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植物の生命力/こんな場所でも花開く@花は何のために咲くのでしょう?

 花は何のために咲くのでしょう? この世界で意味のない現象はありません、花にも重要な意味・役割があります。その話につながる話です。

 先日、花さんぽしている時、ある家につづくコンクリートの中ほどで風に揺れている植物をみつけました。
 しっかり花開いています。

 数ミリのわずかなコンクリートの裂け目から育っています。

 下の方に土がたっぷりとあるわけでもないでしょう、それなのにいくつもの花を開くほど成長することができました、すごい。

 ホームセンターなどでもよく姿をみかける花、トレニアです。

  トレニアのタネはとても小さいので、風に流れてコンクリートの隙間に入って、雨などの条件もうまくそろって成長したのでしょう。

 この小さな点々がトレニアのタネです。

 さて「花はなぜ咲くのでしょう?」

 それはタネをつくって自分の子孫を増やしていくためです。

 人間はそれを愛でて嬉しく感じるのですけど、人間たちに喜んでもらうために咲くのではありません。
 いろいろな人たちが品種改良して、人間に好まれるような彩りの花が出てきているのですけど、花本来の目的はタネをつくるためです。

 とすると、コンクリートで発芽したトレニアは、大成功間近だといえるでしょう。

 しばらくしてタネができて、それが周りにひろがっていけば、花の生命の目的は達成したということができると思います。

 トレニアは一度花が咲いて終わりではなく、どんどん花が咲き続くので好まれています。

 また観に行こうと思います。

 タネが出てきたら、少しもらってきましょう。

 こういう根性のある花のタネは、少々悪い環境でも育っていく生命力があるかもしれませんから。

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