効率を重視する価値観の中で育てられていく多くの子どもたちは、当然その価値観で育っていくでしょう。そういう中で反発して従わない子どもたちが出てきます、それは人間の強さの一つともいえるでしょう。
効率の良さを重要な価値と考えて育った子どもたちは、たとえば
〈たくさんの仕事をこなす人の方がよい〉
〈言われた仕事をどんどんこなせる人がよい〉
なんならテレビで流行った〈24時間闘える人の方がよい〉
と考えていくでしょう。
でもよく考えてみると、それは機械などに要求する内容ではないでか?
いやいや内容の伴ったものである方が重要だという人もいるでしょう。
〈人々の目を引くイラストをたくさん描くことができるのがよい〉
〈読ませる文章をたくさん書くことができる方がよい〉
というように。
ところが今ではA.I.がその役を担ってくれます。
効率というなら機械に任せるとよいのです。
そもそも道具、機械・A.I.は人間ができる仕事の一部を担わせたり、それを効率的にしたり、長時間続けられるようにしたものです。

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では人間はどうしたらよいのか?
機会をコントロールするような機械的な仕事でしょうか?
いやいや、それも機械が担ってくれます、今では自動運転の乗り物もできました。機械をコントロールすることもA.I.が担ってくれます。
とても重要な答えのひとつが「〈感性〉を高める営み」です。
機械・A.I.には〈実体としての身体〉がありません、感性がないのです。
朝陽に感動する心はありません。
A.I.にできるのはネット上に存在する〈朝陽に感動したという情報〉を集めて整理して提示する作業です。
これまで人間が担ってきた、文字通り〈機械的な仕事〉は機械・A.I.に任せ、生きている人間にしかない〈感性を活かす能力〉を高めていくことが、福祉・教育に求められるものでしょう。
特に〈たのしさ〉は重要です。
〈悲しさ〉〈痛みを感じる感性〉も大切とはいえ、〈楽しさ〉の向きにすすむことで、たくさんの人たちの笑顔と可能性が広がっていくからです。
その意味でも〈楽しい福祉&教育〉は、これからもとても重要な営みだと考えています。
楽しさの視点でいえば、機械に担わせているもの、機械的な作業になっているものを人間の手に取り戻すことも大切です。
たとえば最近作成している、板倉先生の『にている親子 にてない親子』という絵本を元にしてリアル体験版のプログラムもその一つです。
ひまわりのタネを植えて、育つ過程をワクワクしながら眺めること。あんな大きくて重そうな頭(顔)の部分を無理して支えている根や茎の不思議さを感じることなども、機械的、流れ作業的なものから、人間の感動に取り戻すことも大切です。
効率重視なら、8:15までに投稿しなくてはいけないという学校の決まりを優先しなくてはいけません。
登校途中に具合の悪いおばあちゃんを見かけて、間に合わないからと行きすぎる子どもより、心配だという感覚・感性を優先し遅刻を受け入れて「おばあちゃん大丈夫ですか?」と語りかけるような子どもたちが育っていくことが大切でしょう。
「効率重視」から『感性重視』に、それが《たのラボ》の向かうところです。
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