楽しいカウンセリングの話/PEALカウンセリングのすすめ

 PEAL(ピール)心理学&カウンセリングは教育の場面と親和性が高い心理学&カウンセリングです。野田俊作先生直伝のアドラー心理学&カウンセリングと板倉聖宣先生の科学理論・哲学、私いっきゅうの長年の教育現場での実践が組み合わさっています。

 少数で実技指導しているのですけど、私から学んだA先生からうれしいたよりが届きました。
 概略すると「いっきゅう先生に学んだおかげで、子どもたちの問題や課題に直面した時、別な選択肢を一緒に考えて支援できるようになりました」
という内容です。

 さて個別のカウンセリングは〈たの研〉としてではなくいっきゅう個人としてお受けしています。

 PEALカウンセリングに興味を持ってくださる方たちもいるので、少し流れを書いてみましょう。私にカウンセリングを頼む方たちは問題・課題が深刻化して身体症状が出ていることがたくさんあります、一つの典型として流れを書いてみましょう。

カウンセリングの流れ C:いっきゅう K:来談者

C: どのようなことでお困りですか?

K: 最近、なかなか眠れなくて困っています。布団に入ってもずっと目が冴えてしまって、やっと眠れてもすぐに目が覚めてしまうんです。

C: そうですか。眠れないことで、どんなことが一番つらいと感じますか?

K: 日中もずっと眠くて集中できないし、このまま眠れない日が続いたら、ちゃんと仕事ができなくなるんじゃないかって、不安になるんです。

 …「学校でのこととか」色々考えてしまって…

C: 学校でのこと、ですか。もう少し具体的に教えていただけますか?
 どんなことを考えて眠れなくなることが多いですか?

K: 例えば、明日授業でうまく教えられるかなとか、問題のある生徒の対応はどうしようとか、保護者の方との連絡で何か失礼なことを言ってないかなとか、色々心配になっちゃって。

C:ほかにもありそうですか?

K: …もし、授業がうまくいかなかったら、学力テストの点数が下がって教頭先生に注意されるかもしれないって思ってしまうんです。

C: なるほど。
 今あげたなかで、自分にとって一番大きな課題だというものは何ですか?

 どうしてこういう流れになるのか?

 いわゆる《型》だから?

 いいえ、そうではありません。

 その人固有の問題・課題をPEALカウンセラーとして《体感》したいからです。

 私自身がカウンセリングの修行の中でいろいろなカウンセリングを体験してきた中でいうと、他のカウンセリングでは来談者の問題や課題を類型化して「こういう場合はこれで」というようなパターンで進むことがよくみられます。

 PEALカウンセリングの前半は、〈唯一固有のその人〉が抱えている問題や課題を、カウンセラーとして皮膚感覚的に体感できるか、に力を投じます。

 それをおろそかにしているカウンセラーがいかに多いことか…
 それは事務的にフムフムとうなずくスタイルでわかると思います。

 100%は無理でしょう、それでも「なるほど、それは私でも苦しいよね」という感覚が共有できたら、次のステップで大きく展開することができます。

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レモンの花が咲いている/楽しい面白い自由研究〈予想を立てるからたのしくなる賢くなる:予想の魅力・威力〉

 サイトを毎日読んでくださっている〈野山さんぽ好き〉のAさん(living in Okinawa)から「野山にはシークワーサーの花が咲き始めています」というたよりが届きました、たのしみです。

 そういえば以前「ミカンの花が咲いている」という記事を書きました。

みかんの花が咲いている 思い出の道 丘の道/記憶をとく楽しさ

 人の記憶というのは面白いもので、その時に続けて書きたいと思っていたことを思い出しました、また奥の方に行く前に書いておきましょう。

 まず質問。

予想してみてください。

レモンの花はどんな花だと思いますか?

ちなみに私もまだ見たことがありません。

 レモンにも花があるのは間違いない・・・

 ミカンもレモンも何となく近い感じがしないでもない、とするとミカンの花のような姿かたちなんだろうか?

 みかんの花はこんな姿かたちをしています。

wikipediaに感謝して引用

 

 予想をするとワクワクします。
 ドキドキすることもあります。

 心が強く動くということです。

 レモンって、ミカンがタテに長くなった感じでほとんど似てますよね。

「味が違うでしょ」

という意見もあるでしょう、でも、シークワーサーもかなり酸っぱいですよ。

 しかもです、シークワーサーの別名は「ヒラミレモン」です。※ま、これまでも書いてきたように、名前というのはかなりいいかげんなところもありますが

 やっぱり同じような白い花なんではないだろうか?

 これは私の予想です。

 みなさんはどういう予想でしょうか。どうしてそう思いましたか?

 

 それ、外れていたら面白いですよね。
 何なら外れてくれた方が面白い。

 外れていたらきっと周りに人に問題を出して、「実はね!」と語りたくなると思います。外れても楽しく賢くなる、それが予想の魅力・威力です。

そろしろ調べてみましょう。

wikipediaに感謝して引用

 実と一緒に咲いている花も探してみましょう。

癒樹工房のサイトに感謝して引用

 

 ミカンファミリー(科)の花の特徴をまとめてみましょう。

花びらは5枚、白色が多く、ピンク系もあります。
おしべは多数で10本から20本以上あります。おしべは束状になることが多く、基部で合着する傾向があります。

 ミカンファミリー(科)の仲間にバンペイユ(晩白柚)という世界最大級の実のなる種類があります。記録的にはこれくらい大きなものもあります⇩

JA熊本に感謝して引用

 では、この巨大なミカンの花も同じ姿・かたちでしょうか?

 大きさはどうでしょう?

予想 姿・かたち⇨〔           〕

   大きさ⇨〔             〕

同じ花の姿・かたちです。

 大きさのはっきりとした数字はみつけることができず、「やや大きい」という表記がみつかるくらいでした。※A.I.に調べてもらうと〈一般のみかんファミリーの花 2.5~3.5cm/バンペイユの花3~5cm〉という結果が出ました、多少の参考になると思います

 いずれにしても「とても大きな花が咲く」というわけではありません。

「予想を立てるとたのしく賢くなる」、みなさんもいろいろ予想を立てて調べてみてください。それが自由研究です。
 楽しい面白い結果が見つかったら、〈たの研〉にご連絡ください。

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やっと長年の謎の一つが解けた@人生が自由研究/面白くてやめられない自由研究 〈アリジゴク〉はカゲロウの幼虫なの? その③

〈アリジゴク〉はカゲロウの幼虫? その③、いよいよ解決編です。とりあえずここで一区切りさせていただきます。※さっそく「国語の授業で使いたいです。文章を利用してよいですか」というメールが届いています。『たのしい教育研究所の教材である』ということ、『写真などの出展には敬意を表して、あらためて自分自身で丁寧に利用すること』を了解していただければ、大丈夫です。子どもたちの感想・評価などを送っていただけると、助かります。

 やはりアリジゴクはカゲロウの幼虫ではありませんでした、辞書にはちゃんと書いてあるのに・・・

 ところで辞書などに書いてある「アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫」という説明文の〈ウスバカゲロウ〉とはどういう生き物でしょう?

 ウスバカゲロウはこういう姿かたちをしています、なんとなくトンボに似ていますね。
 もちろん口があります、数時間で命を閉じる生き物だというわけでもありません。

wikipediaに感謝と敬意を込めて引用

 はじめに見てもらった〈カゲロウ〉はこんな姿かたちです。

wikipediaに感謝と敬意を込めて引用

 つまりウスバカゲロウは「カゲロウではない」んです。

おい!

 ちなみに1回目で紹介した幼虫フタバカゲロウの〈成虫/大人〉は、こんな姿かたちです、ちゃんとカゲロウの姿かたちをしていますよね。


 カゲロウとつく名前の生き物をあげると
〈キイロカワカゲロウ〉
〈モンカゲロウ〉
〈オオシロカゲロウ〉
〈サホコカゲロウ〉
〈ウスバカゲロウ〉
〈オビカゲロウ〉
 ほかたくさんいる・・・
 そのうちの〈ウスバカゲロウ〉はカゲロウの仲間ではない
 というわけです。

あのね!

 このことをすでに知っていて「それは常識でしょ」とか「そんなことも知らなかったの?」と考える人もいるかもしれません。

 はい、知りませんでしたが、それが何か (´ー`?

 おそらく第一回目で紹介した辞書の編集陣(一つの辞書をつくるためにはたくさんの編集者がかかわります)も知らなかったと思います。

 この記事を読んで「確かに紛らわしい名前の付け方だ」と思った人もいるでしょうか。
でも〈まぎらわしい〉のではありません、「間違いを生じさせる名前の付け方」です。
 こういうものは今からでも名前を変えた方がよいでしょう。

 変えるまでは「ウスバカゲロウ(ただしカゲロウの仲間ではない)」とセットにして表記した方がよいでしょう。

 もちろん辞書には次の改訂版から「アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫、ただしウスバカゲロウはカゲロウの仲間ではありません」というように載せなくてはいけないでしょう。

 あの頃私が間違った情報を伝えた約30名の何万倍の人たちにこの情報を発信することが、この記事のきっかけです。

 私とおなじように間違ってしまう人たちがでないように、読者の皆さんも、情報を伝えていただけたら嬉しいです。

 子どもたちが腑に落ちる感覚を大事にしていくことが、たのしい教育の基本です。それは音にたちにとっても腑に落ちに感覚に違いありません。

 今回のシリーズに「いいね」と思った方は、知りあいの方たちへ「このサイトいいよ」と共有してくれると嬉しいです。

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