おすすめ絵本『ぐりとぐら』なかがわりえこ (福音館書店)

guritogura今日は『ぐりとぐら』 なかがわりえこ (福音館書店)を紹介します。

「ぼくらのなまえはぐりとぐら…おりょうりすることたべること…♪」と
つい口づさんでしまう、おいしそうな絵本です。

1967年に初版が出ていて、親子、孫まで一緒に楽しんでいる方も
いるようですから知っている方は多いことでしょう。

「食欲の秋におすすめの絵本だよね」と知人と話していたので
久々にページを開いてみました。

のねずみのぐりとぐらは森で大きな卵を見つけて、
ふんわりとおいしそうなカステラを焼くんです。
しかもとっても大きい。

森の動物たちもうれしそうに食べているので
こちらまで幸せな気持ちになってしまいます。
という事で、私もカステラを焼きたくなって作りました。

オーブンからカステラの焼ける香りがしてきます。
もう少しで焼けます。
わくわく。

s-guritogura2(写真は泡立器で卵がふわふわになったところ)
カステラを片手に子どもたちと絵本をたのしむのもいいですね。
( by hina )

いっきゅうハカセのたのしいサイエンス

今日は、朝早くから研究所を出発し、授業にでかけました!
研究所のメンバー総動員での授業はひさしぶりなので、わくわくと少しの緊張もあり、いっきゅうハカセを筆頭に、メンバー全員でとても良い雰囲気で授業に挑みました。IMG_9408 今日のメニューは
1年生から3年生までが ガリレオ V.S アリスト・テレス「落ちる科学」
4年生から6年生までが 人間は素晴らしきチャレンジャー「宇宙へ」
でした。

いっきゅうハカセは
「予想をもって問いかけることが最も大切です」
ということを実験を通しながらたのしく授業していました。

子ども達も盛り上がりましたが、先生方や、市の教育委員会の方達もとても盛り上がってくれていました。

 

「みんな集まってー!」というと、ワーッと集まって、この表情です。

IMG_9371ひらりんを飛ばすコツをいっきゅうハカセに教えてもらって一生懸命です。今回は巨大ひらりんも飛びましたよ。

そして、ブーメランです。あちこちでそれぞれの飛ばします。
私は猛特訓して、ようやく回転も戻りも「まぁまぁかな!」とのメンバーの評価なのですが、子どもたちは簡単に上手に飛ばしていました。IMG_9436

もうこんな夢中です^^IMG_9411今日もとってもたのしい授業でした。

(AZU記)

おすすめ絵本『からすのおかしやさん』かこさとし(偕成社)他3冊

からすのおかしやさん今日は『からすのおかしやさん』他3冊 かこさとし(偕成社)を紹介します。
何を食べてもおいしい季節、食べ物絵本といえば
「からすのパンやさん」がだいすきです。

40年ぶりに、そのつづきのおはなしが去年4 冊の絵本で登場しました。
チョコちゃん、リンゴちゃん、レモンちゃん、
オモチちゃんの4羽がりっぱに大きくなって、
それぞれのたべものやさんを開くまでのお話です。

「からすのおかしやさん」は、
一番上のにいさん「チョコくん」のおはなしです。
(大きくなったかでしょう、
名前もチョコちゃんからチョコくんにかわっています)。

ある日、4羽のからすはお父さんとお母さんに留守番を頼まれました。
チョコくんは、はりきって、クッキーやビスケットまで焼きます。
そこへ、ミミちゃんがやってきてクッキーの味見をしたけど…

お菓子づくりが大好きなミミちゃんが、
おいしい作り方を教えてくれることになりました。
クッキーだけでなくケーキも和菓子もいろいろね。

見てるだけであれもこれも食べたくなり、
おかしの焼けるいい香りがしてくるような、
秋にピッタの1さつです。

いずみがもりで大評判のおかしやさんができ、
ラストのチョコくんとミミちゃんもかわいいです。
子どもたちもおいしそうなお菓子を見て、
「たべたーい」とニコニコ笑顔になっていました。

「からすのやおやさん」、「からすのそばやさん」、
からすのてんぷらやさん」もたのしいですよ。
( by hina )

 

教員試験 講座「ドルトン・プラン/ドルトンプラン」と「ウィネトカ・プラン/ウィネトカプラン」たのしい教育研究所

たのしい教育に意義を感じて教師を目指す方達がいます。
ぜひその夢を実現させていただきたいと思っています。

教員試験の問題を「いわゆる知識」「テストに出るから覚えておきましょう」的なものではなく、たとえば教育史や心理学で出てくる人物について
「この人物のこういうところが魅力的だと思うんだよ」
というような学び方ができたらしめたものです。

スクリーンショット 2014-10-27 19.57.42

 

「ドルトン・プラン」と「ウィネトカ・プラン」について書かせてもらいます。
ドルトン・プランといえば「ヘレン・パーカスト」
ウィネトカ・プランといば?・・・


「カールトン・ウォッシュバーン」です。

ではこの二人の「性別」と「どちらのプランが早い年代に実施されたのか」予想してください。

 

内容を含めて書いてみます。
①<ウィネトカ・プラン>
1919年、ウィネトカの教育長ウォッシュバーン(男性)がジョン・デューイの著作から触発されて創案し、管下の小学校、ジュニアハイスクールで実施した個別教授法。
「共通基礎教科」と「創造的活動」の両方で構成させている。
「共通基礎教科」では能力に応じて学習速度を個別化し、「創造的活動」は集団活動を中心に進める。
「共通基礎教科」は、生徒たちに教科内容の学習と習得を求めたが、「創造的活動」では、生徒たちにそれぞれ異なった関心の度合いでの取り組みが許容され、厳密な達成目標も到達度目標も設定されなかった。
この教育プランは、アメリカ国内を問わず世界的に広まり、カリキュラム設定の焦点を再考する切っ掛けとなったことで知られている。

②<ドルトン・プラン>
1920年にヘレン・パーカースト(女性)が試みた新しい教育方式。
一斉授業を廃して生徒各自に学習目標を定めさせて個別学習を進めてゆく教育方法です。生徒は、1ヵ月間にどの科目をどこまで学習を進めるかという計画を立てる。
国語、算数、理科、社会それぞれの教科ごとに箱に分けられ、学習問題に対する答えや教師への質問を記入するカードが用意されている。生徒は毎日、学習の進行に合わせて、自分で該当するカードを取り出して自習する。教師に提出して合格するとポイントがもらえる。ポイントはクレジット (Credit) と呼ばれ、教室の後ろの壁に貼ってある

 

学習進度表 (Room Graph) の自分の升目をポイントごとに指定された色で塗りつぶしていく。教師はそれを見て、だれが順調に学習を進めているかすぐに見て判断できる。学習は個別化され、それぞれの能力や資質に応じてデザインすることができる。現在では多くの国々の初等教育でアレンジされながら普及している。

どちらもほぼ同時期にスタートした教育的実験です。
よく読むとわかるのですけど、それらは失敗というわけではなく、今の教育に明らかに継承されています。

その人物の顔と一緒にイメージできることです。
単なる知識ではなく、血が通った社会実験として伝えることです。
エレン・ケイとウォシュバーンの顔を、私がまとめた資料の切り抜きからのせます。

誰が何をやったのか考えながらじ〜っと見つめてくださいね。
スクリーンショット 2014-10-27 19.57.53 スクリーンショット 2014-10-27 19.58.01

ウィネトカ・プラン資料

ドルトン・プラン資料

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