春に野草を食べる① 二ガナ・センダングサ・たんぽぽ・オニタビラコ・オオタニワタリ 今回は〈サクラの若葉〉も試してみましょう

〈野草天ぷら〉はキャンプの時には重宝する料理です。日本のいろいろな場所で、最低でも〈ヨモギ〉は比較的簡単に手に入りますから、その場所の植物をあまりよく知らなくても、なんとかなるものです。
 暖かくなった今日この頃、野草もたくさん芽吹いてきたので、久しぶりに、野草の天ぷらをしてみることにしました。
 公園にいくと、食べられる野草が何種類も手に入ります。

 今回のメニューは・・・

 二ガナ。
 そのまま食べるととても苦い植物です。

 

オオタニワタリの新芽。
これはオオタニワタリの大きくなった葉。

 このクルリと巻いているのがオオタニワタリの新芽です。葉っぱの中心のあたりから出てきます。

 

たんぽぽの葉も美味しそうです。

 

オニタビラコ。
七草がゆでは〈ホトケノザ〉と呼ばれている野草です。

 今回は、桜の若葉が気になったので、それも摘んでみました。食材として不向きかもしれませんけど、この若葉色を見ていると〈もしかすると〉という気になります。

 

あっという間に袋いっぱいになりました。

 それらをしっかり洗って軽く水気を切ります。

 わたしには、とても美味しそうに見えますけど、野草天ぷらの経験のない人には、そうは見えないかもしれません。

 サクラの若葉が予想していたより硬いので、筋ばって、あまりおいしくないかもしれません・・・
 しかし何をやるにも〈予想チャレンジ〉です。

 小麦粉を水でといて、油を熱して、天ぷらの準備にかかります。

つづく
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皿回しはたのしい/子ども達にも大人気です まず先生が回してみるとクラスも盛り上がりますよ

 数回前に〈自己紹介で皿回し〉の記事を書きましたが、研究所で皿回しの特訓を受けている先生の写真が出て来ました。黄色い皿を回している先生が特訓を受けています。これまで皿回しなんて頭にもなかったという一人です。でもスタッフの指導を受けているうちに回すことができる様になりました、すばらしい。

 回せるだけでなく、二人で皿をポーンと投げて交換し合う技もできる様になりました。

 学校の先生が皿回しなどできる必要はありません。教科書に出てくるわけではありませんし、できたから優秀な教師だというわけでもありません。

 ところが何しろ、やっていて楽しいのです。

 ところで、今年度から実施される指導要領に「〈主体的・対話的で深い学び〉の視点で授業を改善していくこと」とうたわれたことは画期的なことだと思っています。

 子ども達は大人より楽しさに敏感ですから〈皿回し〉のセットをクラスに置いておくとすぐに手にしてくれます。
 はじめはできなくても、何度かためしているうちに回すことができる様になりますし、それを自然にお互いで教えあい、学びあっていきます。
 まさに〈主体的・対話的な学び〉です。

 では皿回しが〈深い学び〉になるか。

 皿回しがやめられない、というモードに入っていくと自然と〈深い学び〉になっていきます。
 たとえば・・・

 皿を斜めに回すというのは可能なのでしょうか?

 斜めに回すということは、こういうことではありません。これは単に棒を斜めに傾けているだけです。

 

 斜めに皿を回すというのは、こういうことです。棒も皿も斜めになったままです。

 可能かな?

 みなさんはどう思いますか?

 

 Webサイトで皿回しをしている写真を見ると、どの皿回しの皿も〈地面と水平〉に回転していることがわかります。

 

 

 とすると、斜めに回すことは無理なのかもしれません。

みなさんの考えを聞かせてください。

お皿の斜め回しは

 

予想

ア.できる

イ.できない

どうしてそう予想しましたか?

 

 

⬇︎

考え中

⬇︎

考え中

⬇︎

考え中

⬇︎

 

 

 わたしの予想は「斜めに回転させることも可能」です。

 

 どうしてか?

 以前〈地球ゴマ〉の教材を作った時の経験からです。

 物体は回転すると、その回転の状態をそのまま保とう(姿勢をそのまま安定させよう)という力が生じます。それを「ジャイロ効果」といいます。地球ゴマは、そのジャイロ効果をしっかりと見せてくれるおもちゃです。

 これが地球ゴマ。小さな軸の上で斜めになったまま回転しています。

 

 皿回しの皿も、斜めに回転させれば、その状態を保つのではないか、というのが私の予想です。

 しかし広くwebサイトを眺めてみても、斜めに回すことができると書いた記事には行き当たりません。

 実験してみましょう。

 これはわたしが練習しているところです。

 皿はしっかり斜めになって回転しています。

 皿の中心に棒をもっていく時、とても小さなずれや力のかけ方で飛んでいってしまうので、そこがなかなか難しいのですけど、そのうちにできる様になると思います。

  誰か挑戦してみませんか。
 練習していけば、わたしより先にできる様になる人も出るかもしれませんよ。

 

 皿回しを思い切りたのしむ様になると、今まで他の人が思いつかなかった様な実験もできる様になるのです。

 たかが皿回しだと思うかもしれません。
 しかし例えばこういう流れ一つとってみても〈主体的・対話的で深い学び〉になることははっきりしています。

 皿回しを練習したい方は、ワークショップを申し込んでください。30分程度で回すことができる様になると思います。スタッフを講師にすることになるので、費用が派生します。

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アメリカフウロがいっぱい・・・いつアメリカからやってきたのでしょう?

 久しぶりに第一研究所の周りを散策してみると、アメリカフウロがいっぱいありました。

 このとんがったところと、その下の方についている丸いタネ゛ピョンと飛んでいきます。

 去年の5月10日に買いたした〈アメリカフウロのタネ飛ばし〉が好評です。飛ばし方もありますから、ぜひごらんください。

アメリカフウロのとっても楽しい〈タネ飛ばし〉-動画つき-

 そのときに調べて不思議に感じていたことがあります。

 アメリカフウロというからにはアメリカから来たものに違いありません。調べてみると確かにそうです、図鑑には〈北アメリカ原産〉と書かれています。

 沖縄だけでなく、日本全国に広がって、道端で普通に見られる植物の一つです。もちろん人間が植えたり、タネを撒いていったわけではありません。しかし、日本にもともとあったイブキフウロなどよりずっと多く見られる様になりました。

 これがイブキフウロ。

イブキフウロ 伊吹風露

これはヒメフウロ。

 

ヒメフウロ

ヒメフウロのしべ

これがアメリカフウロ。

 

アメリカフウロ

花の広がり、厚み、葉の形状、シベの様子など、いろいろな違いがあります。

 日本にもともとあったフウロ草たちより、ずっと広域に生育して、圧倒的な数になったのがアメリカフウロです。

 では、アメリカフウロがこれだけ全国各地に広がるまでに、どのくらいの時間(年月)がかかったのでしょう。
 みなさんはどう思いますか?

 今の所まだ研究途中ですけど、まず予想してみてください。

アメリカフウロが日本にやってきたのは、いつごろのことでしょう。日本に持ち込まれてからどのくらいたつと、日本全国に広がるくらい増えていくのでしょうか?
予想してみてください。

 ア.10年くらい前

 イ.50年くらい前

 ウ.100年くらい前

 エ.200年くらいまえ

 オ.その他

 

 これまで調べた限りでは
「戦後、アメリカから牧草(動物に与えるための植物)が運び込まれたとき、その中にアメリカフウロやタネが混ざっていて広がっていった」
ということです。

 とすると終戦後、つまり1945年以降のことになります。

 アメリカフウロは最近有名になったわけではなく、野草の植物図鑑なら大抵のっています。15年ほど前に執筆された〈伊波善勇〉先生の「石川市の植物」にももちろん載っています。つまり遅くとも50年くらいではすでに全国に広がった植物だと言えるのではないかと考えています。

 世界的な植物学者である牧野富太郎(まきの とみたろう、1862年5月22日~1957年1月18日)の本に〈イブキフウロ〉が紹介されています。しかし私が調べた限りでは〈アメリカフウロ〉については言及されていません。
 牧野富太郎は、終戦後12年生きていました。
 これは10年そこらでは、牧野の目にとまるほどの広がりはなかったのだろうという尺度の一つになるのではないかと考えています。

牧野富太郎

牧野富太郎

 いつか時間ができたら、大学の図書館にこもって、調べてみたいことの一つです。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉を応援することができます !

 

 

 

たのしい絵画ワークショップ〈おいしそうなバナナ〉

 今週は〈たのしい絵画ワークショップ〉が開催されました。

 たのしい芸術担当 小禄さんの丁寧な指導の中で、2時間の心地よい時間が流れていきました。

 

 その中でいくつかの作品が誕生しました。

 その一つがバナナ。

 傍で眺めていると、絵の方が美味しそうで、香りまで漂ってくる感じがしました。

 

 描いたのはNさん。

 絵を学ぶのは初めてです、といっていたNさんもすでに受講三回目。毎回みずみずしい作品が生まれています。

 

 コーヒーにぴったりの差し入れもありました。

 これです。

 今度の絵画の題材によいかもしれません。

 ただし、学校で子どもたちに描いてもらうのは難しいですね、がまんできないから。

 読者のみなさんの中から「日曜日に開催してもらえないか」という要望も届いています。いつか小禄さんの時間が調整できたら、スペシャルで日曜日コースを開くことができるかもしれません。気を長くしてお待ちください。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉を応援することができます !