貴重 キノボリトカゲ ひさしぶりに発見@〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉

 とても久しぶりに〈キノボリトカゲ〉と遭遇! 3ヶ月くらい前「夏の自由研究まつり」のために探し回っていて、やっと二個体と出会えたくらいの、とても貴重なトカゲです。

 ラッキーなことにとても近くで出会ったので、カメラを向けると、私のところをキリリと見つめ返してくれました。
 凛々しくて迫力があります。

 キノボリトカゲは沖縄の固有種です。
 個体数は体感的にとても少なくなってきているので、獲(と)ることはがまんして、近くでじっと観察することにしました。

キノボリトカゲは緑の多いところでは緑色になり、木幹にいる時はこげ茶系にボディの色変えてしまいます。

 詳しく分類すると
🟢オキナワキノボリトカゲ(沖縄本島など)
🟢サキシマキノボリトカゲ(八重山諸島)
🟢ヨナグニキノボリトカゲ(与那国島)
の三種類の亜種(近い仲間)にわかれます。

 このうち〈ヨナグニキノボリトカゲ〉は販売目的の捕獲・譲渡・販売目的の陳列や広告が規制されています。

 私は見た目で三種を特定できるほど詳しくないので調べてみると、面白いことがわかりました。
 細かい特徴を書いてあるサイトもあるとはいえ基本的には生息している土地で区別する、つまり沖縄本島の山など自然に生息している状況でみつけたものはオキナワキノボリトカゲ、石垣島・宮古島など八戸八重諸島で見かけたらサキシマキノボリリトカゲとのこと、簡単だ。

 さて、凛々しく迫力あるオキナワキノボリトカゲは、しばらくすると顔を深い木々の向こうに向けてササッと走り去っていきました。
 時間にして10秒~20秒くらいのことだったのかもしれません、いい時間でした。

もしもみなさんが出会ったら
🟠捕まえずに、少し離れて見る
🟠写真を撮るなら、場所がわかる情報は載せない
🟠見たことを、家族や友だちに話してあげる
というようにしてあげてください。
見て、覚えて、話すこと、それが一番の観察だと思います。(ヨナグニキノボリトカゲは規制されています)

 以前キノボリトカゲについて書いた時、どこにいったら見ることができますか、という質問が届きました。
 これから以前のように増えていって、どこどこの森や、どこそこの森で一時間くらい探すと出会えますよ、というように気軽に伝えられる時がくるように、自然環境の保護をたのしんでくれる人たを増やしていきたいと考えています。
🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか

① 一記事につき数回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎この応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
「いいね」と感じた方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げていただけませんか(クリック)⇨  X(旧Twitter)   LINE    Facebook
 

〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉隊員報告@沖縄にない花

 〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉の隊員から沖縄では見たことのない植物が送られてきました、これです。とても強い香りがあたりにただよっているそうです。県外の方たちには馴染みがあるのでしょうか。

キンモクセイです、これがその花です。キンモクセイといえば芳香剤にも利用される香りです。

⭐️

ところで、沖縄で普通に見られるけれど県外ではなかなか見られない花・植物があります。逆に県外では見られるのに沖縄では見ることができない花・植物もあります。

① 沖縄では普通に見られるけれど、県外ではなかなか見られない花や木

ところで、沖縄で普通に見られるけれど県外ではなかなか見られない花・植物があります。逆に県外では見られるのに沖縄では見ることができない花・植物もあります。

ガジュマル・フクギ・デイゴ

ところで、沖縄で普通に見られるけれど県外ではなかなか見られない花・植物があります。逆に県外では見られるのに沖縄では見ることができない花・植物もあります。

トックリキワタ・イッペー

花・木の名前 どんな植物? 県外では珍しい理由
1. ガジュマル 幹や枝から気根が垂れ下がる独特な木。大木になると迫力があります。 寒さに弱く、沖縄のように屋外で大きく育った姿は、県外の多くの地域では見られません。
2. フクギ 沖縄の古い集落で屋敷を囲むように植えられてきた木。備瀬のフクギ並木が有名です。 沖縄の伝統的な集落景観をつくる木で、県外ではこのような並木を見かける機会が少ないです。
3. デイゴ 鮮やかな深紅の花を咲かせる木。沖縄県の県花です。 暖かい地域で育つ花木で、沖縄のように街路樹や公園で普通に見られる地域は限られます。
4. アダン 海岸に生え、パイナップルに似た実をつけます。葉の縁には鋭いトゲがあります。 南西諸島などの暖かい海岸に見られる植物で、本州などでは珍しい存在です。
5. オオハマボウ(ユウナ) ハイビスカスに似た黄色い花を咲かせる木。花は時間がたつと橙色や赤みを帯びます。 沖縄の海岸や川沿いではおなじみですが、県外では自生する地域が限られています。
6. モモタマナ(コバテイシ) 枝を横に大きく広げ、傘のような樹形になります。葉が落ちる前に赤く色づくこともあります。 熱帯・亜熱帯の海岸などに多い木で、沖縄では公園や街路樹として親しまれています。
花・木の名前 特徴
7. カンヒザクラ(寒緋桜) 1〜2月ごろに濃いピンク色の花を咲かせます。県外の一般的な桜よりも早く咲くのが特徴です。
8. トックリキワタ 幹が徳利のように膨らみ、秋には鮮やかなピンク色の花を咲かせます。沖縄では街路樹として広く植えられています。
9. コガネノウゼン(イッペー) 春先に鮮やかな黄色い花を咲かせます。沖縄市などでは街路樹として親しまれています。
10. サガリバナ 夏の夜に甘い香りの花を咲かせ、翌朝には散ってしまいます。沖縄では川沿いや湿地などで見られます。

逆に沖縄でみることができない植物もたくさんあります。

② 沖縄ではあまり見られないけれど、県外では普通に見られる花や木

 

ソメイヨシノ、モミジ、ライラック(リラ)

白樺・ナナカマド・ミズバショウ

花・木の名前 どんな植物? 沖縄ではなぜ珍しい?
1. ソメイヨシノ 本州などで春の花見の主役になる桜。 花を咲かせるには冬の一定期間の寒さが必要です。沖縄では十分な低温に達しにくく、開花しにくいため、カンヒザクラが桜の主役になっています。
2. イロハモミジ 秋に赤や橙色に紅葉する代表的な木。 沖縄にもカエデ類はありますが、本州のように広い地域で鮮やかな紅葉を楽しめる景色は一般的ではありません。
3. ライラック 紫や白の小さな花が房状に咲き、よい香りがします。 涼しい気候を好み、北海道などでは公園や街路樹として親しまれています。沖縄の高温多湿な気候では育てにくい植物です。
4. スズラン 小さな白い釣り鐘形の花を咲かせます。 北海道などの冷涼な地域でよく知られる花で、沖縄の屋外では一般的ではありません。

⭐️

 場所によって見られる植物に違いがあるのは当たり前じゃないか、といえばその通りです。そういって終わらず、どういう理由で違いが見られるのでしょう?

 みなさんはどう思いますか?

「そんなの暑さ寒さのせいだよ、以上!」
という人もいると思います。

 それだけでしょうか?

 A.I.に整理してもらいましょう。

植物の分布を決める要因はいくつもあります
① 気温・暑さ・寒さ
寒さに弱いガジュマルは沖縄では屋外で大きく育ちますが、寒い地域では冬越しが難しくなります。反対に、寒さを必要とする植物は沖縄では育ちにくいことがあります。

② 水分・湿度
ミズバショウは湿地に生育します。雨が多いか少ないかだけでなく、土壌がどれだけ水を保つか、根が水につかるかなども重要です。

③ 土壌・地質
石灰岩質の土壌、火山灰土、砂地など、土の性質によって育ちやすい植物が変わります。沖縄には石灰岩地帯や海岸の砂地など、特徴的な環境があります。

④ 風・塩分・台風
海岸の植物には、潮風に含まれる塩分や強風に耐える性質を持つものがあります。沖縄では台風への適応も重要です。

⑤ 標高・地形
同じ地域でも、山の上と海岸では気温や水分条件が異なります。県外には沖縄にない高山環境があり、そこでしか育ちにくい植物もあります

⑥ 植物の歴史・種子の移動
その土地に植物がたどり着けたかどうかも大切です。海で隔てられた沖縄には、独自の植物相が形成されてきました。気候が似ていても、自然に生えていない植物はあります。

なるほどなるほど。

優等生はここで納得するかもしれません。でも「いろいろあるね」と言われても私のこども心は納得しません。

なるほどなるほど。  優等生はここで納得するかもしれません。でも「いろいろあるね」と言われても私のこども心は納得しません。

 聞いてみましょう。

A.I.

沖縄と県外で見られる植物が異なる大きな理由は気候の違いであり、その中でも気温、特に冬の寒さが重要な役割を果たしている

 

 ということで、おそらく多くの方たちも考えただろう「暑さ・寒さ」が最も影響している、ということを一周回って確認することができました。

 とはいえ湿気とか土壌などの影響もあるということも大切な知識になりました。

 〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉のたのしさは、こういう理屈を大切にすることではありません、肌感覚でたのしむことで。

 そういう中でも人間はいろいろな興味関心・疑問が出てきます。

 そういう時には調べあって、いろいろな人たちに伝えてみてください。

「そんなの考えているのはあなたくらいで、わたしは興味ありません」という人たちもいるかもしれません。

でも〈野山さんぽ ワクワク発見隊〉のメンバーはきっと「お~、そうなのかぁ、面白い」と伝えてくれる人が多いと思います。

 ぜひみなさんの周りでも発見隊員を募集するとよいですよ。

 ちなみに、私に報告することは義務ではありません、それぞれで広げていただいて結構です。

 野山さんぽをたのしみましょう! 

🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか

① 一記事につき数回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎この応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
「いいね」と感じた方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げていただけませんか(クリック)⇨  X(旧Twitter)   LINE    Facebook
 

楽しい島言葉『〈琉球方言・しまくとぅばの多くは大和ことば由来〉仮説』

《笑顔(ゆい)ま~るプロジェクト@たのラボ》の活動の一つ『楽しい島くとぅばプロジェクト』はおかげさまで、どんどん広がって、先日開催した教育・福祉・保護者関係のワークショップ〈たのしい教育Enjoy-Cafe〉でも、新しいプログラムを楽しむことができました。

「ちむぐくる」「ゆいまーる」「どぅしぐわー」「ちむどんどん」…
 いろいろな〈しまくとぅば・島言葉〉でゲームしています。

《笑顔(ゆい)ま~るプロジェクト@たのラボ》の活動の一つ『楽しい島くとぅばプロジェクト』はおかげさまで、どんどん広がって、先日開催した教育・福祉・保護者関係のワークショップ〈たのしい教育Enjoy-Cafe〉でも、新しいプログラムを楽しむことができました。

 きっと〈しまくとぅば・島言葉〉の楽しさをこうやって、学校や福祉の場で広げてくれることでしょう。

⭐️

 琉球ことば、しまくとぅばを初めて聞くと日本語とは違う別な言語だと感じる人もいるかもしれません、でも親しんでいくうちに大和ことばにとても近いものだと感じてくると思います。

 身近な人たちに伝えている私の仮説があります、〈しまくとぅば・島言葉〉を楽しく学べば学ぶほど、その確かさを感じ続けています。

〈琉球方言・しまくとぅばの多くは大和ことば由来〉仮説

です。

 もちろん私独自のものではなく、きっと同じようなことを考えている人たちは多いと思います。

 ただしいくつか目にする「大和ことばルーツではあるが別言語」という見解とは異にします、離れた地の方言であって別言語ではない、という考えです。

 沖縄は海洋国家でしたから、交易する中でいろいろな国の言葉が入ってきています。空手の型には明らかに中国語由来の言葉がいろいろあります、「クーサンクー/公相君」「パッサイ/抜塞」「ナイハンチ/内歩進」etc.

 古い民謡の歌詞に「マタハーリヌ …」という言葉があって、そのマタハリというのはインドネシア語で〈太陽〉を意味するそうです。※ただしそれが偶然一致したのか、外国の言葉を取り入れたのか、私にはわかりません。

 また、そのマタハリが島言葉でしっかりしたステイタスを維持しているわけではありません、おじーおばーがその言葉を使っていたという記憶もありません。

 そういった武芸やその他に残る外来語があるとはいえ、しまくとぅばとして残されているものの多くは大和ことば由来です。

⭐️

〈しまくとぅば・島言葉〉として残されているものたちをみると、多くのものが大和言葉に源をたどることができます。

 はじめに掲げた写真にある〈しまくとぅば・島言葉〉を見ましょう。

〈しまくとぅば〉⇨〈大和ことば〉

ちむぐくる ⇨ 肝心

ゆいまーる ⇨ https://tanokyo.com/archives/175666

どぅし ぐわー⇨同士 小(愛称)

国立国語研究所のオンライン版『沖縄語辞典』
小ぐゎー[gʷaː]小さいことを表わし、またその愛称となる
[NINDA](https://ninda.ninjal.ac.jp/s/omolo/item/937409?utm_source=chatgpt.com)
つまり、 どぅし + ぐゎー =友達 + 小(愛称)
という構造です。

この「ぐゎー(愛称)」の由来について考えてみましょう。
「吾妹子(わぎもこ)」「背子(せこ)」「妹子(いもこ)」のように、親愛・指小の接尾辞として使われていた「こ」の変形が「ぐわー」ではないかと予想しています。
 まずKO(子・小/こ)がKWA(子・小/くわぁ)に変わっていった。実際、今でも子どものことを「くわぁ」と発音しています。
 さらに「くわぁ」が「ぐわー」に変形していくことは、そうおかしくないと思うのですけど、どうでしょうか。

楽しい島言葉『〈琉球方言・しまくとぅばの多くは大和言葉由来〉仮説』

⭐️

 パッと頭に浮かぶ単語を取り出して、たとえば「ふぃぬかん」という、大和言葉のどこにも重ならないような〈しまくとぅば・島言葉〉が浮かんだとします。

パッと頭に浮かぶ単語を取り出して、たとえば「ふぃぬかん」という、大和言葉のどこにも重ならないような〈しまくとぅば・島言葉〉が浮かんだとします。
 古くからの沖縄の台所には、こういう小さな祀りの場があります、これが「ふぃぬかん」です。

 これは 火の神(フィ ヌ カン)であることがわかります。実際に火を使うところに祀ってあります。

⭐️

沖縄最古の書籍『おもろそうし』には大和ことば由来のものがたくさんみつかります。

『〈琉球方言・しまくとぅばの多くは大和ことば由来〉仮説』おもろそうし

一 きこゑ大きみぎや
  おれて あすひよわれは
  てにがした
  たいらけて ちよわれ
又 とよむせだかこが

漢字を当てると、

一 聞得大君ぎや
  降れて 遊びよわれば
  天が下
  平らげて ちよわれ
又 鳴響む精高子が

となります。ウィキソース

訳は

聞得大君が神として降りてきて、神遊びをなさるなら、
天下を平らかに治めてください。

名高く霊力の高い精高子が…

という内容です。研究資料でも、ほぼこのように展開して読むことが示されています。

参照⇨https://www.scribd.com/document/828600426/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%82%8D%E3%81%95%E3%81%86%E3%81%97?utm_source=chatgpt.com

 しかも文法も同じだということがわかると思います。

 主語、述語の語順、疑問形の作り方、命令形にする時ほか、全く一致します。

 〈琉球方言・しまくとぅばの多くは大和ことば由来〉というのはあくまで仮説です、頑なに「これが正しいに決まっている」と考えているわけではありません。
「いやいや、独自の言葉や文法が発達しているのが〈しまくとぅば・島言葉〉だ、大和ことばとは違うルーツだ」という具体例、データがあれば、ぜひ教えてください。
 上質な推理小説を読み解くようで、とてもワクワクします。

🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
一年に一回、二、三ヶ月に一回など、飲み物を買うくらいの額を提供して〈たのしい福祉・教育〉で一緒に可能性を広げてみませんか?
▶ 100円から応援する(カード決済・30秒で完了)  ※1000円以上の場合には〈たのラボ〉ミニ教材の返礼をさせていただきます(郵送のため住所氏名をお書きください)

 寄付する 

① 一記事につき数回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎この応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
「いいね」と感じた方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げていただけませんか(クリック)⇨  X(旧Twitter)   LINE    Facebook

楽しい野山さんぽ@みなさんも涼風を探して歩いてみませんか

二十四節気では「寒露(かんろ)」の頃です、しっかり夜が長くなってきました。昼間を避ければ、沖縄でも涼しい風を感じはじめる頃になりました。読者の皆さんからとどく「野山さんぽが読みたいです」という声に、今回はお答えしたいと思います。

二十四節気では「寒露かんろ」の頃です、しっかり夜が長くなってきました。昼間を避ければ、沖縄でも涼しい風を感じはじめる頃になりました。読者の皆さんからとどく「野山さんぽが読みたいです」という要望に答えたいと思います。

秋が近づいて、夏のまばゆい光はやわらぎ、木々の緑も少しずつ深い色に変わってきました。

足もとの影もやさしく長くのびています。

朝いちばん、沖縄でもひんやりとした風を感じます。

深呼吸をすると胸の奥まですっと澄んでいくようです。

夕方になれば、西の空がほんのり色づいて、一日の終わりをそっと知らせてくれます。

みなさんも涼風(すずかぜ)を探して、朝夕に歩いてみませんか。

昼の時間なら水辺近くがおすすめです。

さらさらと水の流れる音を聞きながら歩いていると、不思議と暑さも和らぎます。

木陰に入れば、すっと涼風が頬をなでていきます。

川面をわたってくる風は、街なかの風とはどこか違って、水と草のにおいを運んできてくれます。

水辺は生き物たちのにぎわう場所でもあります、蝶やトンボ、バッタ、カエルに出会えるかもしれません。ひらひらと舞う蝶を目で追いかけたり、草の先にとまるトンボとにらめっこしたり、足もとをぴょんと跳ねたバッタに「おっ」と声が出たり、歩くたびに小さな出会いが待っています。

そっと水の中をのぞいてみると、小さな魚たちが光を受けてきらりと泳いでいます。流れにさからってじっとしている魚、石かげにすっと隠れる魚、水面にゆれる木もれ日と遊んでいるような魚たち、しばらく眺めていると、時間がゆっくり流れていくのを感じます。

足を止めて目をとじれば、鳥の声や虫の音、葉のそよぐ音が聞こえてきます。

ふだん聞きのがしている音が、ひとつ、またひとつと、重なって耳にとどきます。「あの声はどんな鳥だろう」と想像するだけでも、散歩はぐっとたのしくなります。

歩く時間は、ほんの三十分でも十分です。急がず、競わず、立ち止まりたくなったところで立ち止まる、それが野山さんぽのいちばんのおすすめです。

いつもの道も、ゆっくり歩くだけで「こんな世界があったんだ」と気づかせてくれます。

 忙(せわ)しい時、落ち着かない時はたのしめそうもない、そう思うかもしれません。
 いえいえそんな時にもおすすめですよ、不思議ですけど本当です。

 頭の中がいっぱいでも、かまいません。

 歩きはじめて十分もすると、足の運びと呼吸がだんだんそろってきます。

 水の音を聞き、風に頬をなでられているうちに、なんとなく気分がよくなってくると思います。

 これはこれは忙しい日々の夕方、野山さんぽの続きで、次の企画・構想を練っていて、ついつい時間が長くなっていた時のこと…

 道に何やら黒っぽいものが見えました。

 カメは詳しくないのですけど、ミナミイシガメでしょう。


 構想していた内容は忘れて、カメさんと戯れてしまいました。

 野山さんぽ、海辺さんぽで心動かされにないまま終わることは皆無です。

 帰り道には、行きとは違う空気をまとっている自分に気づくはずです。

 さんぽの時、みなさんが心動かされた写真をぜひ送ってくれると嬉しいです。

🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
一年に一回、二、三ヶ月に一回など、飲み物を買うくらいの額を提供して〈たのしい福祉・教育〉で一緒に可能性を広げてみませんか? 
▶ 100円から応援する(カード決済・30秒で完了)  ※2000円以上の場合には〈たのラボ〉ミニ教材の返礼をさせていただきます(郵送希望の方は住所氏名必須)

 寄付する 

① 一記事につき数回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎この応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
「いいね」と感じた方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げていただけませんか(クリック)⇨  X(旧Twitter)   LINE    Facebook