スカイブルーの美しい目を持つ猫@楽しい面白い自由研究

 前回のアジサイの話の反響が届いています、色の話続きで、今度はネコの目の色の話をしましょう。

〈たの研〉にはウェルカム担当の小次郎という名前のネコがいます。

 スカイブルーの美しい目をしています。

 目にスカイブルーの色素があるのかというと、そうではありません。

 目に入った光が散乱してスカイブルーに発色しているんです。

 青空には、青い色の素(もと)があるのではなく、無色透明の空が強い太陽の光を受け、青い光を散乱させて青空に見えます。
 小次郎の目も同じです。

 全部の猫がスカイブルーの目をしているわけではありません。

 たいていの猫には目の中にメラニンという色素があります。
 メラニンが少ないと薄い黄色の目になります。

 多いと黄色になります。

 
 さらにメラニンの量が多いと血走ったような色になります。

 小次郎の目にはメラニンがほとんどないので、入った光を青空のように散乱させてスカイブルーに見えるわけです。

 ※子猫の時はメラニンの生成が少ないので、多くのネコが青系に見えるといいます

  以前、タマムシなどの昆虫たちの美しい色が、光の散乱による「構造色」だという話を書いたことがあります。もちろん、色素によって発色する色もあります。
 猫の目の色は「構造色」です。

 すでにいくつか「自由研究のアドバイス」の依頼が来ています。生物のいろいろな色について、自由研究するのも楽しいと思いますよ。

 

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楽しい花さんぽ〈アジサイ/紫陽花の季節〉で楽しい面白い自由研究@楽しい原子論

 出張で飛び回る日々、遠くに見える鮮やかな彩りに惹かれて近づくと、アジサイ(紫陽花)の花が咲いていました。アジサイは日本原産の植物です、写真に見える「ガクアジサイ」がアジサイの原種です。※「ガクアジサイ」と「ヤマアジサイ」を加えていねるサイトもあります、どちらも全体的な作りは似ています

 手毬のように丸く膨らんだアジサイは、日本のガクアジサイが海外で品種改良されて、逆輸入されたものです。

wikipediaに感謝して引用

 以前「アジサイの花に見えている部分は植物学的にいうと花ではない」という記事を書きました。未読の方はどうぞ、たくさんのお便りをもらった記事の一つです。

楽しい理科・楽しい植物学@ガクアジサイは面白い

 今回はその時に個人的に宿題にしておいた、アジサイの色の話を書きたいと思います。ちょうど今「原子論と楽しい人生」をテーマに執筆しているので、その一つのテーマにしてもよいと考えています。

 アジサイの色は大きく〈青〉と〈赤〉の系統に分かれます。

 知っている人もいると思います、土壌の酸性度・アルカリ度によって色が違ってきます。
 アジサイの色はリトマス紙の反応と逆になる、とイメージすると覚えやすいとおもいます。リトマス紙の判定でアルカリ性は〈青〉反応を示します、アジサイは逆で、アルカリ性の土壌で花が〈赤〉くなります。

 アジサイを漢字で書くと「紫陽花」、紫の陽(ひなた)の花です。

 アジサイの花にある〈アントシアニン〉という分子は、土壌にあるアルミニウムと結びつくと青系に発色します。

 地球上に存在する原子を多い順に並べると〈酸素〉〈ケイ素〉〈アルミニウム〉です、アルミニウムは土壌にもたくさん存在しています。

 火山ガスには酸性のものが多く、火山の多い日本の地質は酸性に傾くようになります、もちろん全てではありません。

 もともとアルミニウムは地中に多いので、その酸性に傾いた土壌の中で、植物に吸収されやすい状態(イオン)になるものもたくさんでてきます。それで青系のアジサイが多くなります。

 そこで考えてみると、アサガオも青系と赤系があります。

 ブドウの色も青系、赤系があります、ほかにもあるでしょう。

 それもアジサイの反応のような仕組みがあるのではないかな。

 みなさんはどう思いますか?

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たのしい環境教育@酸素を増やす研究/さし木Newバージョンの実験

 植物を増やす活動は、どうも普通の楽しみ以上のものがあるということを感じはじめています。植物を増やしていくことは美味しい実が増えていくことにつながることもあるし、生命に不可欠なO2を作り出すことにもなります。プラモデルを作ることも楽しいけれど、どうもそういうことと次元が違う感じがする…
 最近実験していることを紹介します。
 公式サイトに桜と桜の間で光が当たらず一年経っても小さなままだった桜の木の話を書きました。
https://tanokyo.com/archives/166668

 その時、小さな桜に太陽の光をあてるために両隣の桜の枝を剪定したのですけど、最近見るとその切り口近くから新しい葉が芽吹いていました。切られた部分にいく勢いを新芽に注いでいるわけです。


「もしかすると…」

 閃いたのは「この部分を切り取って土に入れると普通のさし木より成功率も高く成長スピードも速いのではないか」という考えです。
 さっそく実験することにしました。
 これは大きな芽、何となく根が出やすいかも、と考えて枝はタテ半分にしました。※大きな葉は落とします

 

  

 これは小さな芽です。

2025年、こどもの日に土に植えました。

 私は植物栽培や農業に詳しいわけではありません。これで桜のさし木の成功率が高いとしたら面白いのだけど…
 みなさんはどう予想しますか?
 専門の人から「そんな簡単なこともしらないのか、成功するわけないだろう」と言われることなのかもしれません。
 ちなみに専門家が推奨する桜のさし木は、伸びている枝先をカットして葉を半分くらいにして土にまっすぐ挿します。桜でなくてもたいていこうです。

 予想を立てて実験すると、当たっても外れてもたのしく賢くなることができます。

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すばらしいサイトだなと感心する@『炭づくり』の話@楽しい面白い自由研究

 炭作りについての質問がいくつか届いています、おそらく自由研究ですすめるのでしょう。まず「大きさは変わってしまうのか」という質問に答えようと、A.I.に質問しつつ、Googleでいろいろなサイトの炭の大きさ比較の画像を出してもらって見ていました。

 この写真のサイトは面白いかも、と思って開いてみると、いろいろなところに書いているここと同じような説明で特に心動かされず、タイトルにひかれて開いてみてもつまらなかったり難しいことを書いていたり… 

 しばらくして「これは面白い!」と目を見張ったサイトを見つけました。

 これはとてもわかりやすい、クッキーを炭にして、もともとの大きさのクッキーと比較してくれています。こんなに縮むんだなぁ~、と感心。

 こんなに楽しく紹介できるって素晴らしい、「こういうセンスが大切だ」と感心してしまいました。

 それにしてもこのクッキー、なじみ深いぞと考えつつ、写真の元サイトをクリックしてみたら、なんとうちの公式サイトでした。

 すでに数千記事書いてきたので、細かいところまで覚えていないので、自分で自分に感心したしだい。

 みなさんも読んでみませんか。

たのしい炭作り〈おかし編〉@楽しい面白い自由研究

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