花は咲く(岩井俊二作詞)

 花は 花は 咲く 私は何を残しただろう🎶  という優しい歌をたくさんの人たちが耳にしていると思います。

 私が好きな映画『ラブレター』の監督 岩井俊二 さんが詞をつづりました、東北大地震のあとにつくられた歌です。

 岩井さんは東北出身です。

 

 私は東北のボランティアに二度三度と出向く中、いろいろなところで流れているその曲を耳にしながら活動していました。

 みなさんはどの歌詞に惹かれるでしょうか、一番好きなのは最後のフレーズです。

 この歌を聴きながら、歌いながら、岩井さんは、どういう花をイメージしながらつくっただろうか、と考えることがあります。

 少なくとも歌っている人たちが手にしているのは、鮮やかな花たちです。

 これは私が写した〈千萱:チガヤ〉の花です。

これはソテツの花です。

 モクマオウ(トキワギョリュウ)の花は小豆より小さくてほとんどの人の目にふれることがありません。

「花は花は 花は咲く」
そうです、いろいろな植物に花が咲きます。

 目立つ花だけではありません。
「え、これが花なの?」というような花もあります。

 その花の中でも、大きな花、小さな花、早く咲く花、ゆっくり咲く花、いろいろでしょう。

 それぞれが、それぞれにとって誇るべき花です。

 花は花は花は咲く いつか生まれるキミに🎵

 花は花は花は咲く いつか恋するキミのために🎶

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紙ごみから紙レンガ:アイディア募集中@楽しい面白い自由研究まっしぐら

〈たの研/たのしい教育研究所〉では楽しく面白い自由研究が同時並行でたくさん進んでいます。その一つが紙レンガ(紙素材のレンガ状ブロック)です、捨てられていく紙ごみ(段ボール・本・印刷済み用紙ほか)を利用しています。

 いろいろなサイズや硬さを工夫しています、後ろ側には厚み二倍のタイプです。

 ぎっしり固くくっついているんですよ⇩


 その過程で〈たて8cm × よこ22cm × 高さ4cm〉サイズを量産しはじめています。
 これは捨てていく段ボールでつくった紙レンガです、天日干しして乾燥させているところです。

 これは白ベースの用紙と牛乳パックでつくった紙レンガです。

 
 ぎっしり固めるので、捨てていく紙ごみをかなり再利用できます。

 この紙レンガ・紙ブロックが、何か楽しい面白いものに利用できる大きな予感がしています。

 巨大ジェンガ、室内のペットの家、簡易タイプの棚の支えetc.

 ちなみに市販されているのは巨大ジェンガといっても大した大きさではありません、それでも3万~4万円くらいします。

 

接着してイスやテーブルにすることもできるでしょう。

 読者のみなさんで「これに使えそうだ!」という楽しい面白いアイディアが浮かんだ方がいたら、ぜひお知らせください。

 共同開発したいという方も気軽にお問い合わせください。

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名前と同じように〈姿・形〉のおもしろさを考える@楽しい面白い自由研究①

 仕事の合間に歩いた場所でオオギバショウをみつけました。まさに平たい、扇(オオギ)のように見えます、わかりやすいネーミングですよね。

 オオギバショウは「ヤシ・ファミリー(科)だ/バショウ・ファミリー(科)だ」と意見が別れています、興味のある方は調べてみてください。
 
 オオギバショウは別名「タビビトノキ(旅人の木)」といいます、英語名も〈Traveller’s Palm:旅人のヤシ〉です。

 どうして旅人の木と呼ばれるようになったのか?

 よく引く図鑑、たとえばwikipediaなどをみてもわからなかったので、何となく、特徴的で目立つので〈目標/めじるし〉としてそう名付けられたのだろうと思っていたら、〈たの研〉の応援団員:故 伊波善勇先生が残してくれた手描きの植物図鑑で「どうもそうではないらしい」と知りました。

 これが伊波善勇先生の『石川市の植物』に載っている〈オオギバショウ〉です。

 説明にこうあります。

オウギバショウ (オオギバショウ科) Ravenala madagascariensis J.F.Gmel.
庭木として植えられる。 高さ20mに達するといわれるが、県内では数m内外が大きい方である。

葉はバナナに似ているが、葉柄は偽茎とならず、 2方向にひろがり、 基部の方で重なっている。

葉身160~180cm、 葉柄180~200cm。 花は白色、 腋生で花梗は短い。

がくおよび花弁は各3, 苞は大きい。

別名タビビトノキは葉鞘部に水がたまり旅人がこれを利用したためにできた名といわれる。 

 なるほど、葉の根元に近い部分に水がたまるんだ…

 そうやって調べてみると、他のサイトにも似た情報が出ていました、山でみかけたら、本当かどうかナイフで確かめてみようと思います。

 善勇先生のスケッチは、のびのびとした空間で広がったオオギバショウでしょう。たとえばwikipediaの写真をみると、とても似ていることがわかります、クジャクの羽のようです。

 ところで、植物はふつうこういうように四方八方に広がっていきます。
 その方がいろいろなところからくる太陽光を受けることができるからです。

 どうしてオオギバショウはこんなに平たい、2D状に広がっていったのでしょう?

 みなさんはどう思いますか?   つづく

 

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やっと長年の謎の一つが解けた@人生が自由研究/面白くてやめられない自由研究 〈アリジゴク〉はカゲロウの幼虫なの? その③

〈アリジゴク〉はカゲロウの幼虫? その③、いよいよ解決編です。とりあえずここで一区切りさせていただきます。※さっそく「国語の授業で使いたいです。文章を利用してよいですか」というメールが届いています。『たのしい教育研究所の教材である』ということ、『写真などの出展には敬意を表して、あらためて自分自身で丁寧に利用すること』を了解していただければ、大丈夫です。子どもたちの感想・評価などを送っていただけると、助かります。

 やはりアリジゴクはカゲロウの幼虫ではありませんでした、辞書にはちゃんと書いてあるのに・・・

 ところで辞書などに書いてある「アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫」という説明文の〈ウスバカゲロウ〉とはどういう生き物でしょう?

 ウスバカゲロウはこういう姿かたちをしています、なんとなくトンボに似ていますね。
 もちろん口があります、数時間で命を閉じる生き物だというわけでもありません。

wikipediaに感謝と敬意を込めて引用

 はじめに見てもらった〈カゲロウ〉はこんな姿かたちです。

wikipediaに感謝と敬意を込めて引用

 つまりウスバカゲロウは「カゲロウではない」んです。

おい!

 ちなみに1回目で紹介した幼虫フタバカゲロウの〈成虫/大人〉は、こんな姿かたちです、ちゃんとカゲロウの姿かたちをしていますよね。


 カゲロウとつく名前の生き物をあげると
〈キイロカワカゲロウ〉
〈モンカゲロウ〉
〈オオシロカゲロウ〉
〈サホコカゲロウ〉
〈ウスバカゲロウ〉
〈オビカゲロウ〉
 ほかたくさんいる・・・
 そのうちの〈ウスバカゲロウ〉はカゲロウの仲間ではない
 というわけです。

あのね!

 このことをすでに知っていて「それは常識でしょ」とか「そんなことも知らなかったの?」と考える人もいるかもしれません。

 はい、知りませんでしたが、それが何か (´ー`?

 おそらく第一回目で紹介した辞書の編集陣(一つの辞書をつくるためにはたくさんの編集者がかかわります)も知らなかったと思います。

 この記事を読んで「確かに紛らわしい名前の付け方だ」と思った人もいるでしょうか。
でも〈まぎらわしい〉のではありません、「間違いを生じさせる名前の付け方」です。
 こういうものは今からでも名前を変えた方がよいでしょう。

 変えるまでは「ウスバカゲロウ(ただしカゲロウの仲間ではない)」とセットにして表記した方がよいでしょう。

 もちろん辞書には次の改訂版から「アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫、ただしウスバカゲロウはカゲロウの仲間ではありません」というように載せなくてはいけないでしょう。

 あの頃私が間違った情報を伝えた約30名の何万倍の人たちにこの情報を発信することが、この記事のきっかけです。

 私とおなじように間違ってしまう人たちがでないように、読者の皆さんも、情報を伝えていただけたら嬉しいです。

 子どもたちが腑に落ちる感覚を大事にしていくことが、たのしい教育の基本です。それは音にたちにとっても腑に落ちに感覚に違いありません。

 今回のシリーズに「いいね」と思った方は、知りあいの方たちへ「このサイトいいよ」と共有してくれると嬉しいです。

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