たのしい教育の発想法 「運のよい人・わるい人」① 

研究所にはいろいろな考え方の人たちがやってきます。
そういう人たちとの会話の中で時々
「運がよい・わるい」
という言葉が出てくることがあります。
わたしの考える「運のよし悪し」について、ある人たちに語った時、とても感心してくれたので、このサイトにUPさせていただきます。長くなるかと思うので二回か三回に分けて書きます。

「私は運がいい」とか「運が悪かった」という話は普段よく耳にします。

スクリーンショット 2015-01-07 19.46.17 そういう「運のよし悪し」が本当にあるのでしょうか。
あるとしたら、それはどういうことを意味するのか、について考えてみたいのです。

まず、どういう時に人は「運がいい」と感じるのか考えてみたいと思います。
典型的な例では「宝くじ」など、抽選に当たった時でしょう。
「どうかな」と思いながら入ったら、そこが「美味しいレストラン」だったという様な時にも「運がよかったね」というかもしれません。

かつてわたしがアラスカでキャンプをしていた時、毎日というほどオーロラが出ていました。
これも運がよい、という表現をする人もいるかもしれません。
試験に受かって「運が良かった」という言葉を耳にすることもあります。

そういえば、最近「向こうの宝くじの売り場は当選者がたくさん出ているから、そこで買おう! 」といっていた人がいました。

それも、ある人たちがすると「運の良い売り場」ということになるかと思います。

そのほかにもいろいろあることでしょう。

さて、本当にそういう「運の良さ」ということが存在するのでしょうか。

みなさんはどう思いますか?

「運のいい人」は存在するのでしょうか。
「運の良い売り場」とか、「◯月生まれの人は運がよい」という様なことも本当にあるのでしょうか。

みなさんはどう思いますか?

考えてみていただけますか。

みなさんが考えた頃、また次の項をアップします。

 

たのしい教育、たのしい発想、たのしい人生がテーマのたのしい教育研究所です

たのしい教育Cafe 8月は宮古島で開催!

たのしい教育Cafe8月の案内です。

たのしい教育Cafeの8月はスペシャルで、宮古島で開催します。
宮古島のみなさんで参加ご希望の方は連絡をください。

たのしい教育を体験しながら「子ども達とこれもやってみたい、あれもやってみたい」と思うことがいっぱいで、毎回「あっ」という間の3時間ですが、次回は夏のスペシャルですので、時間を延長して開催します。

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教材の準備がありますので、参加には申し込みが「必需」です。

初参加の方は、お名前(よみ方も)・所属(お仕事/教員志望の学生も可)・年齢・連絡先(電話番号)を記入して

office⭐︎tanoken.com (⭐︎を@に変換) にメールしてください。

先着10名程度です。

日時 2015年8月22日(土)第一部18:30〜21:00 第二部21:30〜 夜中まで 

参加費 1000円 + 材料費500円程度 + おつまみ代1000円程度

内容
毎回 たのしい読み語り/ものづくり/授業プラン/たのしい教育の見方・考え方などをテーマにたのしんでいます。

 

進化のダイナミズム

ダーウィンが提唱した頃と違って、進化は科学上の事実であり、いろいろな研究が進むとともに、進化の揺るがしがたい証拠がどんどんあがっています。
進化は事実ではあっても、哺乳類の祖先が、恐竜時代に生きながらえたネズミに似た生き物にいきつくことは、感覚的に納得しがたいものがあります。
しかし納得しがたいからといってそれが間違っているとはいえません。
人間の感覚というのは、えてして間違うものなのです。
だって、誰がどう眺めても、この地球が動いているなんて感覚的にはなっとくできないでしょう。
どう見ても太陽が地球の周りを回っている様にしかみえないじゃないですか。

ですから納得しがたいものであっても、これだけ証拠が連なる進化という事実は否定できないのです。

とはいいつつも、何かこども達が感覚的に納得できる例が見つからないだろうか、と探している時に、獣医さんのところにはられたポスターが目につきました。

オオカミからいろいろな種類の犬が分かれてきた図です。

これが使えないかと思ってこども達に投げ出すと、かなりいい評価でした。
わずか数千年の歴史の中で、これだけたくさんの種類の犬が生まれてきたのです。
チワワとセントバーナードが同じ種だなんて、驚きですけど、同じ犬族なのです。
そして、それをこども達は違和感なく受け入れてくれました。
試してみたいかたは、ぜひどうぞ。
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ダイズの力/自由研究こそホンモノの研究シリーズ

今回は、教師をしていた頃の様子をお届けします。
予想をたてて実験するスタイルの授業が主でしたので、数々の実験を子ども達と一緒にたのしんでいました。

たくさんの授業の中には一時間では収まらない実験もたくさんあります。
今回はその一つを紹介します。
仮説実験授業「ダイズと豆の木」の中に

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昔の科学実験の本の中には,「ガラス瓶(びん)の中に乾いた豆と水を入れて瓶にフタをしておくと,ガラス瓶がこわれてしまう」と書いたものがあります。
そこで,実際にやってみたところ,何度やってもガラス瓶がこわれるところまではいきませんでした。
大豆は水をすってパンパンに張って,豆の間にあったすき間は完全になくなります。
豆どうしがつぶれ合ったりするのですが,ガラス瓶はこわれないのです。

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というお話があります。
昔と違ってビンがとても強く上質になってきたのです。

ところが、理科の実験で使うフラスコにダイズを入れて水を中に満たしておくと、数時間でこうなります。

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 理科の時間内で見せてあげることはできませんが、危なくないように水槽に入れてみせてあげると、みんなとてもびっくりします。

たくさんの人たちの夢と希望と元気を育てる「たのしい教育研究所」です
授業・講座の問い合わせは ⇨ office⭐︎tanoken.com (⭐︎を@へ)