楽しい読書案内/『寺田寅彦全集』を読んで感じる現在過去未来

 久々に古本屋に入ったら貴重本が手に入りました、30年くらい前に発行された『寺田寅彦全集』第16巻です。
 新本といってよい状態でした。

 寅彦さんは漱石の弟子として知られています、同時に一流の科学者として有名です。

「茶碗の湯」というエッセイは理科の授業でも利用できます、《たのラボ》のプログラムにしたいと思っている大好きな作品です⇩
 

 この本には、寅彦さんが読んだいろいろな本、依頼されて書いた書評などがまとめられています。

 一つの作品についてではなく、全体を読みながら、深く考えさせられることがありました。

 私たちの周りには大量の図書資料に溢れています。

 無料で読むことができる作品も膨大で、〈青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/〉だけで2万作品に迫る数です⇨

 私がよく利用している〈国立国会図書館 デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/〉もかなりの量です

 他にも、日本の論文や研究データ、プロジェクト情報などを網羅的に検索できるサイトがあったり、都道府県や市町村でも無料閲覧できるアーカイブがあります。

 寅彦さんが読むことができた量と比べてどれくらい増えたのでしょう?

 A.I.に推定してもらいました。

質問:寺田寅彦が購入したり贈呈されて読んだり大学や図書館で読むことができた書籍の量を1とします。今現在の私が図書館、大学、無料閲覧サイト、市町村のアーカイブで読むことができる量は何倍くらいだと推定できるでしょうか。
もちろん私が沖縄に居ながらにしてです。

 
A.I.
 明治から昭和初期にかけて活躍した物理学者であり随筆家でもある寺田寅彦。彼が一生の間にアクセスできた書籍の総量を「1」としたとき、今現在のあなたが沖縄に居ながらにしてアクセスできる書籍・資料の総量は、控えめに見積もっても「数百万倍〜数千万倍」、デジタルアーカイブの世界規模な広がりまで含めれば「億倍」を超えると想定できます。

かつて知識は「特定の場所(東京や海外の大学、大都市の図書館)」に物理的に足を運ばなければ絶対に手に入らないものでした。それが今や、沖縄にいながらにして地球規模の知の集積所に一瞬でアクセスできるようになっています。

具体的にどのような要素でこの「桁違いの倍率」が生まれているのか、3つの視点から比較してみましょう。
                                 具体的につづく部分は略


 控えめに見積もっても「数百万倍〜数千万倍」、デジタルアーカイブの世界規模な広がりまで含めれば「億倍」
という答えです。

 やはりとんでもない量です。

 ではそれだけの量を自由に読むことができる私の知識の質や思考のレベルは寅彦さんを超えているのか?

 残念ながら全くそうは思えません。

 この本のページをめくりながらも、それをひしひしと感じます。

 読書は量ではなく〈自分の思考の深まり〉×〈読書の質〉が決定的だといえるでしょう。

 といっても何をどうしたらよいのか?

「目の前の本に予想をもって問いかけること」です、これだけでよいと言ってもいいでしょう。

《たのラボ》の活動が充実し、なかなか読書する時間がとれない日々、寅彦さんに読書の世界の魅力を教えてもらうことができました。

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たのしい自由研究まつり2026 開催決定@ たのしい教育で自分の才能を見つけた人たちがいっぱい

 あ待たせしました、たのしい教育ラボの〈自由研究まつり2026〉の開催が決まりました。希望する方はお申し込みください。受講費はとても低くおさえてあります。もちろん他の講座と同じで〈ひとり親世帯ほか支援が必要なみなさんへの受講費補助〉制度もあります。

たのしい教育ラボ「自由研究まつり2026」
参加者満足度 98%

主催 たのしい教育研究所
後援 沖縄仮説実験授業研究会

プログラム

a ものづくりをたのしむ自由研究
b 食べることをたのしむ自由研究
c 謎をたのしむ自由研究
d 環境保護(SDG’s)をたのしむ自由研究
e 科学をたのしむ自由研究
○ おたのしみコーナー
 ストーン・ビルディング、たのしい教材コーナー ほか

期日:2026年 8月01日(土) 9:30受付 
 9:50〜12:30 会場: うるま市「うるみん」3Fホール
  ※高速沖縄「北」インターから約10分
対象:親子(小学生以上/親類や知人の子との参加も可能) ・教育関係者 ・たのしい教育に興味関心のある方
講師:たのしい教育のエキスパート理奈先生&美希先生、ものづくり名人マッキー先生、美味しい楽しい食べ物づくり名人 ジュン先生、笑顔と賢さのクリエイターあや先生 ほか
参加費 ★早割り:7/11(土)まで 大人900円/人 こども700円  7/12以降 大人1100円/人 こども900円 ※キャンセルの場合には半額返金させていただきます(第3たのラボで1週間以内)
 ※ひとり親世帯ほか経済的な事情がある場合はお問合わせ下さい、〈たの研〉の参加費支援制度があります服装・持ち物:動きやすい服で/筆記用具、教材持ち帰り用の袋類

★ お問合せ 090-1081-7842 (平日 18:00まで) ★ 申込み ご家族でお申込みください ※子どものみ(小学生以下)の参加はできません  メール ⇨ office@tanoken.com  件名に「2026自由研究まつり」と書き   ① 名前 ② 所属(学校学年・会社・団体など) ③ 電話番号 (急ぎの連絡に利用)   ④ 何で知ったか? を明記して申し込みください   ※③④は全員1件でOK  ※申込み後3日程度で事務局から受講可否メールが届きます、受付での確認があります。届かない場合はお電話ください

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たのしい教育の実践・理論を楽しく学ぶメールマガジン@〈たのしい教育メールマガジン〉

  〈たのしい教育〉を本気で学ぶ人たちが全国に広がっています、その人たちの強力ツールが『たのしい教育メールマガジン』です。

 驚くことに700号を超え、どんどん充実してきています。

 最新後の概要をお届けします。

 メルマガの読者は教育関係でない方たちもたくさんいて、たいてい〈たのしい教育の発想法〉の章の感想からお便りが届きます。

 今回は板倉聖宣先生(たのしい教育研究所の設立期からの支援者/日本で最もたくさんの科学絵本を出した人物/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長)が、仮説・実験の方法は教育だけでなく、医療でも裁判でも政治でもメカニカルな領域でも決定的に重要だという話の一つです。

 興味のある方はお申込みください。

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季節の風にゆれる芙蓉(ふよう)の花をみていたら@読者の方から届いた写真/楽しい花さんぽ&楽しい環境教育

 うりずんの季節、肌寒い風が吹いています。※うりずん=うるおい初め (島言葉)
 出張があって沖縄の花たちを見ながらさんぽすることができなかった今週、タイミングよく読者のSさんから写真が送られてきました。

 私のにぎり拳(こぶし)よりずっと大きな芙蓉(ふよう)の花たちです。

 芙蓉の花は知っていたけれど、初めて知ったことがありました。

 Sさんが送ってくれた写真の中に、シベ(真ん中で突き出ているめしべや黄色いおしべ)までハッキリ写っているものがありました、これです。
「え、これってもしかして…」

💫 ⭐️ 💫 ⭐️ 💫

 シベが〈ハイビスカス〉にそっそくりです。
ハイビスカスは沖縄でたくさん目にする植物です。

 雄蕊(オシベ)や雌蕊(メシベ)はその花の心臓部といってよいくらい重要な器官です、オシベの花粉がメシベの先につくことで受粉が成立し〈実・タネ〉ができるのです。

 ファミリー(科)が違うのにシベがそっくりだという植物も存在します、とはいえ、それはとても稀(まれ)です。

 しかも花びらもハイビスカスに似ています、シベだけでなく花びらまで似ているなら、同じファミリー(科)でないわけはない。

 これがハイビスカスです。

 芙蓉の花のシベの部分を拡大してみましょう、これです⬇︎

 長さは違っていてもシベの形状はそっくりです。

 きっと二つの花は「ハイビスカス ファミリー(科)」か「芙蓉ファミリー(科)」のいずれかなのでしょう。

 そう予想して調べてみて驚きました、どちらも不正解。

 二つは「アオイ ファミリー(科)」でした。

アオイ ファミリー(科):wikipediaに感謝して引用

野菜の「オクラ」も「アオイ ファミリー(科)」の仲間です。

とすると、オクラの花もハイビスカスや芙蓉に似ているはずです。

 でも野菜の花がハイビスカスに似るなんてあるんでしょうか?

 ここからはみなさんでたのしく自由研究してください。

 予想が外れる当たった時よりしっかり賢くなります。
 不思議ですけど本当です。

 

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