりました。
 3歳のYくんも、お母さんと一緒に作っていました。

 これはコマ回し大会の様子です。
 しっかり回っています。
 

 逆立ちゴマができる子もでました。

 最後は必ず、今日のプログラムの〈たのしさ度〉と感想を丁寧に書いてもらいます。
 これが決定的に大切です。

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )に学びにくる先生たちにも、このルーティーンを勧めています。

 大人の感覚で「今日はよかった」「これはまずいのではないか」と決めつけては行けません、絶対。

 子ども達のためにやっているなら、子どもに問いかけなくてはいけないのです。

 この当たり前のことが、当たり前にできる先生たち、そして保護者の方たちが増えていく様に、力を注いでいきたいと思います。

 

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本格的な授業はストリーリーがとても大切/びっくりさせる授業と感動を生む授業

 親子科学授業の反響が続いています。数回前に紹介した子ども達の評価感想にあった「〈人生に関わる実験〉というのはどういうものですか」という質問も届いています。


  「それはこうこういう実験ですよ」と書くことはできますけど、書いてもそれは伝わりません。

 なぜか?

 たのしい教育はゲームから本格的な科学の内容に関わるものまでたくさんのジャンルがあります。今回の様に本格的な科学の内容に関わるものは〈全体のストーリー構成〉が決定的に大切です。

 一時期流行った〈科学ショー〉の様にびっくりさせる実験や器具などを見せるものは科学の入り口としては有効でも、本格的な科学の感動を伝えることはできません。そこには〈腑に落ちる思考の流れ〉が不可欠だからです。

 興味関心を引きつつ、参加者の認識をゆっくり高めていく過程そのものが大切です。

 当然のことですけど、科学者たちは、正しい答えに行き着く〈予想チャレンジ〉の過程で、その何十倍何百倍の〈うまくいかない予想〉をたて〈うまくいかない実験〉を繰り返しています。

 それを感動的に学ぶ為には授業全体のストーリー構成が決定的に大切です。

 どうしてその様に考えたのかを丁寧に聞いていくことで、全体の思考も高まっていきます。

 そして、真剣に考えたくなる授業には、ストーリーがとても重要になるのです。

 以前も書きましたが、今回の親子授業は小学校の単位時間では3時間くらいの長さがあります。
 脈絡の切れた内容を単発で見せても3時間じっくりたのしんでくれるでしょうか?

 映画ですら無理でしょう。

 たのしい教育は大々的な広報活動を一切していませんが、それを受けた人たちの口コミでゆっくり広がって、今はその要望に応えるのが難しいほどになってきています。

 そんな中でも、私いっきゅうが出向いていろいろな人たちのたのしい笑顔を生む授業は大事にしています。

 興味のある方はお問い合わせください。

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アウトドアワーク絶好調/梅の花が・・・

 沖縄の本格的な夏は過ぎ、気持ち良い季節になりました。
 アウトドアワークも進んでいます。
 働く場所を自由に選んで過ごす、というのは私いっきゅうの人生の醍醐味の一つです。

 メールマガジンを海岸で綴っていたら「かけあし~」とか「前倣え(まえならえ)」というけっこうハッキリした声が聞こえてきました。近くに学校はないのにな。
 海に向かって誰か叫んでいるのかと思うくらいの大きさで聞こえてくるので、怪しい人だと困るなと、立ち上がってその人物を探してみましたが見つかりません。

 そのうち、砂浜向こうの市営グラウンドから聞こえてくることがわかって、木々の隙間から見えてくる子ども達の動きをみていました。

 運動会の練習の声がうるさいのだという人もいる様ですけど、その何百倍もの人が、運動会の練習の掛け声に元気づけられていると思います。
 子どもたちの声も秋の風の中ですがすがしく響いています。
 

 翌日のアウトドア・ワークは、研究所のメンバーで〈梅見祭り〉をする場所を選びました。
 PTAでの親子授業の流れのストーリー構成が、どうもスムーズにいかず、頭を冷やそうと、立ち上がって周りをみわたすと、梅の花が咲いていました。
 

 この梅のひと花で、まわりがパッと明るく見えてしまうのですから、人の心というのは不思議なものですね。

 沖縄で梅の花は1月初旬に花を開きます。
 時期外れの花を〈狂い咲き〉という失礼な呼び方をする人がいます。

 しかし、すべての植物が種類ごと開斉に花を開かせるわけではありません。
 1日2日ずれたり一週間ずれたり1ヶ月ずれたり・・・
 中にはこうやって数ヶ月はなれて咲く花もあるのです。

 そういう花をみつけるのもたのしいものです。

 私は大好きだった遠藤純夫先生の言葉に倣って
「とても早咲きの梅の花」と呼ぶことにしました。

 そういう花を見つけるのもたのしいものですよ。

 梅の花の様に、新しいアイディアが湧き、直近の授業はその時うかんだストーリー構成で実験することにしました。

 毎日たのしく、たのしい教育をすすめています。

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