沖縄の超早咲き桜のピーク/花さんぽのすすめ

 沖縄のいろいろな処で桜の超早咲きが見られる日々もそろそろピークの様です。研究所のウェルカム担当ア~ルと毎日散歩しながら見ているとそれがわかります。車を走らせながら見る桜たちも似た様子ですから、間違いないでしょう。いずれにしても三ヶ月後、二月に入った頃にまた綺麗な花を見せてくれるでしょう。

 今の頃の桜の様子をおとどけします。
 一本の樹に少なくとも三、四輪のきれいな花をつけています。

 もちろんア~ルは花には興味がなく、草むらの虫達と遊んでいます。

      研究所に戻ると、わたしのパソコンのディスプレイの下に頭を突っ込んで、何やら遊んでいたかと思うと、そのまま寝てしまいました。
 実にわかりやすい活動スタイルです。

 季節外れの桜の開花について「きっと、最近2度訪れた強い台風のせいだろう」と書いたのですけど、調べているうちにこういうことがわかりました。

 桜は本来、夏の間に〈翌春の花芽〉を作ってから休眠に入ります。

 このとき、花芽には、葉で作られる「休眠(成長抑制)ホルモン」によって、咲くことを「待て」の状態にされているのです。

 葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎える、というサイクルです。

 ところが、夏に何らかの原因で葉が落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられる休眠ホルモンが十分に届かなくなってしまいます。

 そして、夏の終わりを告げる涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いしてしまうのです。すると、開花までのサイクルが早まり、秋に花を咲かせてしまうことがあるのです。

 

https://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20121016/137325/

 桜はすでに2月初旬に開く花の芽を作っているのです。
 葉の抑制ホルモンでその開花が抑えられている中、今回の台風で葉がかなり落ち、その後、天気の良い日々が続いて〈春だ〉と感じたのですね。

 毎日植物を見ていると、その生物としての不思議さを実感します。そしてより親しみを感じます。
 秋になり、蚊もほとんど見なくなりました。
 花さんぽ、みなさんもたのしんでみませんか。

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人生は自由研究/コンビニのコーヒーの量 マチカフェ(ローソン)のカップとマグカップの容量/判断停止の怖さと予想チャレンジの重要性

 人生は誰かに描かれたスケッチをたどるものではなく、自分自身の〈自由研究〉だからたのしいのです。その日々の多くは〈小さな自由研究〉の連続で成り立っています。時に〈大きな自由研究〉につながることもありますけど、相変わらず〈日々は些細な自由研究〉の連続なのです。そのことを意識していると、いろいろなたのしみにを発見することができると思います。

 今回は好評の〈日常の自由研究〉です。

 日常には「あれは一体どうなんだろう?」と思いながら過ぎていくものがたくさんあります。どうでもよいことの様ですけど、それが頭に残っているということは、きっと心の奥底で気になり続けているからでしょう。

 今回は私いっきゅうが気になっていた一つ〈コンビニのコーヒーカップの容量〉についての自由研究をお届けします。
 こういう研究がいったい何の役に立つのか、そういうことにも触れていけたらと思っています。

 これはコンビニのコーヒーの中で気に入り〈ローソンのMachi-cafe〉で〈カフェラテ大サイズ〉を頼んだ時のカップ。研究所を立ち上げた頃、離島に授業に行っての戻りに、帰りのローソンでこのラテで乾杯して以来のお気に入りです。

 以前から「このカップって、自分で使っているものと比べてどれくらいの量なんだろう」と気になっていました。カップに何mlと表示されているわけでもありませんし、日頃自分で使っているカップが何mlなのかもわかりませんから謎のままです。

 みなさんは、コンビニのコーヒーカップの大きいサイズの容量はどの程度だと思いますか?
〈コンビニによって違う〉という様に思考停止せずに、一緒に予想してみましょう。

 比較するものがないと予想するのは難しいので、わたしの気に入りのマグと比べてみます。
 これはわたしがいつも使っているマグ(大きいサイズのカップ)です。ニューヨークに行った時にウォール街近くのスターバックスで購入したお気に入りのカップです。

 このマグの大きさはどの程度か、喫茶店などで使う普通のサイズのコーヒーカップと比較してみましょう。研究所のウェルカム担当、ア~ルはわたしが何か実験をすると、かなりず「今度は何やってるわけ」と参加しますから気にしないでください。

 横から見るとこんな感じです。

 普通のカップに水を満たしてマグに移すと約3回でこの程度、4回入れるとあふれてしまう感じです。

 つまり私がマグで一杯のコーヒーを飲むと、普通の喫茶店のコーヒーの三倍分は飲んでいる計算になります。

 このマグとローソンのマチカフェのカップとを比べてみましょう。
高さ的にはほぼ同じくらいです。
 口の方は同じくらいの広さがありますけど、底の方はけっこうスリムです。

  では予想してみましょう。

 マグに入れるコーヒーの量を水で代替えして、マチカフェのカップに移していきます。十分入るのでしょうか、溢れるのでしょうか?

 

質問

いつものマグとコンビニ(ローソン)の大カップとは

 

予想

 ア.マチカフェのカップの中の量が多い(マグから移した水はマチカフェに十分おさまる)
 イ.マグの量が多い(マチカフェカップから水が溢れ出てしまう)
 ウ.マチカフェのカップもマグもほぼ同じくらい

 どうしてそう予想しましたか? 

 

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予想してからね

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実験してみましょう。

 まずいつものコーヒーの量の水をマグに入れます。

それを丁寧にマチカフェカップに移してみましょう。

 溢れるのかな・・・

   じゅうぶんおさまるのかな?

 こうなりました。
 ほぼ満タンです。

 マグの方が多く入るとはいえ、かなりの違いというより〈まあまあ違うけれど、だいたいマグと同じくらいの量はある〉と言ってよいでしょう。

 マチカフェの大カップは、喫茶店タイプのカップの三杯近くはあると思ってよいでしょう。

 ということで、今朝はマチカフェのカップでコーヒーを味わっています。

       

 いったい、こういう小さな実験にどういう意味があるのでしょう?

 機能的にどういうものごとを生み出してくれるのか、それはわかりません。

 わかりませんけど、ぜんぜん無駄な知識・情報だということではないでしょう。

 小さなことではあっても、ずっと以前からの謎が解けた快感があります。
 この快感はつまり〈たのしさ〉です。

 人間のDNAの中に刻まれた快感・たのしさが意味のないわけがありません。

 こういう小さな謎を解いていきながら蓄積された知識・情報は、いつか生きて働くものとなる可能性が高いでしょう。
 それは「試験に出るから覚えておきなさい」式で頭に入っている知識・情報とは比較にならないほど力を持っていると思います。

 それよりも何よりも、自分の〈問題意識を放っておかない〉〈判断停止にする習慣をつくらない〉という意味では、とても重大な意義があると思います。

 そもそも私たち人類が社会をこれだけ進歩させることができる様になった重要な一つは「問題意識をそのまま放っておかない・思考停止にしない」ということです。

 つまり人間の暮らしをより豊かにしていくのは〈しかたないよね〉と思考停止せずに〈何かたのしい工夫ができないだろうか〉と考えていくこと、予想チャレンジしていくことです。

 そのスタイルを自分のものにするためにも、日常の小さなものごとをそのままにせずに、予想を立てて確かめてみることをルーティーンにしていくことが大切です。

 みなさんの〈日常のささいなこと〉の何かが解決ついたら、ぜひ教えてくださいね。

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アウトドアでとっても重宝〈ニンニク味噌〉

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )に勢いのよいニンニクが届いたので、アウト・ドアで重宝する〈ニンニク味噌〉を作ってみました。


 作るのは難しくありません。
 食材も特に決まりはなく、〈味噌〉と〈ニンニク〉をベースにして、キッチンにあるものを混ぜて作っていきます。

 これは作りたての〈ニンニク味噌〉です。

 

トリ肉(ボイル済)やサラミソーセージも入れました。

 他にもニラやゴマ油、ナッツを入れてみました。

 食材を小切りにしてビニール袋に入れてまぜていくだけなので、作るのはとてもカンタン。

 一週間くらい寝かせると味噌で熟成されていくのでニンニクもまろやかになっていきます。
 でも作りたてでも美味しいですよ。

 ご飯にのせたり、椀にスプーン一杯ほど入れてお湯をそそげば、そのまま味噌汁になります。

 美味しいものづくりも〈予想チャレンジ〉、いろいろな人に味わってもらって評価が高ければメルマガに詳しく書こうと思っています。詳しく書くといっても、この写真を参考にして自分オリジナルで作ってみるとどうでしょうか。

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たのしい教育メールマガジン 快進中/第326号

 たのしい教育研究所の設立とほぼ時期を同じくしてスタートした〈たのしい教育メールマガジン〉は今回の最新号で326号を数えます。一度も休む来なく続けているのは、読者の皆さんから届く反響、応援のおかげです。
 公式サイトで軽く触れるメルマガの内容紹介は、サイトの読者の皆さんに好評です。紹介後「〈たのしい教育〉で何が話題になっているかを概観できることが刺激になる」という趣旨のメールがいくつも届きます。

 今回もメルマガの内容の紹介をさせていただきます。

 今回の〈Let's Enjoy the たのしい教育〉はいろいろな方たちが授業にかけていて、しかもいろいろなバージョンがある「爆発」の初期バージョンを打ち直して紹介しています。

 家庭科などでも利用できるプランです。
 カタクリ粉に火をつける実験からはじまってアルコールにすすんでいく、エキサイティングな実験授業です。

  映画好きの私が毎週観ている作品の中からオススメの一作を紹介している
〈Let's Enjoy the Movies〉でとりあげたのは「クワイエット・プレイス」。
 怖いものが苦手ではないという方は観て損はありません。
 何しろ「音を立てたら何者かに食べられてしまう」というわけですから、映画館で誰かが立てる物音にもびっくりしてしまうくらいです。
 くまのプーさんとクリストファー・ロビンのその後、〈プーと大人になった僕〉にも触れた内容になっています。

 

 第三章の〈たのしい教育の発想法・思想・哲学〉では、このサイトで紹介したノヴァ・ハラリの「ホモ・ゼウス」の内容を詳しく紹介しています。
 特に反響も多いので、次号もおそらくハラリの著書から紹介しようと考えているところです。

 ハラリはこれまで人類が克服すべき課題であった三つ〈飢餓・暴力・感染症〉をそれぞれ取り上げて、過去から現在、それらがどのように変遷して行ったかを説得力ある数字とユーモアある文体で綴ってくれています。

 たとえば一時〈その高い感染率と治癒の難しさによって人類は滅びる〉とか〈神の罰である〉というように言われていたエイズを例にしながら、彼はこう書いています。

エイズは恐ろしいほどの数の犠牲者を出してきたし、マラリアのような昔からの感染症で毎年何百万もの人が命を落とすものの、過去数千年間と比べれば、感染症は今日、人間の健康にとってはなはだ小さな脅威でしかない。

 大半の人は、癌や心臓病といった非感染性の疾患、あるいはたんに老衰で亡くなる。ちなみに、癌と心臓病はもちろん新しい疾患ではなく、太古までさかのぼることができる病だ。とはいえ、近代以前はこれらの疾患で亡くなるほど長生きする人は比較的少なかった。

ホモ・デウス 22p

 興味のある方は、ぜひ〈ホモ・ゼウス〉を手にしてみてください。

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