たのしい環境教育 Google検索&yahoo検索 第一位/簡単生ゴミ堆肥実験

 かなり熱心な読者の方から「〈たのしい環境教育〉で検索すると第一位になっています!」というメールが届きました。「〈増やして減らしてエコロジカル〉というキャッチフレーズがヒットしたのでしょうか?」とも書かれていました、嬉しいメールです。
 とはいえ検索順位はその人のweb利用のキーワード頻度が強く影響するので、その情報だけで「検索一位」と判断することはできません。ここ2~3年使っていなかったwebサイトの検索ツールで確かめてみました。スマホの検索結果とパソコンの検索結果では差があるので両方が確認できるツールで調べてみると・・・

「たのしい環境教育」というワードで調べてみるとGoogle検索でもYahoo検索でも、スマホ検索でもダントツ一位でした。『たのしい教育研究所』の名前に準じて漢字の〈楽しい〉よりひらがなの〈たのしい〉を使うことが多いのですけど、漢字の「楽しい環境教育」の検索順位もかなり上位です。

「〈たのしい環境教育〉というタイトルで検索する人はほとんどいないんじゃない?」と思う人がいるかもしれません、でもそんなことはありませんよ。
 そもそも「環境教育」という直球のワードで検索する人はあまりいないでしょう。それぞれの興味関心に沿った検索をすることが普通ですから「たのしい環境教育ってあるのかなぁ」という先生たちは、そのワードで検索してくれるでしょう。
 それにしても「たのしい環境教育」というキーでヒットするサイトがGoogleで〈2980万件〉というのには驚くべき数字です、「たのしさ」への要求はどんどん高まってきている気がしています。その中で〈たの研/たのしい教育研究所〉がトップに位置していることに、身が引き締まります。

 A先生がスタートしてくれた《シンプル堆肥づくり》は〈たの研/たのしい教育研究所〉で引き継いで観察しています。

 雨に当たらないようにベランダの内側に置いて、ティッシュでフタをしているのですけど、時々陽に当てて空気も入れ替えています。

 毎回匂いを確認しているのですけど、ホクホクしたいい土の香りがします。

 先日、農業系で頼りにしているHさんが来てくれて〈堆肥〉をテーマにたくさんお話しをしたのですけど、私の「植物の栄養・肥料になるには〈発酵・腐敗/化学的には同じ現象〉が必要なのかなぜか?」というにとても感心してくれました。人間が食事をした時、たとえば肉がそのまま栄養になるわけではありません。胃や腸でその肉を〈アミノ酸〉〈鉄分〉〈ビタミン〉というように分子レベルに分解してはじめて、血液に取り込んでいけるわけです。腐葉土や堆肥もそれと同じ現象です。
 これはいずれ「楽しい環境教育 植物の栄養と動物の栄養」という〈たの研〉のプログラムとしてまとめようと思います、ご期待ください。

 学校、地域で楽しい環境教育を実践したいという方は遠慮なくお問い合わせください、提供できるプログラムを紹介いたします。

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朗読をたのしむ③ 目を通して味わう文章と耳を通して味わう文章は同じ感動なのか?

 これだけ書き続けていると、自分で考えている奥の方にある言葉にならないものが手を動かすことがあります。このタイトルもそうです、文字になって表れた言葉に「え、どうなの? そのテーマは面白いね!」と自分が驚くわけですから、言葉を操る自分と、言葉にならない奥の方にある自分との二つをたのしんでいます。

 さてこの命題、みなさんはどう思いますか?

 たとえば前回の高村光太郎『山の春』を文章として読むのと、誰かの声で朗読されたもので聴く『山の春』は同じものか?

 少し考えてみてくれませんか。

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 みなさんはどう考えたでしょうか。
 とても興味があります。

 文字に刻まれた「草」も、誰かが語る「草」も草は草です、「嬉しい」は嬉しいであって、悲しいではありません。

「世界一の力持ちが」という言葉は、文章で読んでも耳で聴いても、その人の中でイメージする世界一の力持ちが頭に浮かんできます。

 とすると読むのも聴くのも同じことになるでしょう。

                          以上!

 え、そうでしょうか。

 人間にはいろいろな感覚機関があります。

 花を目で見る、鼻で嗅ぐ、目を閉じてそっと指で感じる…

 同じ花なんだから、全部同じイメージが脳に刻まれるでしょうか?

 感覚の入(はい)り口によって違いがあるでしょう。

 とすると、本で読むのと耳で聴くのとでは異なる感覚が刺激されるのではないかと思うのですけど、どうでしょう。

 わたしの場合、本を手にして目で読む『山の春』と、耳で聴く『山の春』は違うたのしみです。
 どちらも心動かされるのですけど、違う心の脈動があるのです。それを言葉ではっきり綴るにはまだ時間と頭脳の成熟が必要でしょう。

 みなさんも実験してみませんか。

 どちらの感覚から入っても、いいものはいい。
 そしていいものは、いくつかの感覚で二重に三重にたのしむことができる。

 それは素晴らしいことです。

 かつて黒澤明が「映画は総合芸術だ」と語っていました。
 目で見ながら、耳で聴きながら、映画館の中で明るさ暗さを肌感覚で味わいつつ、「ドン!」という大音響を身体全体で感じたりする…

 それも、今回の命題に深くかかわることなのだと思います。

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朗読をたのしむ② 聴く世界

 前回の「高村光太郎 山の春 を聴いてたのしむ」はどうでしたか。文章で読むと2〜3分ですむのに、聴くとなると10分くらいかかってしまうことは、少し驚きます。読むときかたまりとして頭に入ってくる、たとえば「明日」という文字をみると一瞬で「明日」と認識できるのに、音声では「あ」「し」「た」と3つの音が連なってはじめて「明日」と認識する違いでしょう。

 さて、朗読もたのしいなと感じた皆さんに「青空朗読」というサイトを紹介させてください。


https://aozoraroudoku.jp/

 

 2024年03月現在〈1150〉の朗読コンテンツが並んでいます。

 前述の〈山の春〉もそのコンテンツの一つです。

 ぜひ聴いてみてください。

 まず検索の欄でジャンルを選ぶとよいでしょう、たとえば童話・児童文学を選んで、「あ、この作品は知っている」というものを聴いてみてください。

 「聴いたら必ず最後まで」なんて考えるより、合わないなと思ったら別なものを聴く、そのうちに気に入りの作品に出会えるでしょう。
 それを眠るときにもまた聴くといいと思います、私はそうしています。

 前回出てきた、眠れないという相談の方にも、そのように話しました。

 いずれにしても、本は読むだけでなく聴いてたのしむこともできます。
 このサイトは一日1000アクセスを突破することもめずらしくありません。アクセスしてくれた方のほんの4%でも40人です、朗読の世界をたのしむ人が少しずつ増えていくと嬉しいです。

 もしみなさんがその楽しさを感じたら、ぜひ周りの人たちにもわけてあげてくださいね。

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朗読をたのしむ① 高村光太郎「山の春」 から広がる世界/たのしい国語

 とても本好きなのに、たのしい教育の需要が大きく、ゆったりと本を手にするゆとりがみつからないので、電子書籍を読んだり、サブスク/サブスクリプション(会員制の定額サービス)で本の朗読をながら聞きしたりする日々です。

 以前、このサイトの熱心な読者の方から「なかなか寝付けなくて…」という相談がきたので「朗読のサイト」を紹介したところ、かなり感謝してくれて、お礼にと珈琲が届いたことがありました。

 朗読をたのしむのはサブスク(subscription)でなく、無料で利用できるコンテンツもあります。無料だと質がよくないだろう、と考える人がいるかもしれません。確かに、「本読みの練習中の動画をアップしたのかな」という動画もあるのだけど、玄人が朗読してくれているコンテンツもあります。

 ナレーター・声優として不動の位置にいる窪田等(くぼた ひとし)の朗読もたくさん聴くことができます、試しに「窪田等」で検索してみてください。

 詩人の高村光太郎は味わい深い文章をいくつも残しています。

 その中に「山の春」という掌編があります。
「ほんとうは、三月にはまだ山の春は来ない」とはじまる、土の香りがする心地よいエッセイで、以前、このサイトでも青空文庫から全文紹介しました⇩

高村光太郎の名文は名作〈リトル・フォレスト〉に影響をあたえただろう/名文を読むことは人生を豊かにし、受験生は合格に近く(後半)

 

 自分で何か仕事をしながら読むというのは難しいのですけど、朗読を聴きながらたとえば
・ものづくり
・教材実験
・水かけ
・料理
などは十分可能です。

 教材作りに熱中すると頭に入らないことがあるんじゃないか?

 ありますよ、でもノープロブレム!

 何回も聴けばいいんです。素晴らしい作品は繰り返したのしめるからです、映画や絵画と同じ。

 ここからその朗読を聴くことができます、10分くらいなので気軽に聴いてみませんか。

http://aozoraroudoku.jp/voice/rdp/rd140.html

 これはいいなぁ~と思ったら、二回三回と聴いてみてください。

 朗読もいいなぁ、と思ったらその世界に浸っていくとよいでしょう。
 今回も続きが書きたくなりました。
                       つづく

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