〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉の隊員から沖縄では見たことのない植物が送られてきました、これです。とても強い香りがあたりにただよっているそうです。
キンモクセイです、これがその花です。キンモクセイといえば芳香剤にも利用される香りです。
ところで、沖縄で普通に見られるけれど県外ではなかなか見られない花・植物があります。逆に県外では見られるのに沖縄では見ることができない花・植物もあります。
① 沖縄では普通に見られるけれど、県外ではなかなか見られない花や木
| 花・木の名前 | どんな植物? | 県外では珍しい理由 |
|---|---|---|
| 1. ガジュマル | 幹や枝から気根が垂れ下がる独特な木。大木になると迫力があります。 | 寒さに弱く、沖縄のように屋外で大きく育った姿は、県外の多くの地域では見られません。 |
| 2. フクギ | 沖縄の古い集落で屋敷を囲むように植えられてきた木。備瀬のフクギ並木が有名です。 | 沖縄の伝統的な集落景観をつくる木で、県外ではこのような並木を見かける機会が少ないです。 |
| 3. デイゴ | 鮮やかな深紅の花を咲かせる木。沖縄県の県花です。 | 暖かい地域で育つ花木で、沖縄のように街路樹や公園で普通に見られる地域は限られます。 |
| 4. アダン | 海岸に生え、パイナップルに似た実をつけます。葉の縁には鋭いトゲがあります。 | 南西諸島などの暖かい海岸に見られる植物で、本州などでは珍しい存在です。 |
| 5. オオハマボウ(ユウナ) | ハイビスカスに似た黄色い花を咲かせる木。花は時間がたつと橙色や赤みを帯びます。 | 沖縄の海岸や川沿いではおなじみですが、県外では自生する地域が限られています。 |
| 6. モモタマナ(コバテイシ) | 枝を横に大きく広げ、傘のような樹形になります。葉が落ちる前に赤く色づくこともあります。 | 熱帯・亜熱帯の海岸などに多い木で、沖縄では公園や街路樹として親しまれています。 |
| 花・木の名前 | 特徴 |
|---|---|
| 7. カンヒザクラ(寒緋桜) | 1〜2月ごろに濃いピンク色の花を咲かせます。県外の一般的な桜よりも早く咲くのが特徴です。 |
| 8. トックリキワタ | 幹が徳利のように膨らみ、秋には鮮やかなピンク色の花を咲かせます。沖縄では街路樹として広く植えられています。 |
| 9. コガネノウゼン(イッペー) | 春先に鮮やかな黄色い花を咲かせます。沖縄市などでは街路樹として親しまれています。 |
| 10. サガリバナ | 夏の夜に甘い香りの花を咲かせ、翌朝には散ってしまいます。沖縄では川沿いや湿地などで見られます。 |
逆に沖縄でみることができない植物もたくさんあります。
② 沖縄ではあまり見られないけれど、県外では普通に見られる花や木
| 花・木の名前 | どんな植物? | 沖縄ではなぜ珍しい? |
|---|---|---|
| 1. ソメイヨシノ | 本州などで春の花見の主役になる桜。 | 花を咲かせるには冬の一定期間の寒さが必要です。沖縄では十分な低温に達しにくく、開花しにくいため、カンヒザクラが桜の主役になっています。 |
| 2. イロハモミジ | 秋に赤や橙色に紅葉する代表的な木。 | 沖縄にもカエデ類はありますが、本州のように広い地域で鮮やかな紅葉を楽しめる景色は一般的ではありません。 |
| 3. ライラック | 紫や白の小さな花が房状に咲き、よい香りがします。 | 涼しい気候を好み、北海道などでは公園や街路樹として親しまれています。沖縄の高温多湿な気候では育てにくい植物です。 |
| 4. スズラン | 小さな白い釣り鐘形の花を咲かせます。 | 北海道などの冷涼な地域でよく知られる花で、沖縄の屋外では一般的ではありません。 |
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場所によって見られる植物に違いがあるのは当たり前じゃないか、といえばその通りです。そういって終わらず、どういう理由で違いが見られるのでしょう?
みなさんはどう思いますか?
「そんなの暑さ寒さのせいだよ、以上!」
という人もいると思います。
それだけでしょうか?
A.I.に整理してもらいましょう。
植物の分布を決める要因はいくつもあります① 気温・暑さ・寒さ寒さに弱いガジュマルは沖縄では屋外で大きく育ちますが、寒い地域では冬越しが難しくなります。反対に、寒さを必要とする植物は沖縄では育ちにくいことがあります。② 水分・湿度
ミズバショウは湿地に生育します。雨が多いか少ないかだけでなく、土壌がどれだけ水を保つか、根が水につかるかなども重要です。③ 土壌・地質
石灰岩質の土壌、火山灰土、砂地など、土の性質によって育ちやすい植物が変わります。沖縄には石灰岩地帯や海岸の砂地など、特徴的な環境があります。④ 風・塩分・台風
海岸の植物には、潮風に含まれる塩分や強風に耐える性質を持つものがあります。沖縄では台風への適応も重要です。⑤ 標高・地形
同じ地域でも、山の上と海岸では気温や水分条件が異なります。県外には沖縄にない高山環境があり、そこでしか育ちにくい植物もあります⑥ 植物の歴史・種子の移動
その土地に植物がたどり着けたかどうかも大切です。海で隔てられた沖縄には、独自の植物相が形成されてきました。気候が似ていても、自然に生えていない植物はあります。
なるほどなるほど。
優等生はここで納得するかもしれません。でも「いろいろあるね」と言われても私のこども心は納得しません。

聞いてみましょう。
A.I.
沖縄と県外で見られる植物が異なる大きな理由は気候の違いであり、その中でも気温、特に冬の寒さが重要な役割を果たしている
ということで、おそらく多くの方たちも考えただろう「暑さ・寒さ」が最も影響している、ということを一周回って確認することができました。
とはいえ湿気とか土壌などの影響もあるということも大切な知識になりました。
〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉のたのしさは、こういう理屈を大切にすることではありません、肌感覚でたのしむことで。
そういう中でも人間はいろいろな興味関心・疑問が出てきます。
そういう時には調べあって、いろいろな人たちに伝えてみてください。
「そんなの考えているのはあなたくらいで、わたしは興味ありません」という人たちもいるかもしれません。
でも〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉のメンバーはきっと「お~、そうなのかぁ、面白い」と伝えてくれる人が多いと思います。
ぜひみなさんの周りでも発見隊員を募集するとよいですよ。
ちなみに、私に報告することは義務ではありません、それぞれで広げていただいて結構です。
野山さんぽをたのしみましょう!
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