楽しい福祉@悩みの数々

 人間の感覚というのは科学的な測定器具よりずっと素晴らしいセンサーです。熱い・冷たい、痛い・痒い、苦い・辛い、動きたい・眠いetc. いろいろな感覚の中で「悩む」というのも大切な感覚です。

 どうして進化の過程で〈悩む〉という感覚を大切に残してきたのか?

 それは「よりよい状況に進みたい」という重要な感覚だからです。

 福祉関係の方たちからいろいろな悩みが届きます。

 みなさんは、福祉関係の方たちの悩みで多いものはなんだと思いますか?

 厚労省などがまとめたものがあるか調べてみると、介護従事者に限定したり、転職した人たちにターゲットをしぼったりするものはあるのですけど、広く「福祉」ということでまとまったものをたどることはできませんでした。

 私がうけてきた相談事例をもとに書いてみます。

 私に「賃金をあげてほしい」と相談する人はいないわけですから、福祉に携わる方たちが経済的な悩みはあまりない、ということはいえません。私がたくさんの子供たち保護者の方たち、ハンディのある方たちへ教育・福祉実践をしてきたこと、行政の方たちと仕事をしてきたこと、カウンセラーとして、NPO主宰として相談を寄せるわけですから、当然そこに大きな流れができていることを前提としてください。

〈たの研〉に寄せられる悩みの中で目立つものがいくつかあって、その中で三つあげると
〈自分の力量的なもの、方法的なもの〉
〈福祉の対象者との対人関係〉
〈福祉の組織の中での人間関係〉
です。

 よくみると、これらは福祉特有の悩みだというわけではありません。

 その人の目的は何か?

 PEALカウンセリングで解決への道筋を一緒に描いていくことができます。

 興味のある方は、このサイト内検索に「PEAL」と打って、調べてみてください。

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〈たの研〉で育った先生たちと語る たのしくやっているだろうか/たのしい福祉活動が大切

 夏休みに入り、〈たの研〉で学んだ先生たちがおしゃべりしに来てくれました。

 学校のこと、日々のことetc.
 たくさんん語ってくれて、たのしい時間になりました。
 

 そもそも、教師になる頃のほぼ全員が、たのしい教師生活を目指していたはずです。それが、日々の忙しさ、学校の「ねばならない型の風土」に、ごく普通のというか、ため息の多い日々をおくる教師はたくさんいるとおもいます。

 子ども心を失わない、チャレンジ精神を失わない、それが大切です。
 自分で突破できない時には、たのしい発想の先生から学んでいく、そういうことで、たのしくすすめていけるでしょう。
 〈たの研〉はそういう先生たちを全力でバックアップしたいと考えています。

 福祉の場面で「たのしさ」の発想を持つ人はかなり少ないのが現状です、ハードな事例がたくさんあるからでしょう。
 でも困難を抱えた人たちが、少しずつ明るい未来にすすんでいく、それをサポートするのはたのしいことに違いありません。
 〈たの研〉は福祉の場でがんばっている方たちも全力で応援しています。

 いよいよ、福祉活動の一環としての「自由研究まつり」も近づいてきました、〈たの研〉のスタッフ一同全力でブラッシュアップにとり組んでいます。

 福祉の場面でも、教育の場面でも、たのしいプログラムが欲しい、困った時の突破の仕方をコーチして欲しい、そういう方はどんどんご相談ください。

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楽しい福祉活動のすすめ@相談にのる時にはPEALカウンセリングがおすすめです

「どの子の可能性も笑顔で伸ばしていく」というのは教育本来の姿です、それは『福祉』の場面でも同じです。福祉の場面で〈緊急対応〉の割合が多くなる可能性があるとはいえ、教育の場面でも重要です。ただし〈福祉〉の場面では個別の状況を丁寧に確認しながらすすめる必要も多いので、カウンセリング・相談場面が増えていきます。

〈たの研〉では教育相談を受けていて、ひとり親世帯など経済的な事情がある場合には「無料」になります、ご利用ください。
 

 来談する方たちは「実は、どこどこで相談をしてきたが、なかなか打開しないので」という前置きから相談に入ることも少なくありません。「それはどういうお話でしたか」と尋ねてみると、カウンセリングとは別なもののように感じることもあります。

 初めて聞く方たちは驚くかもしれません、わずかな通信教育の内容で資格をとり、カウンセラーと名乗っている人たちも少なくありません。私は武道の指導者資格も持っているのですけど、カウンセリングも相手の呼吸、体の動きをみながらすすめていくことも多く、武道と似ています。
 もしも通信指導で空手初段とかの認定を受けただけで、相手との試合を数々こなしてきたことのない人が「これが空手では」と言ったとして、それは空手といえるでしょうか? ケガをしたりケガをさせたりしてしまわないでしょうか。

 カウンセリングも似ています。相手のために熱心に相談に乗る、という行為が、実はうまくすすまないどころかマイナスの作用を示すこともあります。

 以前も書いて、多数の問い合わせがあったのですけど、子ども支援の現場ではパワハラ・セクハラ系の相談が明らかに増えてきています。最近も、そういう相談がありました。
 学校の教師であっても逮捕、懲戒処分される人たちがあとをたちません。「急募」という張り紙の多い子どもの居場所等では、そういうことが起こっていないとは考えづいでしょう。このまま抜本的な手をうたないと、かなり心配な状況になっていくと思います。

 ハードな事例ではカウンセラー育成をしている喜友名が相談に入りますし、必要に応じて社会福祉士の方や、校長経験者なども入りますから、かなり充実した相談の場です。

 教師だけでなく児童支援関係の方たちがカウンセリングや教育相談の方法を学びたいという時のワークショップも開催可能です。PEALカウンセリングは何十時間の理論・実習を経てあと、試験を受けてカウンセラー資格を取得します。そこまでの時間をかけず、短時間のショートプログラムも準備しています。
 子どもたちの可能性を笑顔で伸ばす、広げる、それはとてもたのしい福祉活動です。力を注いでいる方たちの、その力が花開く、そういう活動が増えていって欲しいものです。必要を感じている方たちは気軽にご相談ください。

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「この子は家庭に問題がありまして」とは言わないでください@楽しいカウンセラー修行時代

 大阪の野田俊作先生の元に通ってカウンセリングの修行をしている時、今から30年以上前のことです。教師は文科省系のカウンセリング研修があるので、私のように専門のカウンセラーの元に修行にいく人は少なく、学ぶ仲間はお医者さんや看護施設、少年院関係の方など、ほとんど異業種の人たちでした。『嫌われる勇気』で有名な岸見先生も、その時の一人です。

 沖縄から来ているというからか、野田先生が合気道で私が琉球空手を学んでいてお互い格技系だったからか、マンツーマンで指導を受けることも多く、たくさんのことを学ばせていただきました。

 学ぶ中では痛い思いもたくさんいます。野田先生から直接「君たち教師が子どもたちを追い込んでいることを認識しているか」というように、言葉の刃を向けられたことは指で数えるだけでは足りないほどです。もしかすると、そういう状況があって、直接学ぶ人たちの中に教師が少なかったのかもしれません。

 確かに教育現場には問題も大きいので、「たしかにそういう面はある」と受け止めていった中で修行していったのでカウンセリングの力が高まっていったのでしょう。

 私が向けられた言葉は短くシャープな内容だったのですけど、野田先生の共著『クラスはよみがえる』には、こういう文章があります。読んでみてください。

 私たちのように、児童期や思春期の子どもたちの問題を専門にしている心理臨床家や精神科医はしばしば学校の先生がたからの相談にあずかります。そのときに先生がたが開口一番きっとおっしゃるのが「この子は家庭に問題がありまして…」ということばです。
 ちょっと待ってくださいよ。
 今は学校での話をしているんだから、家庭はこのさい関係ないはずでしょう。
「そうはゆかない。 家庭に問題があるからこの子は学校で問題行動をするのだから」と、あなたはおっしゃるかもしれません。
 でも、それはおかしな理屈だと思います。
 もしあなたのクラスの生徒の親が「先生の教えかたに問題があるから、うちの子は家で弟をいじめる」と言ってきたとしたら、どうお感じになりますか?
当惑なさいませんか?
ちょうどそれと同じことではないでしょうか。
「お宅のお子さんが教室で落ちつかないのは、家庭でのしつけに問題があるからで
す」と言われても、親はただ当惑するだけでしょう。 子どもが家庭で問題をおこすのなら家庭に問題があるのだろうし、学校で問題をおこすのなら学校に問題があるのだろう。そう考える方が合理的だとは思われませんか?
 たとえ家庭に問題があったとしても、それは、その子が学校で問題をおこすこととは直接のかかわりはないのではないかしら。
「そんなことはない。やはり家庭でのしつけが基本ではないか…」とか 「われわれ教師がいくら努力しても、親があれでは・・・」というような反論が聞こえてきそうですね。
それでは百歩ゆずって「 家庭に問題があるから子どもが学校で問題をおこす」としましょうか。
 仮にそうだとしても、だからといって、あなたがた教師がどうしようもないとか、あるいは何もしないでよいということにはならない。むしろ、家庭の問題をかかえた子どもであればあるだけ、あなたがた教師が学校でその子にしてあげられること、してあげなければならないことは、ますますたくさんになるはずだと思うのです。
 親たちはその子を十分に援助できないのだから、あなた方教師しか、その子に手をさしのべてあげられる大人はいないじゃないですか。

 創元社『クラスはよみがえる』より

どう感じたでしょうか?

 いろいろな感じ方考え方があるでしょう。

 私は野田先生から学んでPEALカウンセリングを創り出したのですけど、野田先生の考えと全く同じなら、そのままアドラー心理学カウンセラーを名乗っていました。違う部分の大きさを感じたから、新しい方法を作り出す必要が出てきたわけです。

 私の処に「あるお母さんから〈うちの子が万引きをするので学校で強く指導してください〉という話があった、どうしたらよいか」という相談がきたことがあります。

 PEALカウンセリングではこういう場面でも「誰がどうする」ではなく、保護者と教師が協力して、その子のためにしてあげられることはないか、考えてみることを提唱しています。

 PEALカウンセリングに興味関心のある方は、カウンセラー養成講座を受ける前に、初歩的なスーパーバイズをうけることをおすすめします。気軽にお問い合わせください

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