植物の再生はたのしいプログラムになりそうな予感 ベンケイソウの実験(自由研究)

 山はとても好きなので、登山の動画や映画もよく観ています。本格的な登山者の中には凍傷で手や足の指を失った人も少なくありません。残念ながら一度失われた指は再生することはありません、それでも再アタックしている人たちはたくさんいます。

 動物より遥かに再生能力に優れているのが植物です。葉が失われたり枝が折れたりしても、また別な葉や枝が伸びてきます。植物にはどんどん分裂して伸びていく〈成長点〉がたくさんあって、そこから再生していくことができるのです。

 再生についてたのしく学ぶプログラムづくりの一つで、〈たの研〉ではベンケイソウの葉を水につけて実験しています。
 ベンケイソウの再生能力は植物の中でも高く、独自の再生方法をとっています。

 葉の周りから芽が成長しています、子株(こかぶ)です。

 不思議な感じですよね、ふつうはタネから発芽するのに、葉から発芽しているわけです。

 この株をとって土に植えると、親と全く同じDNAのベンケイソウが育ちます、クローンです。

 いったいどれくらいで成長するのか実験することにしました。

 タネから育てたよりも、ずっと早いのは間違いないでしょう。

 予想をたてて成長をみていきたいと思います。

 自由研究はいろいろな分野で、たくさんの花をひらかせてくれます。子どもも大人もどんどんたのしんでいきましょう。

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新作プログラム『原子論者アルキメデスの科学』から=バナナの皮を除いて浮かべると/楽しい自由研究

 先日、親子講座で『原子論者アルキメデスの科学』を楽しんでいるとき、プログラムを作成した私自身もドキドキする場面がありました。

 興味のある方が自分で予想を立ててたのしんでもらえるように、実験の結果には触れずに紹介します。

『原子論者アルキメデスの科学』の中に「バナナは水に浮くか?」という問題があります。

 参加者の方たち、スタッフも主催者も含めてみんな真剣に予想を立てて実験をしました。

 予想が当たった人たちも間違った人たちも『お~』という声をあげて、もりあがってくれました。

 小さな子をだっこしてあやしながら熱心に見入っていたお母さんが『皮をむいたら◯⬜︎△◯じゃないですか』と声をあげてくれました。

 アルキメデスならその問いにも答えただろうと考えて、ワンクッション置いてから、みんなで予想を立てて実験しました。

 スタッフもとても興味深かったようで、そのシーンをしっかり画像で残してくれていました。

 さぁ、みなさんはどうなると思いますか?

 家族でまず「バナナは浮くか」予想を立て合ってから実験し、その後「では、皮をむいたらどうなるか」と実験をしてみてください。

 そこから発展させてると自由研究のテーマとしてもたのしめると思います。

 予想を立てて実験すると、当たっても賢くなるります、間違っても賢くなります。そしてどちらもとてもたのしくなります!

🟢どのバナナでも結果にちがいはないのですけど、〈たのしい教育研究所〉で使うバナナは『那覇青果卸業協会』のバナナです。「沖縄の子どもの健康を守ろう」をテーマにした取り組みをすすめ、〈たの研〉の子どもたちの賢さと笑顔を広げる活動を力強く応援してくれています。よろしければみなさんもご利用ください。

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辛い人生を過ごすのか/板倉聖宣のものの見方・考え方

 教師になった頃、板倉聖宣の〈ものの見方・考え方〉に触れていなかったら、どういう人生だっただろうと考えることがあります。教育行政の中で着々と上を目指していたのでしょうか、大好きな車の運転を生業にしているのかもしれません。

 私の周りにも「板倉聖宣先生の本を読んだことがあります」という人は何人もいましたから「触れていなかったら」というより、その頃すでに私の心の奥で、板倉先生の〈ものの見方・考え方〉を求めていたということなのでしょう。

 今回は、1991年に西日本の「たのしい授業入門講座」で板倉先生が語った内容を、私いっきゅうが再校正してお届けします。かなり以前の〈たのしい教育メールマガジン〉で紹介したものの一部です。

「たのしい人生を送ろうと思ったら、学校の時代くらいは厳しいことをやらないとたのしくならないよ」とか「会社に入ると耐え忍ばなければならないし、結婚すると耐え忍ばなければならない。つまりいろんなところで耐え忍ばなければならないんだから、学校からずっと耐え忍び方の練習をする必要があるのだ」という考え方がありますね。
 それに対して「結婚生活はたのしいよ。社会に出たらたのしいよ。だけど、少しでもいい会社に勤めて月給を高くして、少しでもいい学校に入ってプライドを持って生きようと思ったら厳しさを耐え忍ばなければいけないよ」という考え方もあります。
 つまり「手段として〈厳しい授業〉に耐え忍ぶ。そうするとたのしい人生が待ってるよ」という考え方です。

 私が子どもの時は、人生全体が厳しい時代でした。その厳しい人生を乗り越えるために、学校の時は厳しくやっていこうという考え方でした。
 しかしそういう考え方は今は通用しないですね。
 たのしい人生を切り開くために、学校時代は厳しいことをやっていく。ところが生涯学習なんて恐いことが出てきましたね、生涯学習するんですから、もし学習が厳しいもので耐え忍ばなければいけないんだったら、生涯厳しい人生で、たのしい人生がつぶされちゃう。「たのしい人生」でなくて、また「厳しい人生」に舞い戻ってしまいます。
 私どもの学校時代は小学校6年生が義務教育で、その6年間を耐え忍べば、娑婆に出られたんです。
 だんだんこれが長引いてきて、今や高等学校ぐらい出ないといけない。いや、かなりの人が大学を出てる。短ければ耐え忍びますが、学校生活が大学までいったら随分時間がある。さらに、「生涯学習」なんて言って一生涯耐え忍ぶことを勉強しなければならないんですから、大変ですね。

 楽しいと、周りから厳しいと思えるようなことにあえて入り込んだります。

 〈たの研/たのしい教育研究所〉は忙しいので、さぞ大変だろうと思う人もいるかもしれません。

 けれど、スタッフのみんなは、そのたのしさを感じながら充実した日々を過ごしています。

 今の子どもたちが、たのしく元気で笑顔で過ごすことができる。そういう活動が、苦しく辛いことはありません。
 活動を応援してくれる方が増えてくれることを期待しています。

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満足度99.9%=原子論者アルキメデスの科学+わくわくモノづくり+島言葉で美味しいおやつ

 たのしい教育研究所にはたくさんの講師依頼がきます。いろいろな活動の中、その中のわずかな依頼にこたえるのがやっとです。今日はY自治会に仲間と行ってきました。

 当初伝えられていた人数の二倍以上にふくらんだ参加者に喜びつつ、準備していた素材・材料がギリギリで、急遽、組み立て直しスタートしました。

 これは『アルキメデスの科学』をたのしんでくれている様子です。
 浮力の根本原理を本格的に学ぶ新作プログラムで、2歳の子から6年生、お母さんお父さん、主催者、先生まで、前のめりになってくれました。

 

 これはマシュマロスライムをたのしんでいる様子です。

 

 スライムを知っている人も知らない人も、不思議な手触りにたっぷりたのしんでくれました。

 島言葉でたのしむおやつ作り「ゆーぬく団子」は盛り上がりMAX。
 素朴な味わいは、不思議と大人から子どもまでみんな喜んでくれます。
 しかも健康と美容にとてもよいというのは、鬼に金棒でしょう。

 今の小学生の子をもつ保護者の方たちは、ほぼ例外なく「はじめて食べました」といってくれます。
 リタイヤしたくらいの年齢の方たちの中には「ユーヌクは、子どもの頃、食べたことがあります」という方たちもいるのですけど、それはトロトロのタイプです。〈たの研〉のゆーぬく団子は、名前どおり団子タイプで、串に刺して味わったり、大きさを変えたりと、バリエーション豊かです。

 2歳、4歳の子もいたので、満足度は少し下がるかとも思ったのですけど、評価・感想の集計をすると満足度100%でした。

 〈たの研/たのしい教育研究所〉では『こども未来スクール』をいろいろな場所で実施しています。
 とくに遠隔地にいるみなさんを優先しています。

 ご希望の方は、まずお問合せください⇨ http://tanokyo.com/me-ru

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