前回のアジサイの話の反響が届いています、色の話続きで、今度はネコの目の色の話をしましょう。
〈たの研〉にはウェルカム担当の小次郎という名前のネコがいます。
スカイブルーの美しい目をしています。
目にスカイブルーの色素があるのかというと、そうではありません。
目に入った光が散乱してスカイブルーに発色しているんです。
青空には、青い色の素(もと)があるのではなく、無色透明の空が強い太陽の光を受け、青い光を散乱させて青空に見えます。
小次郎の目も同じです。
全部の猫がスカイブルーの目をしているわけではありません。
たいていの猫には目の中にメラニンという色素があります。
メラニンが少ないと薄い黄色の目になります。
多いと黄色になります。
さらにメラニンの量が多いと血走ったような色になります。
小次郎の目にはメラニンがほとんどないので、入った光を青空のように散乱させてスカイブルーに見えるわけです。
※子猫の時はメラニンの生成が少ないので、多くのネコが青系に見えるといいます
以前、タマムシなどの昆虫たちの美しい色が、光の散乱による「構造色」だという話を書いたことがあります。もちろん、色素によって発色する色もあります。
猫の目の色は「構造色」です。
すでにいくつか「自由研究のアドバイス」の依頼が来ています。生物のいろいろな色について、自由研究するのも楽しいと思いますよ。
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