たのしい教育研究所で特訓を受け教員として本採用される方達もたくさん出て来ましたが、ゆっくりと管理職試験の合格を勝ち取った方達も出て来ています。まだ多数の方たちにコーチするほどのゆとりはありませんが、個別の面接指導や論文指導は実施していますので、たのしい学校づくりをテーマにして管理職を目指している方はご相談ください。力添えできるとおもいます。
さて最近のこと、校長試験の論文のテーマとして出題し添削したところ「こういう視点はありませんでした。とても勉強になりました」という評価・感想がありましたので、今回はそれに触れて書かせていただきます。 まず管理職試験特訓の中で、ある県で実際に出題されたテーマで書いていただきました。こういう内容です。
論文テーマ
「あなたは学校を運営するにあたって、校長としてどのようにリーダーシップを発揮していくか、具体的にのべなさい」
提出された論文は具体的にまとめられ、読みやすい内容でしたが、たのしい教育研究所の論文特訓は「多くの人が書きそうなことを書いても王手にならない」ということ、そして採点する方達が「他の人を置いても、この人物に学校運営を任せたい」と思ってくれるかどうかを基準にします。
まずリーダーシップの辞書的な意味はこうです。
本県の教育課題の解決に向けて、具体的にどのようにリーダーシップを発揮するか、どんどん書くことが出てきます。提出させれた論文にも、それらがいくつも記載されていましたから、合格線上にはあるでしょう。それらに「⭕️」印をつけつつ、後半に加えたいこととしてこういう趣旨のメモを記しました。
「リーダーシップを発揮する、という視点で見た時、たとえば〈こういうリーダーの元では働きたくない〉と職員が感じたら、それはリーダーシップを発揮していることになるでしょうか?
あなたの元で教育課題に取り組んでいけることを、職員が〈喜び〉として受け止めてもらえるとしたら、それは大いなるリーダーシップとなるのではないでしょうか。リーダーシップを技巧的に捉え、いかに統率するか、という視点で見ていくことも大事かもしれません。しかしそれに勝るとも劣らないことは、魅力あるリーダーとなるために自分を高めていくことだと思います」
特訓を受けた方は、文章力も磨かれてきたので、この調子でいけば、きっと合格を勝ち取ることでしょう。
教育の未来は、明るくたのしい世界であってほしいと思う日々です。
ますます元気なたのしい教育研究所です。
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