以前、沖縄県の文化振興課の予算で「たのしい島言葉プログラム」を作成させていただいた時、琉球の言葉のかなりの部分は古い大和言葉からできていることを発見して楽しく研究をすすめることができました。
いろいろな方たちから「ああいうたのしい島言葉プログラムがもっと欲しいです」という声が届いています。言葉には先人たちの〈大切なものの見方・考え方〉が残されています。いつかまた挑戦したい楽しい領域です。
さて先人たちが『ニンガチかじまーい/二月の風まわり』と伝えてきた、この頃の気象現象があります。
沖縄の北部で教師をしていた頃、地域の方たちからよく聞いた言葉です。
「太陰暦二月(太陽暦三月)に法則的に強い風が吹くのか」
強い風という時、やや強いではなく台風並みの強風として考えてください。
みなさんはどう思いますか?
ア.毎年必ず吹く
イ.吹くこともある吹かないこともある
ウ.その他
どうしてそう予想しましたか?

💫 ⭐️ 💫 ⭐️ 💫
さて昨日今日(2026-03-12夜⇨03-13朝)にかけて、まるで台風のような強い風と雨が沖縄をかけめぐりました。外のイスが飛ばされてしまいそうな勢いです。
以前「風は原子・分子の動きだ」と書いた時のヤシの木はきっとこんな感じになっていたと思います。

さてこれは昨日の夜の雲の動きです、沖縄の右上に大量の雲が見えています。

その時の天気図がこれです、沖縄のすぐ近くに低気圧があることがわかります。
低気圧が近くにあると風も強く吹き、天気が悪くなります。

これは「ニンガチ かじまーい/太陰暦二月の強風」そのものです、昨日の昼頃は特に強い風は吹いていませんでした。
では、毎年この頃に突然の強風が吹くのでしょうか?
毎年かなり高い確率で、この頃に台風のような風が吹くのです。
琉球の先人たちは、この風にあえて「ニンガチ かじまーい」と名付けたのは、「不思議と強い風が吹くんだよ」という意図からではありません。
この頃、法則的に吹く突風は、ことのほか強く、たとえば漁師などが海上で命を落とすこともあったからです。
ゆっくりと天気が悪くなってきて何日も続くのではなく、短時間にやってきて災害すらもたらすことがある強風だからです。
言葉には先人たちの大切なものの見方・考え方が残されている、その証左の一つです。
さて、ニンガチカジマーイのあと、これも法則的にやってくる季節があります。
先人たちは、それを「うりずん」という美しい言葉で伝えました。
少し長くなったので、今回はここまで!
① 一記事につき数回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎応援クリック
② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)
③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています
④ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!








