今回の出張で入手したものはたくさんあります。
まずその中で
「デザート・ローズ」= Desert Rose = 砂漠(さばく)のバラ
を紹介します。
「バラのデザート」という食べものではなく、この場合のデザートは砂漠を意味するDesert です。
わたしは大の「石好き」で「石コレクター」です。「パワーストーン」とかいうものの力を一切信じていませんが、ストーンそのものは大好きです。
ずいぶん前に名護市の小さな小学校で勤めていた時に、今でも忘れない「久志(くし)くん」という元気で賢い男の子の担任をしていました。
その子のお父さんは土木の専門家で、以前、サハラ砂漠で建設の仕事をしていたという人物です。私が石好きだということを 久志くんが父親に伝え、そのお父さんからプレゼントしてもらったのが「デザート・ローズ」でした。
砂漠の砂が結晶化してバラの様な形になっているのです。
ところがその大切な石が、転勤作業の中で、失われてしまったのです・・・
わたしの荷物はとてもたくさんあって、学校を引っ越す時に、たくさんの子ども達や先生方が手伝ってくれます。
作業の時には大抵
「これは次の学校に持って行く」
「これはごみ捨て場に捨ててね」
「これは備品室に持って行ってね」
「これはもらってよいです」
という様に、幾つかのグループに分けて、何百もの箱にいろいろなものを詰め込んでおいておくのですけど、そういう作業をいろいろな学校で繰り返しているうちに、大切なデザート・ローズが迷子になってしまったのです。
全てわたしの責任・・・(・ω・
今回の出張で、偶然、デザート・ローズを見つけました。
久志くんのお父さんからもらったものと葉の部分の鋭さが弱いのと、大きさ的にずいぶん小さいのですけど、それでもまた手にすることができました。
これです。
全長5cm程度。
ご希望の方は、研究所でご覧ください。
どうして砂漠の砂で、こういうものができるのでしょう?
興味のある方はぜひ自分で調べてみてくださいね。
たのしいものがいっぱいの「たのしい教育研究所」です。