勘違いの日々「映画色の街…」/楽しい国語

 勘違いはいっぱいしていて、時々「あれは間違いだったのか」と気づく度に笑ってしまったり、「実は、あれはこれこれで、私の間違いでした」と周りに伝えたり… そんな日々です。
 今回は歌詞の勘違い編です。
※歌詞の勘違いでいえば日本人の多くが「重いコンダーラ」の間違いが有名です、ご存知ない方は検索してみてください

 以前、カラオケでA先生が「映画色の街、美しい日々が、切れ切れに映る・・・」と歌ったとき

「え、〈いつか固形に変わったの〉じゃなかったのか」と笑ってしまいました。
 正しくは

 です。※松田聖子「瞳はダイアモンド」

 映画好きの私は、「映画」とつくと何でもアリという感じがするので、「固形に変わるというのもアリだ」と思ってしまったのでしょう。

 もう一つ、伊勢正三の『なごり雪』は何となく、地方の駅での別れの情景だと思っていたのに、実は「東京の駅での別れ」だったと気づいた時もへぇ~、そうだったのかと驚きました。
 はじめの方でちゃんとそう言っているのにね・・・

汽車を待つ君の横でぼくは

 時計を気にしてる

  季節はずれの雪が降ってる

 

東京で見る雪はこれが最後ね」と

  さみしそうに君がつぶやく

 

なごり雪も降る時を知り

 ふざけすぎた季節の後で
今 春が来て君はきれいになった

  去年よりずっときれいになった

 そんな勘違いの話を友人にしていたら

 井上陽水の『白い一日』のフレーズ「真っ白な 陶磁器を 眺めては 飽きもせず」を

真っ白な 掃除機を 眺めては飽きもせず…

と勘違いしていた人もいるというので笑ってしまいました、すぐ飽きるでしょ (´ー`

 勘違いというのは、けっこうたのしめます。

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感謝! 〈たの研〉の福祉活動が高く評価され赤い羽根共同募金からの助成金をいただくことになりました

 たのしい教育研究所の福祉活動が高く評価され、赤い羽根共同募金から〈助成金〉をいただくことになりました。
 〈たの研〉の活動は取り組む側も受ける側も笑顔で元気になる『たのしい福祉活動』です。
 募金してくださった皆さんの大切な気持ち、活動を評価してくださった「沖縄県 共同募金会」の期待の何十倍も上回る取り組み、笑顔を広げていきたいと思います。

 福祉に一緒に取り組むたくさん方たちと一緒に、授与式が行われた時の写真です。

〈たの研〉の情報保護規定により写真加工させていただきました

 教育をめぐる問題だけでなく、それに付随することで困っている皆さんのカウンセリングも受けています。経済的な事情のある方は無料カウンセリング制度もあります。
〈たの研〉に集う仲間には、行政の福祉の現場で働いている方、社会福祉士の方、わたし以外のカウンセラーなど、たくさんいるので、目の前の課題を笑顔で突破するアイディアがきっとみつかると思います、遠慮なくお問い合わ・ご相談ください。 

 私も教師時代から長年「赤い羽根共同募金」に寄付を続けています。
 みなさんもぜひ、ご協力ください。

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理想をかかげて妥協する@楽しい教育の発想法 『新哲学入門/仮説社』

 〈たの研〉の設立当初から強く応援してくださった師の板倉聖宣(元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長仮説/実験授業研究会初代代表)から学んだことはいくつもあります。

 初期の〈たのしい教育メールマガジン〉で書いたものです。

「理想を掲げて妥協する」ということ 板倉聖宣
新哲学入門 p180から
                      

 私が私なりに築いてきた人生論的な教訓の一つに
「理想を掲げて妥協する」
という言葉があります。

 

 「理想のためにガムシャラに頑張る」という考え方とは違った生き方を示す言葉です。
 私は小さいときから
「理想というのは妥協を許さないものだ」
と教えられてきたような気がします。
「理想というのは、いつでも貫き通さずにはいられないものだ。そうしなければ理想の意味がない」と教わったような気がします。

 そこで、私も少しはそのように頑張ろうとしたことがあります。
 しかし、そういう生き方をしようとすると、すごくくたびれるのです。

 たとえば、「科学的な生き方をする」というのが私の理想の一つでした。
 そこで、私は「非科学的なものとは非妥協的に闘わなければならない」と思いました。

 私はなんでも徹底的にやらないと気がすまないところもあるので、反科学的な迷信はもちろん、非科学的な宗教も認めたくありませんでした。

 しかし、人々が迷信に左右されているのをいちいちチェックしていたら大変です。それに、宗教的行事の一つひとつに反発していたら、これまた大変です。

 それでも私は「自分の思想に忠実に生きたい」と思い、自ら「無神論者」と称して、そういう問題をあまり気にしていない大人たちに反発を感じたものでした。

 でも私のように、徹底的に生きていこうとしたら大変なのは明らかです。
 そこで、多くの大人たちは、社会のしきたりに大幅に妥協して生きていくことを余儀なくされたことは明らかです。

 私も、自分が大人になるにつれて、そのことを理解しないわけにはいきませんでした。そこで私は「自分の思想は思想として、他人の考えも認め、多くの人々と妥協して生きていくことが大切だ」ということを認めるようになりました。

 

 こういうと「そんなのは誰もがやっていることで、ことさら新しい考えでもなんでもない」といわれそうです。

 たしかにそうです。

 しかし、私はこれまで理想と妥協をセットにして考えて生きるといったものに出会ったことがありません。

 そこで私は、若い人々に対して「理想を掲げて妥協する」という生き方の重要性について語るようにしました。
 すると、かなり多くの人々から喜ばれたので、改めて「これまで多くの人々が私と同じように、理想と現実との間にはさまって、どう考えたらいいか戸惑っていたのだなあ」と思い知ったものでした。

 「理想を掲げて妥協する」というのは、そんな言葉は知らなくとも、実際に多くの人々がやっていることです。
 しかし「はっきりとそのことを自覚して行動するのと、自覚しないで行動するのとでは、まったく違うところがある」ようです。

 

 たとえば、私は
「大きな数は234,567などと三桁区切りで書くよりも、23,4567などと四桁区切りにしたほうが読みやすくていい」
「昭和とか平成などという元号は、年代がわかりにくいから西暦で書いたほうがわかりやすい」
と思います。
 そこで「できることならみんなに四桁区切り、西暦表示にしてほしい」と思っています。
 これも、私のちょっとした〈理想〉のひとつなのです。
 しかし、いくら私がそう思ったところで、世の中の人々はなかなか西暦表示や四桁区切りにしてくれません。

 仕方なしに、現実と妥協しているのですが、
「妥協をしつつも理想を守る」
「理想を実現できるチャンスがあったらどしどし実行する」
という気持ちで生きていると、けっこう四桁区切り、西暦表示を実行することができます。

 たとえば、私自身が「編集代表」となっている『たのしい授業』(仮説社)という教育雑誌では、数表示は四桁区切りを通し、西暦表示にしています。自分たちで決めて差し支えのないことは、自分の理想通りに実現できるからです。

 世の中には、私と同じように「数字は四桁区切り、西暦表示が便利だ」という意見の持ち主は少なくありません。ところが、それなのに、部分的にも四桁表示、西暦表示がなかなか広がらないのは不思議なことです。

 元号法制定のときにはそれに反対した歴史学者でさえ、自分の著書の奥付を元号表示にしていることが少なくありませんが、これはどうしたことでしょう。

 法律がどうであるにせよ、自分の著書ぐらい元号を使わないで西暦表示する自由はあるはずなのです。
 多くの人々は「自分の理想がそのまま現実化しない」ことを知って、理想を忘れてしまったように思われてなりません。

 私だって公務員ですから、「元号法」の手前、公式文書だけは元号で書かないと法律違反に問われることもあるわけですが、自分たちの編集・発行している雑誌などは公式文書ではないのですから、そこまで妥協する必要がないわけです。
 
「理想を掲げて妥協する」というのは、「妥協せざるを得ない事情が支配するところでは妥協する」ということであって、「理想を捨てる、忘れる」ということではありません。

自分の理想にばかりこだわっていると摩擦が大きくなりすぎるときは妥協し、「妥協しなくてすむような条件下では、日頃の自分の考え、理想をどしどし実現する」ということなのです。
多くの人々はそういう考え方ができないように思われてなりません。

「理想を掲げて妥協する」
 みなさんの生き方にも関わってくるものかもしれません。

もっと読みたい方はこちらから⇨https://amzn.to/3FX8Axh

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紙ごみから紙レンガ:アイディア募集中@楽しい面白い自由研究まっしぐら

〈たの研/たのしい教育研究所〉では楽しく面白い自由研究が同時並行でたくさん進んでいます。その一つが紙レンガ(紙素材のレンガ状ブロック)です、捨てられていく紙ごみ(段ボール・本・印刷済み用紙ほか)を利用しています。

 いろいろなサイズや硬さを工夫しています、後ろ側には厚み二倍のタイプです。

 ぎっしり固くくっついているんですよ⇩


 その過程で〈たて8cm × よこ22cm × 高さ4cm〉サイズを量産しはじめています。
 これは捨てていく段ボールでつくった紙レンガです、天日干しして乾燥させているところです。

 これは白ベースの用紙と牛乳パックでつくった紙レンガです。

 
 ぎっしり固めるので、捨てていく紙ごみをかなり再利用できます。

 この紙レンガ・紙ブロックが、何か楽しい面白いものに利用できる大きな予感がしています。

 巨大ジェンガ、室内のペットの家、簡易タイプの棚の支えetc.

 ちなみに市販されているのは巨大ジェンガといっても大した大きさではありません、それでも3万~4万円くらいします。

 

接着してイスやテーブルにすることもできるでしょう。

 読者のみなさんで「これに使えそうだ!」という楽しい面白いアイディアが浮かんだ方がいたら、ぜひお知らせください。

 共同開発したいという方も気軽にお問い合わせください。

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