春の講座参加者用-今日の図形

春の講座に参加したみなさんへの記事です。

 今日の図形はこの並びです!

※一定期間公開しましたので、削除させていただきました
講座参加の方で、また見たいという場合には、名前と所属を記載の上
直接連絡をください
こちら

 

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学校現場の混乱と冷静な対応/3月2日からの臨時休校要請について〈一般社団法人日本感染症学会・一般社団法人日本環境感染学会〉「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)―水際対策から感染蔓延期に向けて―(2020 年2 月21 日現在)」

 かなり現場が慌てています。私のところに、管理職の方たちからも〈混乱せず進めるためにはどうすればよいのか〉という相談が来ています。時事的な内容はあまり書かないのですけど、少しでも落ち着いてもらえるならと思い、個別ではなくここにも記すことにします。

 今回の政府の〈臨時休校〉に関する話は「要請」であって決定ではありません。
 金沢市の様に「周知や議論の時間があまりのもないので、現時点では休校は考えていない」というところもありますが、たくさんの市町村はそのまま実施することになるでしょうから、休校に向けて冷静にすすめておく必要があるでしょう。

 さて、マスコミから伝わる騒ぎが大量に耳に届きますから、新型コロナウィルスがどの程度怖いのか、見ておく必要があります。

 各県での開催自粛のニュースばかり取り上げていますが、今週末に限定しても〈世界の蘭展〉や〈大学入試〉〈ポケモンカードゲーム教室〉ほか、そのまま開催しているイベントやテーマパークがいくつもあります。
 新型コロナについては〈感染力等はインフルエンザより強くない〉〈いや心配だ〉などいろいろな意見があります。
 〈沖縄県内の感染者は3名〉という状況ですが、それがとてつももない大きな数だと慌てる方もいれば、インフルエンザよりとても少ないのだという方もいます。
 こういう場合には報道に振り回されず〈専門家の科学的な意見〉が大切です。
 ちみに私は東北大地震の10日後辺りには現地に入ってボランティア活動をしていました、まだ気仙沼の方面では火が赤々と立ち上っていた頃です。
 被災地はまさに不確かな情報が飛び交う真っ只中です。
 〈原発がまた爆発する〉という話でうろたえている人たちもいました。
 〈水道水は飲んではいけない〉とか〈飲んでいい〉といった正反対の情報もあり、何を頼りにすれば良いのかと右往左往している方たちがたくさんいました。
 そういう場合、飛び交うニュース等に頼るのではなく、自分の手で例えば〈水質調査チームなんといっているのか〉といったことを調べていくことで、より安全に行動ができます。
 
 さて、日本には感染症の権威ある団体が二つあります、「一般社団法人日本感染症学会」「一般社団法人日本環境感染学会」です。
 数日前に、その両理事長名の連名で出された、かなりグレードの高いレポートが出されました。
 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)―水際対策から感染蔓延期に向けて―(2020 年2 月21 日現在)」です。
 難しい研究レポートではなく〈一般市民の方々へ ―共有してほしい情報と行動― 〉と〈診療にあたる方へ〉と分けて示してくれています。これが最新のレポートです。
 
 二、三抜粋します、原文のリンクも載せておきます。
 
①コロナウイルスは、新型コロナウイルスを含めて主に飛沫感染により伝播します。現時点では空気感染の可能性はきわめて低いと考えられます。
 したがって、外来での対応は通常のインフルエンザ疑い患者への対応に準じた標準予防策、飛沫感染予防策・接触感染予防策の徹底が基本となります
 
②一般市民の皆様へ―クイック・チェックポイントー
 注意すべき症状
  ・37.5°C以上の発熱、咳、倦怠感などに加え、呼吸苦、息切れの症状がある場合
  ・37.5°C以上の発熱、咳、倦怠感などの症状が、5日以上持続する場合
 
 何かとてつもないウィルスが世界の人々に襲いかかっているという様なイメージではなく、〈インフルエンザに準じた対策〉ということです。
 もっと落ち着いて対応する必要があります。
 ある人たちの家にはマスクが段ボール箱いっぱい置かれているという話も耳にしました。必要な人たちにマスクが回る様なことが基本です、パニックにな買い占める人たちがこんなに出てしまうことは、今後の大きな課題です。
 今後のためにも落ち着いていきましょう。

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まど・みちおの発想 つづき

 今も教科書にまど・みちおさんの作品はとりあげられているのだろうか?
 まどさんの詩には鳥肌が立つほど研ぎ澄まされたものから、おもわず笑ってしまうものまでたくさんあります。
 そのどれも、まどさんの感動が横たわっています。
 私が好きなまどさんの詩の一つ〈ちがいくらべ〉という詩があります。
 笑いと同時に、きっとまどさんはつぶらな目を見開いてその違いに感動してたんだろうと思います。

ちがいくらべ
 まど・みちお

 

ら すべすべで
ばら とげとげ

はち ぶんぶんで
ばち べんべん

はけ もしゃもしゃで
はげ つるり

はく げえげえで
はぐ べろり

はす ぽっかりで
ばす ぶーぶー

はは おっぱいで
ぱぱ かんぱい

はか しんでからで
ばか いきてるうち

はいはい ばいばい

 久しぶりに読んで、また笑ってしまいました。
 いつのことだったか、死んだらどっちみち墓に入るんだから、生きているうちにバカになれるくらいのことをやってみよう! という話をしたことがあります。

 私が敬愛するスティーブ・ジョブスも

Stay  Foolish.

という言葉を残しています。

 たのしい教育研究所の活動にも、読者のみなさんの応援のおかげさまでバカになるほど熱中しています。

 今もしも国語を持っていたら、「みんなで、まどさんみたいににたことば探そうよ!」という授業をしてみたいと思います。

 とり 空
 つり 海  とかね。

 たのしい授業プランになりそうです。

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飽きるという感覚、あきっぽいという人/詩人 まど・みちおの言葉から

 飽きるという感覚があります、そして飽きっぽいという人がいます。人間が感じることにイミのないことなどありません。では〈飽きる〉という感覚にはどういう意味、どういう価値があるのでしょう?

 最新号のメルマガの〈発想法の章〉に、私の好きな〈まど・みちお〉さんのものの見方・考え方を取り上げました。
 その中に、大きなヒントが隠されていると思います。

まど・みちお

 10人中10人で感じ方が違う。

 カッコウの鳴き声も「カッコー」だけでは飽きてしまう。物足りない。

 人間は同じことをすると飽きる。どんな好きなものでも、10日、1ヶ月も食べ続けると嫌になってしまう。

 五感に対する刺激もいつも同じだと嫌になってしまう。
 飽きるという感覚を他の動物も持っている。

 飽きるという感覚を持たせてもらっているということは、意味のある素晴らしいことだと思う

 

 この章でも書きましたが、まどさんは104歳まで生きました。
 自分のものわすれも笑いにする明るい言葉もたくさん残しています、以前紹介した記憶があります。メルマガでも紹介しています。
 ここでは、まどさんが少しでも少しでもよいものを追求していた姿がわかる言葉をのせておきます。

まど・みちお

 私は詩人といっても、駄作があまりにも多い。

 書いては直し、書いては直し…。詩を書いて本になった後でも直したくなることがある

 春の近づく今日この頃、まどさんの詩集を読み返したくなりました。

 

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