発酵は面白い!@〈たのしい教育メールマガジン〉最新刊の反響から新プランの基礎研究〈見えない生き物たちの世界〉

完成一歩前の
《たのラボ:楽しい福祉&教育 プログラム》が
複数あります。

たとえば《ハサミから広がる世界》は
印刷一歩手前まですすんでいます。

この4月から対外依頼や
カウンセリング・スーパーバイズなどが
一気にふえたため
なかなかまとまった時間がとれず
瞬間冷凍された状態です。

芽出ししている《たのラボ:楽しい福祉&教育 プログラム》は
完成一歩手前のプログラムの
何倍もあります。

最新メルマガでその一つ
「見えない生き物たちの世界」の基礎研究段階
ラフ原稿を紹介しました。

するといくつもの反響が届いています。

ラフ版なので、つらつら長い原稿になっているのですけど、その流れなどはハッキリと読者の方たちの心を動かしてくれたようです。

⭐️微生物と人間の食料

 微生物が私たち人間の食生活を豊かにしてくれていることもわかってきました。
 昔の人たちは〈牛乳を置いておくと酸っぱくなること〉や〈果汁や糖を含む液体を置くと、酒になったり酸っぱくなったりすること〉を知っていました。
 そしてそれを《自然の流れとしてそうなるのだ》と理解していました。

 実はそうではないんだよ、と〈予想⇨実験〉で示してくれた人がいます。

 パスツールです。

 パスツールは

「乳酸菌が糖を食べて酸っぱい物質を作るのだ、乳酸菌という微生物がいなければそういう現象はおこらないんだ」

ということを実験的にはっきりと決着をつけてくれました。

 1857年、レーウェンフックが微生物を発見したのが1670年代の初めですから、200年くらい後のことです。

 病気と微生物の関係も食べ物と微生物の関係も同じ頃、いろいろな研究成果が出てきたわけです。
 甘いブドウを保存しておくとブドウ酒になることも、パスツールによって実験的に確かめられました、1857年のことです。
 ブドウの液が自然にアルコールへ変化するのではなく酵母という微生物の生命活動によってブドウ酒ができると示したのです。

〈たのしい教育メールマガジン〉第712号 授業の章から引用

ヨーロッパのチーズなども
この流れに入れたいと考えています。

「冬場は牛の食べ物が少なくてに生乳を飲むことができない」
というので
その間、牛乳を保存しようとつくりあげたのが
チーズなどの乳製品です。

そこでも〈見えない生き物たち〉が大活躍していました。

完成を気長にお待ちください。

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心の奥のコタツに足を入れてくつろぐような、柔かいフトンにもぐり込むような気持ちになることができる絵本がいくつかあります@安野光雅さんの「子どもの季節」

 忙しさのピークには椅子をフラットにして横になり近くの本を取ります。

 絵本は、山歩きでくたくたになった身体を癒してくれる

 柔らかい布団のような感覚です。

 寒い日に足をのばして

 身体を暖めてくれる

 コタツのような感じがします。

 今日手にしたのは安野光雅さんの「子どもの季節」(岩崎書店)です。

 もう何百回となく、こうやって横になり手にしてきた本です。


作者の安野光雅さんのことは以前も書いたと思います。

 大好きな絵本作家で、ふるさとの津和野も何度か訪ねたことがあります。

 wikipediaに感謝して人物について一部、引用させていただきましょう。

35歳のとき教師を辞して絵描きとして自立する。

1968年(昭和43年)、42歳の時に刊行された最初の絵本『ふしぎなえ』(福音館書店)で絵本作家としてのデビューを果たす。

『ふしぎなえ』は、1961年にフランスを旅したときに目にしたエッシャーの絵に大きな影響を受け不可能図形の不思議な世界を描き、世界中で評判となった代表作である。

エッシャーからの影響についてはエッセイ「『ふしぎなえ』について」(「空想工房(平凡社)」)で自ら「エッシャーの作品に魅せられて呪いにかかった」旨を述べている。

安野光雅美術館

その後、次第に世界的評価が高まり、絵本は世界各国で翻訳された。

画家としても数多くの作品を発表し、司馬遼太郎の紀行文集『街道をゆく』の装画も担当した。

文学にも詳しく、著述家としても活躍した。大阪府立国際児童文学館(1984年開館)のシンボルマークも担当した。

劇作家の井上ひさしが主宰する劇団こまつ座の宣伝美術を数多く手がけた[7]

1996年からちくま文庫で刊行されたシェイクスピア戯曲の松岡和子による新訳シリーズでは、全巻の表紙画を描いている。

2001年の春、故郷の津和野町に多くの作品を常時展覧する「安野光雅美術館」が開館した。

2011年の夏に神奈川近代文学館で、展覧会「安野光雅の世界」が開催された。

2015年の夏には東京の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で、展覧会「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」が開催された。

2017年には京丹後市にも常設の美術館「森の中の家 安野光雅館」が開館した。

2020年12月24日、肝硬変のため死去した[1]。94歳没。墓所は所沢市所沢聖地霊園。

 とてもたくさんの本の装丁を手掛けているので、
 きっとみなさんもどこかで目にしていると思います。

『子どもの季節』にはつい笑顔になってしまうような作品がいくつも収められています。

 カミナリ様はゴロゴロという音を響かせるための「雷太鼓(らいだいこ)/連鼓(れんこ)」と呼ばれる道具をもっていると考えられています。

 これはそのタイコをうっかり落としてしまったカミナリさまが、それをなんとかつりあげようとしているシーンです。

 右下の子どもたちもとてもいい。

「おい、降りてこい、勝負しよう」
とでも言っているのでしょう。

 次のページでは、のびてしまったカミナリさまが描かれています。

 子どもたちと闘ってのされてしまったのでしょうか。
 それとも滑って落ちてしまったのでしょうか。

 この絵の中に、さっき闘いを挑んだ子どもたちが描かれているでしょうか?

 ぜひ実際に図書館などで手にとって読んでみてください。

 黄色いスカートの子は、お医者さんをカミナリさまのところに連れていこうと大急ぎです。

 担架を手にして走っている大人や、駐在さんもいます。

 いったいこのあと、どういう展開になるのでしょう。

 考えるだけでワクワクしてきます。

 みなさんも、その後の展開を考えてみませんか。

 住所はどこで、仕事は何と答えるのでしょう。

 闘いを挑んだ子どもたちは、その後どうなるのでしょう。

 いつかみなさんの頭に浮かんだことを教えてもらいたいです。

 

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アドラー心理学の野田俊作先生から学んだこと〈健康なパーソナリティー〉@PEALカウンセリング入門

 私のカウンセリングの師〈野田俊作先生〉についての質問が連続して届いています。
 一人はカウンセラーとして手広く活動している方でした。
 岸見一郎さんの本でアドラー心理学を知ったけれど野田俊作先生については知らなかったそうです。その方の質問に答える形で書きます、カウンセリングなんて知らないし興味もない、という方にもきっと興味を持っていただけると思います。

※ちなみに私が大阪の野田俊作先生の元に通って、〈かささぎ壮〉とよばれる斜め気味に建つ合宿所に泊まり、アドラー心理学やカウンセリング、瞑想技法を修行していた頃、岸見さんも私の横に席を並べて一緒に野田先生から学んでいました。いかにもギリシャ哲学を学んでいると思わせる静かな雰囲気で、岸見さんのたたずまいも語りも記憶残っています。

⭐️

 私がもっとも多く紐解いた野田先生の著書は「続・アドラー心理学トーキングセミナー」だと思います。

 開くといろいろなところにマーカーカラーと付箋紙が見えます、ページによっては書き込みも多数です。※本文面は読めないように加工

「続」とあるわけですから、その前にまとめた本もあります。アドラー心理学の成り立ちや理論的なものが中心の本です。
 続編では、親子関係を中心のまとめたと書いてあります。でも親子関係にとどまらず、人間関係についての実践的・具体的な内容を取り上げた本です。

 野田先生がトークセミナーとして人間関係について語るとしたら、いったい何から始めたと思いますか?

 とはいえやはりアルフレッド・アドラーのことでしょうか。

 それとも親子とはどうあるべきか、という話でしょうか。

 書き抜いてみましょう。※私が一部編集してあります

1. 健康なパーソナリティー

精神的に健康な人とは

精神的に健康な人とは、どんな人だと思いますか?

思いつくことをどんどん言ってみて下さい。

「明朗快活」
「前向き」
「からだが健康」
「自分らしい」

「こだわりがない」
「喜怒哀楽のバランスがとれている」

「自分のやりたいことをやって生きている」
「いきいきしている」

「情緒が安定している」…

まだ、いくらでも出るだろうけど、まあ、そんなものかな。

 いま言ってくださった中で、私が賛成するものと反対するものがあるんです。

 まず、いきいきとしているとか、前向きであるとか、自分のやりたいことをやって生きていくというのは、基本的には賛成。

 反対に、健康なパーソナリティーの条件にならないと思うのは〈からだの健康〉です。

 からだが健康でないと健康な精神が持てないというのは大変おかしな話です。

 それでは身体にハンディのある人たちはどうなるのか、あるいは、われわれ自身が病気になったらどうなるのか。

からだがどんな状態であれ、それと関係なく心は健康でおれるだろうと思います。

 この考え方自体は、私も教師を始めたころから持っていました。仮説実験授業のサークルレポートで「健全な精神は健全な肉体にやどる」という言葉がもつ怖さに触れたことがあるくらいです。

 だいぶ前に、介護の仕事をしているNさんから、難病のAさんの明るい性格の話を聞いて、とても嬉しくなったことがありました。出世のためにしのぎをけずる人たちよりずっと健全だと思ったものです。

 問題は「ではどうすれば〈心の健全さ〉を保つことができるか」です。

 カウンセリングでは千差万別、その人の状況にあわせて、と語ります。
 もちろんアドラー心理学でもそう語ります。

 野田先生から学び開発したPEAL心理学・カウンセリングには一つの答えがあります〈たのしさの方向にすすむこと〉です。
それはたとえば
 🟢自分の笑顔がひろがる方向に
 🟢自分の可能性が広がる方向に
 🟢周りの人たちの笑顔が広がる方向に
ということです。
 興味のある方はお問い合わせください。

 今回はここまで。

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効率・コスパと〈楽しい福祉&教育 〉その3「特別支援・ハンディの有無と効率・コスパ」 @たのしい教育の発想法

 躊躇しつつ書いたこの《たのラボ公式サイト》に書いている「効率・コスパと教育・福祉」の反響が大きく、驚いています。
《たのラボ》にとって自然な発想が、教育・福祉界隈で新鮮に迎えられたということでしょう。
〈効率・コストパフォーマンス〉はA.I.を含む機械の能力に対して問うものであって、福祉や教育に問われるものではない、という話に対して「なるほど」「まさにそういうことですね」というメールがいろいろ届いています。
 以前のように一つずつへの返信は難しくなりました、が、みなさんから届いた便りはほぼ全て、これからの記事の内容に活かしていきます。

 期待に応えて、今回までは同じテーマで書きたいと思います。

 実は今回の記事は、流れの中であえてカットした話があります。その内容に触れて、この一連の章を閉じたいと思います。

⭐️

〈障害〉という言葉があります、障害物、障害物、通信障害、システム障害というように使う分には私の心が乱されることはありません。

 それは結局、工場で機械を動かすような仕事に対して効率がよくない、効率が悪いというような感覚を、一人ひとりかけがえのない存在であるはずの人間に向けたものでしょう。

 私のもつ感覚に初めて触れた、全く気にせず使っていたという方たちの中から私に賛同して、自分の言語感覚の一つに加える人たちがでてきて欲しい思っています。

 仮に辞書にあるから、法律の条文にあるんだ、使って何が悪いと考える人たちもいるでしょう。その人たちを非難する気持ちはありません、それでも、いつか心のどこかで同じ想いが芽生えてくれたらと願っています。

 教育・福祉を効率やコストパフォーマンスで考えてはいけない、というのが《たのラボ》の基本です。
 笑顔や可能性の広がり、楽しさの方向に進んでいくのが〈たのしい教育ラボ/たのしい教育研究所〉です。

 オリンピックの100m走の選手にとっても、事故で歩行機能を失ってしまった人にとっても可能性を伸ばし笑顔を広げていくことが人生の目的だといってよいでしょう。
 そして忘れてはいけないのは、そのどの一人ひとりにも〈その人をかけがえなく大切に想う人たち〉が存在するということです。

 ごく普通に身体を動かすことができる人もいれば、いろいろな事情で思うように身体をコントロールできない人たちもいます。
 どの人たちにとっても、いろいろな場面で同じような手厚さで、同じようなチャンスが与えらるものであって欲しいと願いながらも、社会構造は複雑ですから、簡単にそういう構造は実現しません。

 でもそういう中でも全体としてみれば、誰にも手厚いチャンスが与えられるものであって欲しいと願って、その方向で力を注いでいるのが〈たのしい教育ラボ/たのしい教育研究所〉です。

 それが実現できない状況でもせめて〈教育・福祉〉の場面では「効率・コスパ・タイパ」などを人間に向ける感覚には正面からNOと伝えられる人たちが増えていって欲しいと考えています。

 奇しくも今月は、効率・コスパ教に価値観全体を乗っ取られ、周りに残虐な刃を向けた「やまゆり事件」が起こった月です。
 つい個人的な思いが発露してしまいました。

 ご意見ご感想、お待ちしています。

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