最新メルマガから/ビル・ゲイツ&ジャレッド・ダイヤモンド&ユヴァル・ノア・ハラリ

 最近はコロナに関連して「一方向からの報道ばかり目にする中、たのしい教育メールマガジンで元気に前を向いて歩いています」という様な便りも増えてきました。嬉しいことです。
 そういう声にお応えして、メルマガの章のどこかには必然的にコロナに関連することを書いています。

 最新号のメルマガのメニューをご覧ください。

 

最終章の〈発想法の章〉から少し紹介しましょう。

 かねてから〈コロナの人体ダメージより、コロナの騒ぎが巻き起こす社会的、経済的なダメージが心配される〉と語ってきましたが、すでにいろいろな災いを引き起こしています。
 旅行関係だけではなく、塾やスポーツクラブなどにもすでに影響が出始めている様です。

 そんな中、ある公園で、人が集まっては困ると〈咲き誇る花たちが刈り取られた〉という話を耳にしました。
〈フェイク/偽物、いかさま〉だと思っていたら、それが本当のことだと知りってとても驚きました。

 先週紹介した「甘くないアップルパイを食べて味覚障害だと勘違いし、コロナに感染したと慌てた」という人の話は、笑いで済ませることができるかもしれません、しかしこれは笑えない。

「子どもが木登りして落ちて病院に担ぎ込まれたという話があるから、うちの公園の名物の木を切り倒そう」という発想です。

 もしそういう懸念があったにしても、たのしい選択肢はいくらでもあったはずです。

 公園は部分クローズや全体クローズも可能です。
 それと並行して開花状況をライブ配信するとか、「コロナ騒動の中でも明るく元気に咲いた○○の花びらの写真と花粉の実物」を希望者に有料で送るとか、植物の油分を含ませた香りのパックを送るとか、たくさんの花たちが咲いたままでもできる手はいくらでもあったはずです。
 そうすると、今回のコロナ騒動で職を失った人たちが自宅でできる仕事もできることになります。
 地方公共団体が直接お金のやりとりをしなくても、植物保護などをしているNPOなどに委託することは可能です。

 このニュースは感覚のリトマス試験紙になる気がしています。公園の花を伐採したというニュースを〈心動かされず聴く〉ことができたとしたら、それは感覚がヘンになりはじめたサインなのかもしれないと感じるのですけど、どうでしょうか。

 連日マスコミから流れる「大変だ騒動」が続くので常軌を逸した思考をする人たちはもっとたくさん出てくるのでしょう。
 最近のテレビ番組で、海岸で釣りをしている人たちをヘリから映して「自粛の中、こんなことをしている人たちがいる」と報じていました。
 どう見ても一人ひとり10~20mの距離があります、海風の中で過ごすことは自宅にいるより安全でしょう。
 その論調で言えば、ヘリの狭い空間の中でスタッフやパイロットたちと一緒にいる方がよほど危険です。

 いずれにしても、この混乱はいずれ収まります。
 今まで〈落ちついて正しく見ること〉の重要性、つまり〈個人の認識〉の問題を取り上げてきましたが、今回は〈世界的な視野〉で今回のコロナ騒動後のことを学んでいきたいと思います。

 私は今回のコロナ騒動では、歴史を紐解いて未来を予測する力があると感じている三人に注目していました。
 ウィンドウズの元CEOビル・ゲイツ(下左)、ペストや天然痘などの病原菌が人類の歴史を左右してきたことを解き明かした世界的ベストセラー「銃・病原菌・鉄」の著者、ジャレド・ダイアモンド(下中)、そしてこの章で何度かとりあげた〈ホモ・ゼウス〉〈サピエンス全史〉〈21レッスンズ〉の著書ユヴァル・ノア・ハラリ(下右)です。

 ゲイツは卓越した実践家でした。
 1年以内にワクチンを開発する、という目標に向けてかなりの資金をしています。
 ジャレッド・ダイアモンドの発言は、会員制のサイトの中での発言が多く、一般庶民に向けた発言はほとんどみつかりません。
 何となく見つかる発言は、グローバル化したことが問題なのだという様にしか読み取れないものばかりです、それは私の情報収集力が少ないせい、勘違いであることを願っています。
 ハラリはさすがでした。
 今回のコロナ騒ぎで「人間の自由の制限は止むを得ない」という論調に進むことに警告を発し、具体的な提案をしてくれています。
 少し書き出してみましょう。

ハラリ
 私たちのプライバシーをめぐって激しい戦いが繰り広げられている。
 新型コロナウイルス危機は、この戦いの転機になるかもしれない。人はプライバシーと健康のどちらを選ぶかと言われたなら、たいてい健康を選ぶからだ。
 だが、プライバシーと健康のどちらを選ぶかを問うことが、じつは問題の根源になっている。
 なぜなら選択の設定を誤っているからだ。
 私たちは、プライバシーと健康の両方を享受できるし、また、享受できてしかるべきなのだ。

2020年3月20日ファイナンシャル・タイムズ紙

さすがです。

ここまでにしておきましょう。

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保護者の方からの嬉しいたより/貴重なデータ復活

 忙しい中だからか、いろいろな作業も同時並行で進めています。20年も前のデータCDが何枚も見つかって、windowsのパソコンを利用するとうまく取り込むことができました。。
 中からプレゼントに添えられていたメモ書きのデータが出てきました。

 自分の子どもが楽しく過ごした、ということではなく〈子ども達が毎日たのしく充実した一年を〉と書いてくれたことに、嬉しさがさらに重なっています。

 Tくんは今頃、どこでどうしているのだろう・・・

 そんなことを考えながら、たのしかった日々のことを思い出しています。といっても、今はとても快適です。たのしい教育研究所(RIDE)を設立していなかったらと思うとゾッとします。

 このデータをきっかけに、最新号のメルマガの〈授業の章〉は「スキャンによるデジタルデータ化のすすめ」として、いろいろな紙データをデジタル化する作業を紹介することにしました。

 たのしい教育研究所(RIDE)はその点でとてもすすんでするのですけど、まずは初めての人たちがどの様にデータを整理していけばよいかという視点で書き始めています。

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教員試験出題予想テキストづくり始まる

 以前から考え続けていた教員試験の予想テキストづくりをはじめています。私いっきゅうの指導は独自で開発した方法が多く、それだけでも効果がかなり上がっていますが、テキストは市販のものを利用していました。同じものを二冊買ってもらい、一冊は解くもの、一冊はテスト用で切り取って利用してもらいます。

 沖縄県を受験するなら、こういう問題よりこっち、というものがいくつもあるので、かなり時間と体力をかけて動きはじめました。

 まずは主要四教科と一般教養問題です。

 何年も使えるものではく「次回はこういう問題が出るだろう」という予測を元に80%の得点をあげられることを目標にしています。

 以前も紹介しましたが、リモート学習でも効果が上がることを意識したテキストになっていて、国語で実施した「枕草子」は、はじめて古文に感動しましたという評価感想も届きました。

 作っている私自身がとてもたのしみです。

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英語をたのしく学ぼう 授業プラン〈洋楽で英語〉/最新メルマガ執筆中

 メルマガのメニュー(目次)を読んで、どんな具合に英語をとりあげているのか興味を持ってくれた方から質問がきました。嬉しいことに、たのしい教育メールマガジンで英語の勉強に魅力を感じたという方たちが増えてきています。メルマガの英語をたのしもうの記事を少し紹介します。

 

 先日、ニュースで世界中のミュージシャンが、コロナウィルスと闘う医療従事者の方達に感謝を込めてリモートでコンサートを開いた様子を紹介していました。

 その発起人のレディ・ガガが選んだ曲は〈Smile〉でした。チャプリンの映画モダンタイムスのテーマ曲としてインストルメンタルで流れ、その後1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞とタイトルを加えてくれました、名曲です。

 聞きなれない単語もあると思いますけど、短いので、今回はSmileで英語をたのしんでみましょう。

 歌詞全体が与えてくれる勇気や元気は宝物になると思います。

 まず唄を聴いてみてください。

 古いですけど、ナット・キング・コールの歌うスマイルです。レディ・ガガの歌い方より、一行ずつわかりやすい発音で唄ってくれています。リピート設定できるなら、ぜひBGMで流しながら英訳をたのしんでみてください。

クリック⇨ Smile

 ちなみにSMILEはRIDEのテラ先生が得意とする一曲で〈RIDEが未来に残したい唄100〉にも入っています。

 まず全体の英文をみてみましょう、わからない単語も気にしない!

 

Smile (1936)

directed by Charles Chaplin.

Covered by Nat king cole

 

1.Smile though your heart is aching

Smile even though it’s breaking

When there are clouds in the sky, You’ll get by

If you smile through your fear and sorrow

Smile and maybe tomorrow

You’ll see the sun come shining through for you

 

2.Light up your face with gladness

Hide every trace of sadness

Although a tear may be ever so near

That’s the timeYou must keep on trying

Smile, what’s the use of crying

You’ll find that life is still worthwhile

If you just smile

 

気楽に眺めながら一行ずつみていきましょう。

※私の訳が100%正しいというわけではありません、参考にしようといくつかのサイトをみても「これはへんでしょう」という訳がたくさんありました。ネイティブでなくてはわからないニュアンスもいっぱいあるんですね。自分で予想してすすめていくうちに、おそらくこうなんじゃないかな、レベルですすめていくことが英語をたのしく学んでいく大きなコツの1つです。

 

1① Smile though your heart is aching.

つづく

 

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