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板倉聖宣「〈実験するまでもなく正しい〉というのがこれまで教育スタイル」@楽しい福祉&教育@「大地は平面だ」と考える人たち

 みなさんのおかげでこのサイトの人気は上々です。芸能や気になるニュースなどの派手さのない〈教育や福祉〉関係のサイトで毎日数千アクセスあるサイトはなかなかありません、ぜひ周りの方たちにも広めていただけませんか。

 これは今朝早くのアクセス数と昨日のアクセス数です、昨日は10,000アクセスに迫る数字です。今日もたくさんの方たちが見てくれると考えると書いている手にも力がこもります。


 何度も書いているのてすけど、このサイトをはじめた時は一日10アクセスあることに大喜びしていた日々でした。以前利用していた会社のサーバーがダウンして、数ヶ月ほどサイトが消えてしまい、別なサーバー会社に移って一からスタートした時にも一日数十人、数百人というアクセス数になりはじめた時にも、とても喜んでいました。
 それがすでに千アクセスが普通になってきました。
 はじめの頃の気持ちと、今のようにたくさんの人たちから反響や質問が届く今日この頃の気持ちと、どちらも大切にして書き続けていきたいと思います。
 これからもよろしくお願いいたします。

⭐️

 〈たのラボ〉の前章は40年以上前、伊良波さんとはじめた〈仮説実験授業サークル〉です。今でも伊良波さんからいろいろインスパイアされています。

 これまで分けてもらった資料を整理していると仮説実験授業について触れた内容に「まさに」と膝をうち、同時に「残念なことに今でも変わらない教育の実情」に複雑な思いを抱いています。

 伊良波さんが心に残る部分を書き抜いたファイルです、メモには「2006年6月10日 たのしい障害児教育入門講座 in 東京」とあります。
 校正を加えて少し引用しましょう。

板倉聖宣
 仮説実験授業というのは言葉通り「実験的に教育を研究する」と書いてあります。

 これまでの教育は 「実験するまでもなく正しいことをやっていこう」ということです。

 「正しいことをやっていく」というのですから「〈何 が正しくて何が正しくないか〉ということは自明のことだ」というのです。

 世の中には悪い教育をする悪い人たちがいる。
 私たちはいい方の人間で、悪い教育をする人たちに抵抗して〈いい教育〉をすすめる」という図式です。

 いいこと悪いことなんていうのは初めから決まっているわけがないんです。

 A さん からすると〈ある考え方〉は正しいに決まっているんだけど、Bさんからすると〈別な考え方が正しい〉に決まってい るということになると思うんです。

 その後、すぐに別な話題に移っていったので、ここまでの文章で止めておきます。

「正しいに決まっているから授業する」
 教師のほぼ全員がそう考えているでしょう。

 逆に「教科書で正しくないことが書かれているのか?」と問いかけたくなる人もいることでしょう。

 それについて書くのはメルマガのボリュームになるので、そこに譲るとして、ここで問いかけたいのは
「正しいに決まっているからちゃんと聞きなさい」というスタイルで授業するスタイルが、どれだけ子どもたちの興味関心を削いでいるか、ということです。

 たとえば、私たちは普通に「地球」という言葉を使っています、それは「この地面が〈球体〉である」という知識を前提にした言葉です。

「フラットアース国際会議(FEIC)」といって地球平面説を信じる人々(フラットアーサー)が世界中から集まる大規模なイベントがアメリカのテキサス州やノースカロライナ州などで定期的に開催され、数百人規模の参加者が集まり科学的常識や宇宙開発を否定する議論を交わしていることをご存知でしょうか。

 地球平面協会(ちきゅうへいめんきょうかい、Flat Earth Society)といって、聖書にある言葉を大切にして「大地が球体ではなく平面体であるという信念を支持する団体」があることをご存知でしょうか。
「カナダ地球平面協会」という団体もあります。

 キリスト教原理主義運動の一環で、地球は丸い形をした平面であると考えています。これはその人たちが描く世界地図です。

wikipediaに感謝して引用

 

 その人たちが「地球」という言葉を耳にしたら「地球は平たい」と反論してくるでしょう。

 もちろん「ほら宇宙から撮った地球の写真をみてごらん、地球って確かに丸いよね」と言ったって「捏造だ」で一蹴されるでしょう。

 その人たちに、一体どうすればこの地球が丸いことを信じてもらえるでしょう。

 そもそも子どもたちにとっても、この大地が「実は球体だ」ということは信じがたいことです。

 そういう中で押し付けなく楽しくすすめられる授業が「たのしい教育」です。

「たのしい教育」は〈これが当たり前だ〉という視点からスタートすることはありません。

 押し付けでなく、ワクワクする構造で授業プログラムを構成していきます。

 今週開催される「自由研究まつり」でも、昔の人たちが〈え、ほんとうなの?〉と驚いた内容をとりあげます。

 早く当日が来ればよいのに、と楽しみにしている日々です。

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教師の働き方改革は教師を楽にしてきたのか?「教員の精神疾患による離職が過去最多」

 実験結果をみるとき〈数字〉で判断することは大切なことです。
 とはいえ、自分の都合のよいように数字を使う人たちも多いので「数字だから信頼できる」と考えるのは尚早です。

 だまされないためには、自分で予想を立てて、その数字を調べてみることです。それについては有料メルマガのボリュームなので、そこにゆずるとして、今回は文部省が最近出した数字をみていただきたいと思います。この記事を書いている二日前(2026-07-22)に文科省が発表した統計です。

 朝日新聞のリード文です。

精神疾患で教員離職、最多 24年度、公立小中高1319人 業務過多、働き方改革急務

 文科省の統計でまず驚かされたるは「最新の発表が〈二年前の統計〉だ」ということです。こういう統計のまとめ方をしているのがうちのような法人・会社ならとっくに潰れてしまいます。さてこれからどうしていこうかと企画を立てる時に「2年前の統計はこうです」では話にならないからです。それはさておき…

 精神疾患による退職者が1,300人という数字をみて皆さんはどう感じますか?

 意外と少ない、と受け取る人もいるのだと思います。

 47都道府県で単純計算すると一つの県で30人くらいです。

 市町村に広げてみると、ひとつの市町村で一人いるかいないか、です。

「少なくてよかった、おわり」
となる人たちがとても多いでしょう。

 統計はまず時代の流れで見ていくことです。

「教育業界ニュース」というサイトを見てみましょう。

教員の精神疾患による離職が過去最多、公立小中高1,319人…文科省調査

※リシード(教育業界ニュース)に感謝して引用

「右肩上がりで増加中」ということも大変なことです。
そして「9年で2倍以上の増加」というのはとても大きな増加率です。

 たとえば「◯◯という自動車メーカーの乗用車に乗って、それまでの仕事を辞めざるを得ないほどの大事故を起こした人たちは、9年で2倍以上に増えています」となったら、その車はもう売れないでしょう。

 とはいえはじめの「1,319人」という数自体は変わりませんから「大した数ではない」と捉える人が激減するわけではないでしょう。

 そういう場合に予想して調べてみることです。

 たとえば「精神疾患で辞めないまでも休職している先生たちはどのくらいだろう?」

 どう思いますか?

精神疾患で求職中の教師の数は、離職した〈1,319人〉と比べて

  ア.同じくらい

  イ.2倍くらい

  ウ.5倍くらい

  エ.10倍くらい

  オ.その他〔           〕

 どうしてそう予想しましたか?

 近くに、話を聞いてくれそうな人がいたら「ねぇねぇどう思う?」と話しかけてみるとよいとおもいます。
 自分と違う考えの人たちの話を聞くこともまた、楽しく賢くなる方法だからです。

文科省の統計を見てみましょう、これももうちろん〈最新データが二年前の統計〉です。

○教育職員(※)の精神疾患による病気休職者数は、7,087人(全教育職員数の0.77%)で、令和5年度(7,119人)から32人減少したものの、割合は横ばい。
(※)公立の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校における校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、助教諭、講師、養護助教諭、実習助手及び寄宿舎指導員 (総計922,776人(令和6年5月1日現在))

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1411820_00009.htm

 とすると精神疾患によって休職している教師と退職した教師を合わせると〈約1万人〉ということになります。

 ここで止めるのはもったいない。

「仕事を続けながらメンタル面で病院に通っている先生たち」はもっと多いはずです。

 残念ながらこの統計はみあたりません。

「少なく見積もって〈休職・退職した先生たち〉の10倍はいるだろう」
というのがカウンセラーとしての私の感覚・推論です。

 怖いのは、その数はどんどん増えているだろうと考えられることです。

 さて表題の「教師の働き方改革は教師を楽にしてきたのか?」という話に至るまでにだいぶ紙面を使ってしまいました。

 ここまで読んでくれたみなさんにその答えが浮かんでいると思います。

 働き方改革は教師を楽にするための抜本的な効果を出していない、ということです。

 結局「たのしい教育」が、教師を笑顔にする、たのしくする、つまりそれが楽にするということだと思っています。

 ご意見、ご感想、違う予想、違う意見、大歓迎です。

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自由研究の相談続々届く@ネット上の順位上々〈もったいない発見隊〉の話ほか

〈たのラボ〉のサイトは人気上場です。「たのし自由研究」検索で、本田技研工業、ベネッセと日々しのぎを削っています。今回はトップ表示されているとはいえ、明日は本田技研がトップ、昨日はベネッセがトップというように順位が入れかわっています。
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《たのラボ》の自由研究はとにかく多彩です。
 メンバー全員、自由研究が大好きなので、〈たのラボ〉でもどんどんアイディアが出ています。

その一つが「もったいない発見隊」というプログラムです、楽しい環境教育(これも検索第一位です)の領域の一つです。

捨ててしまうものが宝物になったり、おいしく変身したり、思わぬところに役立ったりします、8/1の自由研究まつりが終わったら、紹介できると思います。

 ところで最近とどいた自由研究の相談で、すでにUPした「大きい雨粒と小さい雨粒」という実験を紹介しました。

台風の日々にたのしく過ごす工夫「大きい雨粒と小さい雨粒」@楽しい面白い自由研究

 実験の前にはかならず「予想」を立てることです。
 予想をたてると外れても当たっても賢くなります、本当です。

 ガリレオは大きな球と小さな球が同じスピードで落ちることを発見しました。

 するとガラスについた雨粒も同じ速さで落ちるのでしょうか?

 それとも雨粒くらいの大きさだと違う結果になるでしょうか。
 ガラスについて落ちてくるものは空気中をそのまま落ちてくるものと違うのでしょうか。

 ここから先は実験して確かめてみてください。

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スーパーバイズと空手の修行@楽しい福祉&教育 〈たのしい教育メールマガジン〉の反響続々

 最新のメルマガの反響がとまりません。今回は私が空手を例にした〈スーパーバイズ〉の話です。

 少し抜粋してみましょう。

⭐️スーパーバイズ 充実

 忙しい中でもカウンセリングやスーパーバイズは断らず、大切に時間をとってすすめています。

 教育・福祉の場面で、いろいろな人たちからの要請があります。

 スタッフのM先生が撮ってくれた写真をみて空手修行時代を思い出しました。

 空手部で汗を流していた高校の頃、なかなかうまく相手の懐に入って技を出すことができずに苦労していたことがありました。
 そんな時ちょうどタイミングよく、数々の試合で実績を出してきた外部コーチがひと月くらい指導に来てくれる機会がありました。

 
 組手(スパーリング)の途中、コーチが私の右後ろ足を指さして「そこ!」と指摘してくれて、その足の角度を修正すると、不思議なことにおもしろいくらい簡単に相手の懐にトーンと入り込むことができるようになりました。

 

 コーチ曰く「キミ、後ろ足が開くクセがあるねぇ、それだと技の流れがよくないよ」

 まさにその通りでした。自分の体重を預けて身体を繰り出そうとする時、それまでの足の角度ではあまり距離が望めない状態だったわけです。

 
 こういうことを自分で発見するとしたら、どれくらい時間がかかったかわかりません。

 全体のバランスが悪いのか、上体姿勢の問題なのか、前足の置き方が甘いのか、相手の構えが崩れた時に入っていないからか… いろいろ試行錯誤しているうちに総合的に筋力がアップしてきて克服できる可能性はあるとしても、きっかけをみつけるまで二、三ヶ月はかかったと思います。

 自分で試合を数々こなしている人の一言はとても貴重でした。

《たのラボ》のスーパーバイズやカウンセリングも似ています。
私のスーパーバイズを受けた人たちの中から自分で周りの人たちを応援できる人を増やしていきたいと考えています。
ちょうど夏休み、時間をとりやすい日々だと思います。関心のある方は、お申し込みください。
 ⇨ office☆tanoken.com(☆を@に) まで

 

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