紙ごみから紙レンガ:アイディア募集中@楽しい面白い自由研究まっしぐら

〈たの研/たのしい教育研究所〉では楽しく面白い自由研究が同時並行でたくさん進んでいます。その一つが紙レンガ(紙素材のレンガ状ブロック)です、捨てられていく紙ごみ(段ボール・本・印刷済み用紙ほか)を利用しています。

 いろいろなサイズや硬さを工夫しています、後ろ側には厚み二倍のタイプです。

 ぎっしり固くくっついているんですよ⇩


 その過程で〈たて8cm × よこ22cm × 高さ4cm〉サイズを量産しはじめています。
 これは捨てていく段ボールでつくった紙レンガです、天日干しして乾燥させているところです。

 これは白ベースの用紙と牛乳パックでつくった紙レンガです。

 
 ぎっしり固めるので、捨てていく紙ごみをかなり再利用できます。

 この紙レンガ・紙ブロックが、何か楽しい面白いものに利用できる大きな予感がしています。

 巨大ジェンガ、室内のペットの家、簡易タイプの棚の支えetc.

 ちなみに市販されているのは巨大ジェンガといっても大した大きさではありません、それでも3万~4万円くらいします。

 

接着してイスやテーブルにすることもできるでしょう。

 読者のみなさんで「これに使えそうだ!」という楽しい面白いアイディアが浮かんだ方がいたら、ぜひお知らせください。

 共同開発したいという方も気軽にお問い合わせください。

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名前と同じように〈姿・形〉のおもしろさを考える@楽しい面白い自由研究② /楽しいA.I.入門

 前回の〈オオギバショウ/旅人の木〉の続きです、未読の方は一つもどってお読みください。

 ふつうの植物はできるだけ太陽光を吸収するように、四方八方に葉を広げます。

 これはヤシの木を下から見上げた写真です、いろいろな方向に葉を広げていることがわかります。

 ではどうして、オオギバショウは、平たい形状をしているのでしょう?

 生物は、その環境に適した姿・形・大きさ・機能を進化させていきます。

 オオギバショウの姿・形は、その環境にマッチしていったものだと考えられます。

 どういう進化の過程を経て、この形に落ち着いてきたのでしょうか。

 何をやるにも「まず予想」です、みなさんはどう考えたでしょうか。

 私は「木が密集した場所で成長できるように、光のすき間を見つけて細い形状で伸びていけるように進化してきたのではないか」と予想しています。

 調べてみても、簡単に答えは見つかりません…

 原産地が熱帯のマダガスカルだということは、その可能性は十分考えられるでしょう。

 実際のマダガスカルに生えている姿を探してみると…「ん~、そうでもないかな」

「マダガスカルへの扉」に感謝して引用

 A.I.に尋ねてみましょう。

 

質問:オオギバショウはなぜ平たい形状として進化してきたのでしょうか。

 

オオギバショウはなぜ平たい形状として進化してきたのでしょうか。

 
 
 

オオギバショウ(旅人の木)が平たい形状に進化した理由については、いくつかの説があり、完全に解明されているわけではありませんが、有力な説としては以下のものが挙げられます。

1. 受粉戦略説

  • 特定動物媒花: オオギバショウは、主にコウモリやキツネザルなどの夜行性の動物によって受粉されると考えられています。これらの動物は、広い空間を飛び回ったり、木々を伝ったりして移動します。

  • 目立つ形状: 平たい形状は、夜間でもこれらの動物から視認されやすく、花の位置を特定しやすくする効果があると考えられます。

  • 着地しやすい: 扇状に広がった葉は、これらの動物が花にアクセスするための足場(着地場所)を提供し、受粉の効率を高めている可能性があります。

2. 水分獲得戦略説

  • 雨水を集める: オオギバショウの葉の基部(葉鞘)は、水を貯めることができる構造になっています。平たい形状は、雨水を効率よく葉鞘に集めるのに役立つと考えられます。

  • 乾燥への適応: オオギバショウは、比較的乾燥した地域にも生育します。貯水機能は、乾燥期を乗り切るための適応戦略である可能性があります。

    • 補足: 「旅人の木」という名前は、この葉鞘に溜まった水を旅人が利用したことに由来するという説がありますが、実際にはこの水は腐敗しやすく、飲用に適さないことが多いようです。

3. 光獲得戦略説

  • 効率的な受光: 平たい形状は、太陽光を効率的に受けるのに有利であるという説もあります。特に、成長の初期段階で、他の植物との光競争に勝つために有利に働いた可能性があります。

  • 成長方向の制御: 葉が特定の方向(東西方向)に広がることで、日中の強い日差しを避け、朝夕の弱い光を効率的に利用できるという説もあります。

4. 風への抵抗を減らす戦略説

  • 強風への適応: オオギバショウは、風の強い地域にも生育します。平たい形状は、風の抵抗を減らし、強風によって葉や幹が折れるのを防ぐ効果があると考えられます。

複合的な要因

上記の複数の要因が複合的に作用して、オオギバショウの独特な平たい形状が進化してきた可能性が高いと考えられています。

補足

  • オオギバショウの葉は扇状に広がるため、一見すると東西方向にのみ伸びているように見えます。しかし、厳密には、葉の並び方は螺旋状であり、成長とともに徐々に回転していくため、完全に東西方向だけを向いているわけではありません。

参考文献

上記を参考に、オオギバショウの平たい形状の進化について、さらに詳しく調べてみるのも面白いでしょう。

 

私は三つくらいのA.I.を併用しています。

そのうちの気に入りの一つに、上の答え(別A.I.)の評価をしてもらいました。

その答えはこうです⇩

この対話の内容について、科学的な正確性と論理性 の観点から評価し、真偽の判定 を行います。


評価: 基本的に信頼できるが、一部に疑わしい点がある

💡 真偽: 部分的に正しい(主に水分獲得・光獲得・風適応説は妥当)。しかし、「受粉戦略説」には疑問がある。

以下、各説について詳しく検証します。


1. 受粉戦略説(❌ 信頼性が低い)

  • 主張:

    • オオギバショウの平たい形状は、コウモリやキツネザルなどの夜行性動物による受粉を助けるために進化した 可能性がある。
    • 目立つ形状、着地しやすい葉が、受粉の効率を高めた。
  • 問題点:

    1. オオギバショウの受粉者に関する研究不足
      • オオギバショウの主な受粉者として、キツネザルやコウモリが挙げられる証拠は少ない
      • 近縁種のタビビトノキ (Ravenala madagascariensis) は、主にキツネザル (Lemuridae) によって受粉されるが、葉の形状が受粉にどう関与するかは不明。
    2. 植物の形状進化は通常、受粉よりも環境適応が主導する
      • 花の形が受粉者に適応するのはよくあるが、葉の形が受粉のために進化する例はほとんどない。
      • 受粉効率を高めるなら、葉ではなく花が目立つ形になるはず
  • 結論:

    「受粉戦略説」がオオギバショウの平たい形状の進化を主導したとする証拠は不十分。

    したがって 信頼性が低い。


2. 水分獲得戦略説(✅ 十分に信頼できる)

  • 主張:

    • 葉の基部が雨水を集めて貯水する構造になっており、乾燥への適応として有利。
    • 旅人が水を利用したという説があるが、実際には腐敗しやすいため、飲用には適さないことが多い。
  • 信頼性の評価:

    証拠が多く、一般的に支持されている説

    • オオギバショウの葉鞘は、雨水を効率的に集める構造になっている
    • 近縁種のタビビトノキも同様に水を貯める機能を持つ
    • 乾燥に適応した植物が、雨水を蓄える機能を進化させるのは理にかなっている
  • 結論:

    水分獲得のための適応として、オオギバショウの葉の形状が進化したという説は、科学的に合理的で信頼できる。


3. 光獲得戦略説(✅ 十分に信頼できる)

  • 主張:

    • 平たい形状は、太陽光を効率よく受けるのに適している。
    • 葉の配置によって、日中の強い日差しを避けつつ、朝夕の光を最大限に利用する可能性がある。
  • 信頼性の評価:

    証拠があり、植物の光利用戦略として一般的に見られる適応

    • 葉が広く展開することで、光合成効率を向上させる例は多数ある。
    • 同様の適応が他の植物(バナナ科やヤシ科)にも見られる。
    • 特定の方向に葉が並ぶことが日射量の最適化につながる例もある(例:ウチワサボテンなど)。
  • 結論:

    光獲得戦略説は、オオギバショウの葉の形状の進化を説明する合理的な要因の一つとして信頼できる。


4. 風への抵抗を減らす戦略説(✅ 十分に信頼できる)

  • 主張:

    • オオギバショウは風の強い地域にも生育し、葉の形状は風の抵抗を減らすのに役立っている。
    • 扇状に葉が並ぶことで、強風を受け流しやすくなる。
  • 信頼性の評価:

    植物の環境適応として一般的に見られる戦略

    • 風が強い環境に適応した植物(例:ヤシ類、ウチワサボテンなど)でも、類似の適応が見られる。
    • 葉が一方向に展開することで、全方向に広がるよりも風の影響を軽減できる可能性がある。
  • 結論:

    風への適応として、オオギバショウの葉の配置が進化したという説は、合理的で信頼できる。


最終評価: どの説が最も有力か?

真偽評価 理由
受粉戦略説 疑わしい 受粉者との関連性が不明瞭、葉の形状進化と結びつけるのは不自然
水分獲得戦略説 信頼性が高い 実際に葉鞘に水を貯める機能があり、乾燥適応と一致
光獲得戦略説 信頼性が高い 太陽光を効率的に受ける戦略は植物の進化でよく見られる
風適応戦略説 信頼性が高い 風の影響を受けにくい葉の配置は、他の植物でも確認される

結論

この対話の内容は、概ね信頼できるが、受粉戦略説の信憑性が低いため、一部誤った情報を含んでいる と言えます。

  • 水分獲得・光獲得・風適応の3つの説は十分に妥当で、オオギバショウの葉の形状の進化を説明する上で重要な要素。
  • 「受粉戦略説」は科学的証拠が不足しており、疑わしい。
  • したがって、「真偽を評価すると部分的に正しいが、完全に正しいとは言えない」という結論が妥当。

この内容をより正確にするには、受粉戦略説を削除するか、「可能性はあるが証拠は少ない」と補足するのが望ましい でしょう。

公正さを得るために、その評価を、もとのA.I.に投げてみると、こういう回答がきました、A.I.は人間よりずっと柔軟です。

別なAIによる詳細な評価、ありがとうございます。非常に興味深く、また勉強になりました。特に、受粉戦略説に対する詳細な検証と、それに基づく信頼性への疑問呈示は、私自身の回答を省みる上で大変参考になります。

私の回答に対する自己評価と反省点

  • 受粉戦略説への過度な重み付け: 評価にもある通り、受粉戦略説は、他の説に比べて証拠が乏しいにもかかわらず、主要な説の一つとして提示してしまった点は反省すべき点です。今後は、情報の確度や信頼性をより慎重に見極め、主要な説と可能性のある説を明確に区別して提示するよう努めます。

  • 情報源の精査不足: 受粉戦略説に関して、より詳細な研究や証拠を探すことなく、一般的な情報に基づいて回答してしまった点は、情報源の精査不足と言わざるを得ません。今後は、より信頼性の高い情報源(学術論文、専門家の意見など)を参照し、多角的に情報を収集するよう心がけます。

  • 表現の曖昧さ: 「可能性が高い」といった表現を用いることで、確証がない情報をあたかも確実であるかのように誤解させる可能性がありました。今後は、「~という説もあるが、証拠は限定的である」といったように、情報の確度を明確に伝える表現を用いるよう努めます。

今後の改善点

  1. 情報収集の強化:

    • 学術論文データベース(Google Scholar、J-STAGEなど)を活用し、最新の研究動向を把握する。

    • 専門家の意見や解説記事を参照し、多角的な視点を取り入れる。

    • 信頼性の低い情報源(Wikipediaなど)は、一次情報源としてではなく、情報収集の足がかりとして活用する。

  2. 情報の確度評価:

    • 各説の根拠となる証拠の強さを評価し、主要な説と可能性のある説を明確に区別する。

    • 複数の情報源を比較検討し、情報の矛盾点や疑問点を見つける。

    • 情報源の信頼性(著者、出版元、発表時期など)を確認する。

  3. 明確で正確な表現:

    • 曖昧な表現を避け、断定的な表現は慎重に使用する。

    • 情報の確度に応じて、「~と考えられている」「~という説もある」「~という可能性が指摘されている」など、適切な表現を使い分ける。

    • 専門用語は、必要に応じて解説を加える。

  4. 継続的な学習:

    • 科学的な知識は常に更新されるため、継続的に学習し、最新の情報に基づいて回答できるよう努める。

    • AI技術の進歩も著しいため、AIの評価やフィードバックを積極的に活用し、自身の回答の質を向上させる。

今回の評価を真摯に受け止め、今後の回答に活かしていきたいと思います。より正確で信頼性の高い情報を提供できるよう、精進してまいります。

 結論として「水分獲得・光獲得・風適応」の過程で、オオギバショウの形状は進化してきたという可能性が高いようです。

 植物の名前と同じように、その姿・形に目をつけていくと、また楽しい面白い自由研究の世界が広がってきます。みなさんも、心動かされた生物に目をつけて、予想を立ててからいろいろ調べてみてください。
 たのしい面白い発見があったら〈たの研〉までお知らせください。

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本当の環境保護活動=楽しい環境教育② A.I.に訊いてみた

 さっそくいろいろな声を聞かせていただくことができました、続けて書きましょう。前回のわたしとAさんの会話の部分から紹介します、未読の方は戻ってお読みください。
 

わたし
「〈たの研〉のシンプル紙作りは、捨てられてしまう紙類から和紙風の紙をつくるわけですけど、考えていると、紙のゴミはもともと分別されて再利用されていますよね」

 

Aさん
「はい、ゴミ出しで分類していますよね」

 

わたし
「すると、捨てられたゴミを製紙工場で再生紙として利用するのと、私たちが個人で再び紙として利用するのとでは、特に差はない、つまり環境保護につながっていないのではないか ・・・という見方について、どう思いますか?」

 
 みなさんはどういう予想を立てたでしょうか。

 具体的に「電力」に絞って、どちらが少なくて済むかで考えてみましょう。

 製紙工場で一気に再生紙にした方が電気を使わなくて済むとしたら、学校や家庭でそれぞれが紙をつくるよりエコです。電力会社でその分の燃料を使わなくてよいのですから、環境にやさしいことになります。
 だとしたら、それぞれが紙作りをしてしまったら逆に環境に悪いことになってしまうかもしれません。

 まだ予想を立てていない人たちも、ここで一緒に予想を立ててみてください。

問題
 1t(1000kg)の紙のゴミがあります。これを一気に製紙工場で再生紙にする時に使う電力と、1kgずつ1000家庭で紙作りする時に使う電力とを比べると、電力が少なく済むのはどちらでしょう。ちなみに、家庭で1kgの捨てる紙から再生紙をつくる場合には、〈たの研〉のシンプル紙作りを基本にします。ミキサーを使って紙をバラバラにする過程で電気を使い、乾かす時には自然乾燥にします。

 ア.1kgずつ1000家庭でそれぞれが紙をつくった方が少ない電力ですむ
 イ.1t(1000kg)を工場でまとめて紙を作った方が少ない電力ですむ
 ウ.ほとんど同じくらい
 エ.その他

 どうしてそう予想しましたか?

 この質問はAさんだけでなく、すでに何人にもしてきました。
 ある先生は一生懸命考えて予想を立てたあと、「どうしてそういうことを考えついたのですか? ふしぎです」と質問してきました。
 形だけの環境保護が広がったらマイナスだからです。
 やってる風の環境保護、自己満足の環境保護をしているうちに、事態はますます深刻になっていく。
 プログラムを作る側の人間が、効果があがるのかどうかよくわからないものを広めていったら困ったことです。
 予想を立てる段階、研究開発段階ならそれも構いません。でもすでに〈たの研〉はたくさんの問い合わせがくるほど注目されています。
 あまり効果がないとか、実はマイナスであったというのなら、真っ先に〈たの研〉が気づいて予想変更と訂正、お詫びをしなくてはいけません。
 
 さてそろそろ答えにいきましょう。
 再生工場での電力がどれくらいなのかデータを探すめどが立たなかったのでA.I.に尋ねてみました。
 こういう質問です。
 
環境保護活動としていろいろな取り組みがある中、形だけの環境保護になってしまっては元も子もありません。
そこで数量化したものを知りたいので、算出してもらえませんか。

紙はかなり再利用されているといわれていますね。

たとえば1tの紙を製紙工場で一気に再生紙にする時の電力と、1tを1000の家庭で1kgずつミキサーにかけて紙をバラバラにし、乾かして和紙風の紙をつくるとしたとき、どちらの電力が少なくすむでしょうか。

あまり変わらないのでしょうか。

ある生成A.I.の回答 ※要点を抽出
 

ご質問ありがとうございます。非常に興味深い視点ですね。
自然乾燥を前提とした家庭でのリサイクルと、製紙工場でのリサイクルの電力消費量の差を、具体的な数値を用いて比較・説明します。

 

前提条件

  • 家庭でのリサイクル:

    • 1000家庭で合計1トンの古紙をリサイクル

    • 各家庭1kgの古紙を処理

    • ミキサー: 消費電力300W (0.3kW)、1kgあたり10分(1/6時間)使用

    • 乾燥: 自然乾燥 (電力消費なし)

  • 製紙工場でのリサイクル:

    • 1トンの古紙をリサイクル

    • 電力消費量: 500kWh ~ 1500kWh (幅を持たせて考慮)

計算

  1. 家庭でのリサイクル (1000家庭合計):

    • ミキサーの電力消費量: 0.3kW × (1/6時間) × 1000家庭 = 50kWh

  2. 製紙工場でのリサイクル:

    • 最低電力消費量: 500kWh

    • 最高電力消費量: 1500kWh

    • 中央値: 1000kWh

電力消費量の差 (製紙工場 – 家庭)

  • 製紙工場 (最低): 500kWh – 50kWh = 450kWh

  • 製紙工場 (中央値): 1000kWh – 50kWh = 950kWh

  • 製紙工場 (最高): 1500kWh – 50kWh = 1450kWh

数値化された結果

自然乾燥を前提とした場合、家庭でのリサイクル (1000家庭で1t) と製紙工場でのリサイクル (1t) の電力消費量の差は、以下のようになります。

  • 最小: 製紙工場が450kWh多い

  • 中央値: 製紙工場が950kWh多い

  • 最大: 製紙工場が1450kWh多い

解釈

この数値は、家庭でのリサイクルが、製紙工場でのリサイクルと比較して、電力消費量の点で非常に効率的であることを示しています。製紙工場が最も効率的な場合 (500kWh) でも、家庭でのリサイクルの方が450kWh少ない電力で済みます。

 

これらの要素を考慮しても、自然乾燥による家庭でのリサイクルは、電力消費量の観点からは、非常に優れた取り組みであると言えるでしょう。

 

A.I.に限らず複数のソースにあたることが〈ものの見方・考え方〉には大切なことです。 ※もちろんその前に『予想をもって問いかける』ことが基本中の基本であることはいうまでもありません

別のA.I.にも尋ねてみましょう。

別の生成A.I.の回答

ご質問ありがとうございます。紙のリサイクルにおけるエネルギー消費を、製紙工場での大量生産と家庭での手作業で比較してみましょう。

1. 製紙工場でのリサイクル

製紙工場では、古紙1トンをリサイクルする際に、以下のエネルギーが消費されます:prpc.or.jp+6losszero.jp+6prpc.or.jp+6

これらを合計すると、約5.9 GJのエネルギーが必要となります。

2. 家庭での手作業によるリサイクル

家庭で1,000世帯がそれぞれ1kgの紙をリサイクルする場合を考えます。各家庭がミキサーを使用して紙を細かくし、乾燥させて和紙風の紙を作るとします。

  • ミキサーの消費電力:​一般的な家庭用ミキサーは、約300W(ワット)の電力を消費します。
  • ミキサーの稼働時間:​1kgの紙を処理するのに約10分(0.167時間)と仮定します。
  • 1家庭あたりの電力消費:​300W × 0.167時間 = 約0.05 kWh

これを1,000世帯分に換算すると:

  • 全体の電力消費:​0.05 kWh × 1,000世帯 = 50 kWh

さらに、紙を乾燥させるためのエネルギーも考慮する必要がありますが、ここでは自然乾燥と仮定し、そのエネルギー消費は無視します。

3. エネルギーの比較

この比較から、家庭での手作業によるリサイクルの方が、製紙工場でのリサイクルよりもエネルギー消費が少ないことがわかります。

 

以上を総合すると、エネルギー消費の観点では家庭での手作業の方が少ないものの、他の要因も考慮してリサイクル方法を選択することが重要です。

 

 他にも二つのA.I.にいろいろな訊き方をして、内容を精査しました。
 たとえば「製紙工場での電力の算出根拠は何か?」という質問に、複数のA.I.に複数回尋ねて、こういう答えが返ってきました。

🟢経済産業省の資料「トランジション・ファイナンスに関する紙・パルプ分野技術ロードマップ」の利用

🟢日本製紙連合会は、製紙業界のエネルギー使用に関する詳細なデータを公開しています。これらの資料には、業界全体のエネルギー消費量、自家発電の割合、CO₂排出量の削減目標などが含まれています。

🟢主な資料:

  1. 「紙パルプ産業のエネルギー事情」

    この資料では、紙・パルプ産業におけるエネルギー消費の現状や推移、電力料金の動向などが詳述されています。

  2. 「紙パルプ産業のエネルギー需要及び他産業も含めたCO₂排出の動向」

    この資料は、紙パルプ産業のエネルギー需要やCO₂排出の動向を他産業と比較しながら分析しています。

  3. 「2050年カーボンニュートラルに向けた製紙業界のビジョン(基本方針)」

    製紙業界が2050年のカーボンニュートラル達成に向けて取り組むべき方針や戦略が示されています。

🟢 製紙工場でのリサイクル

製紙工場での古紙リサイクルに必要な電力消費量は、様々な要因(工場の設備、古紙の種類、再生紙の種類など)によって大きく異なりますが、一般的な数値を参考にします。

これらの資料を参考にすると、古紙1トンをリサイクルしてトイレットペーパーや段ボールなどを作る場合、おおよそ500〜1000kWhの電力が必要とされています。ここでは、中間値をとって750kWhと仮定します。

 

 いずれにしても、これらをベースにして、本当に「大きな工場で大量を一気に」より「小さな量を過程でサッと」を重ねた方が消費電力が少なく済むのか、しっかり検証をすすめていく必要があるでしょう。

ただし〈たの研/たのしい教育研究所〉がシンプル紙づくりを進めている理由はそれだけではありません。

🔴 家庭から紙ゴミを出す。そのゴミをトラックにのった何人もの人が回収作業に従事する。その人たちの労力が減ることによるCO2削減

🔴 ゴミ回収のトラックの燃料費、維持費 etc. が少なくなる分のCO2削減

🔴 自分好みの紙をつくることで、新たな消費が減ることによるCO2削減

🔴 人々が捨てられているものをハンドメイドでいろいろなものを作ることができる楽しさを味わうことによる、未来的なCO2削減

 ほかにもいろいろあります。

 前回と併せると〈たのしい教育メールマガジン〉の一つの章レベルのボリュームになってしまいました。

 まだ書きたいことはあるのですけど、このへんでとめておきましょう。
 「本質的でたのしい環境保護活動」に興味のあるみなさんが一緒に歩んでくださることをたのしみにしています。

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本当の環境保護活動=楽しい環境教育① 超シンプル紙づくりはどんどん進化中

 Google検索で『楽しい環境教育』と検索すると、〈たの研/たのしい教育研究所〉のサイトがトップ表示されます。『楽しい環境学習』だと1位2位を行き来している状態です。※平仮名の〈たのしい〉で書くとどれも一位です

 その影響も大きいのでしょう、沖縄の〈たの研〉にはいろいろな県から環境保護、環境学習についての質問、問い合わせがやって来ます。

 環境保護活動はとても重要なテーマです。

 〈たの研〉の大きなテーマである《福祉活動》は、経済的なものがからみますから来週、来月の生活と関わる大きな問題です。
 それに比べると《環境問題》は来週、来月に関わるものではないので、大きな問題ではないと感じてしまう人もいるでしょう、特に〈こども感覚〉はそれに近いと思います。
 ところが科学的に確かめていくほどに、人間だけでなく、他の生物たちの生存にも関わる重大な問題であると考える人たちが増えてきています。環境問題は生命体全体にとって重要なテーマだといってよいと思います。

 環境問題は大きなテーマです、スーパーのレジ袋をマイバッグに変えたくらいでどうこうなるものではありません。そうしていることで環境保護活動をしている気持ちになって、本質的な活動が止まってしまうことの方が逆に心配です。そうだとしたらマイナスになっているとも考えられるでしょう。

 また、本質的な効果はよくわからないけれど、とりあえずやっていますというような〈形だけの環境教育・環境学習〉も心配です。さっきあげた心理面に加えて、それに労力とエネルギーを費やしていくわけですから、その分余計なCO2を排出してしまうわけです。実質的なマイナスにもなっているでしょう。

 本質的に効果のあがる環境保護活動をすすめていく必要があるでしょう。

 企業は企業で努力してもらい、行政は行政で努力する。もちろん政治の流れは重要ですから、それにも期待する。
 とはいえ、私たちにとって大切なことは、自分でできる、やってみたくなる環境保護活動です。〈たの研/たのしい教育研究所〉では「それいいね、やってみたいね」と思えるような環境保護活動プログラムをいろいろ開発中です。

 今回は、県外のある団体に提供したアイディアを一つ紹介します。

 その団体の方は、〈たの研〉のこの記事にとても関心が高く、いろいろなことをとても詳しく尋ねていました。

とっても簡単 和紙(和紙風の紙)づくり@紙づくりはシンプル2工程/とっても楽しい自由研究

〈たの研〉のシンプル紙作り(和紙風)はその後もどんどん進化しています。なかなかサイトなどで紹介するゆとりがなく、直接尋ねてきてくれた方たちに紹介しているくらいですけど、4月になったら学校でとりくみたいといってくれる先生たちもいます。

 次回のメルマガで紹介して後、サイトに書きたいと思います。

 捨てる紙をミキサーにかけて水にとかし、100均のアミですくう。

薄く仕上がるので、その日のうちに乾いて紙として利用できます。
簡単すぎて子どもたちはさらに驚くことでしょう。
このサイズの丸いペーパーは貴重です、POP表示などで利用しようと思います。

 そのアイディアを提供する中で、かねがね私が考えていた質問をしてみました。
 みなさんも一緒に考えてみてくれませんか。

わたし
「〈たの研〉のシンプル紙作りは、捨てられてしまう紙類から和紙風の紙をつくるわけですけど、考えていると、紙のゴミはもともと分別されて再利用されていますよね」

 

Aさん
「はい、ゴミ出しで分類していますよね」

 

わたし
「すると、捨てられたゴミを製紙工場で再生紙として利用するのと、私たちが個人で再び紙として利用するのとでは、特に差はない、つまり環境保護につながっていないのではないか ・・・という見方について、どう思いますか?」

 Aさんはしばらく黙ってしまいました。

 さてみなさんはどう考えますか?

 少し反応を待ってから続きをかきましょう。※次回ではなく数回後になる可能性があります

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