みごとな黄金色の夕焼け空の反対側の空はパステルの紫からオレンジのグラデーションでした/心ときめく散歩

 久しぶりの場所を夕暮れ時に合わせて歩いていたら、素晴らしい黄金(おうごん)色が空をかざって、足をとめてみとれてしまいました。

 空は全体が澄み渡り、反対側をみると、パステルの紫からオレンジのグラデーションでした。
 すばらしい色です。

 ちょうど、昼と夜の長さが半分になる〈秋分〉の頃です、これからしだいに昼が短く夜の時間が長くなる。

 大好きな秋がやってきます。

 ところで、寝転んで空をじっと眺めていたことはありますか?
 長くそうやっていると、空と自分が位置逆転して、空がずっと下の方に見えてしまうことがあります。

 こんな感じです、地上に張り付いている自分がずっと上で、気をゆるすと雲のところまで落下してしまうのではないかと考えたりしてヒヤヒヤします。

 考えてみると、それは子どもの頃でした。

 もう一度、あの体験をしたくなりました。

 自然の中を散歩していて心が動かされないことは一度もありません。

 これから涼しくなってきます、みなさんもぜひ外を歩いてみてください。
 何かみつけたら、ぜひ私にもわけてくださいね。

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たのしい花さんぽでイノシシ母子に遭遇する①月桃の花の色合が異なるのは?

 出張も重なり、ここ2日程で1週間以上分の仕事をしたので頭が飽和状態。こういう時には外の空気を吸いながら自然の中に入っていくのが一番よい。

 少し山深いところに入っていくと、まだ月桃の花を見ることができます。
 
 これはほぼ同じ時刻、距離にして1kmも離れていない処でみつけた月桃の花(ツボミ)です。毎年感じているのだけど、この場所の月桃はピンクが濃く、独特ないろあいを見せてくれます。どちらかが暗い場所にあるわけでも、陽が翳ったわけでもありません。

 

 これはアジサイの色の違いのように、酸性土壌、中性土壌、アルカリ性土壌という違いがあるからなのでしょうか?

 自由研究のたのしいテーマになると思います。

 30~40分くらい歩いているうちに頭もスッキリしてきました。

 そんな時、イノシシの母子に出逢いました。

 離島の応援団の一人、猟師のAさんから「沖縄には熊はいないから、一番怖いのはイノシシだ、バッタリ出会った時にはやられないようにしないといけない。目は離さず、ゆっくり後ずさることだ」と聞かされていました。
 なるほど、私がアラスカでキャンプしていた時のクマと出会った時の対応と同じだな、と思ってしっかり覚えています。

 ところで私が〈たの研/たのしい教育研究所〉を設立した数年間は、〈依頼してくれるところならどこでも行きます〉という構えで仕事をしていて、その意味では幸せな時期でした。そうやって頻繁に離島に通っている頃、何度かイノシシに出会ったことがありました。慌てずすくっと立ったまま自然な気持ちで「私は何しろ安全な人間だ」というイメージで見つめていると、相手はそれを感じてくれるのでしょう、そのまま行きすぎてくれました。

 今度どうでしょう?

 車はほとんど通らない道です、そこで右側の草むらからイノシシの親子が出てきて、私をみかけ、立ち止まって見つめています。ちょうどカメラを手に花さんぽしていた時だったので、オート焦点で何枚もシャッターを切りました、これはピントが合った一枚です。

 気ままに歩いていたウリ坊(赤ちゃんイノシシ)は母親のお腹の下に隠れました。

 大きくしてみましょう。

 私との距離はどのくらいだろう…
 10~15mくらいかなぁ。

 母子ペアのイノシシに出会ったのははじめてです。

 子どもを連れた母親は危険だという話があるなぁ…

 突進してきたら…

 格闘家のシミュレーションが働き始めようとするのを止めて、「わたしは平和な人間です」だというイメージでおだやかに眺めていました。

 どうなるでしょう?

 といってもこうやってその後綴っているわけなので、病院に担ぎ込まれるようなことにはなっていないのはわかるでしょう。

追記:私のプロフィールにあるアラスカキャンプ経験を目にした読者の方からごくたまに「自分もアラスカに行きたいが…」と相談があったとき、私が紹介するものの一つにBear-Attack(ベアーアタック)というスプレーがあります。リュークの外側に下げていつでも手にすることができるようにしていました。スプレー類は飛行機で却下されることがあるので現地で入手しましょう。

https://amzn.to/3zlCbNE

 つづく

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ハブの毒とウミヘビの毒@たのしい生物学

 大仕事が済んで、仲間たちと久しぶりに海に行きました、沖縄の海は素晴らしく、10分15分でこんな贅沢な場所にいけるというのは幸せそのものです。

 先日、神戸から来た方Fさんとお話しする機会がありました。
 Fさんは消防員を定年退職後、大好きな沖縄の海をたのしむために毎月来ているということでした。
 Fさんは「沖縄の人たちはあまり海をたのしまないですよね、年に一二回バーベキューするくらいで」と語っていました。

 確かにもったいない。

 とはいえ〈たの研〉のメンバーはおそらくFさんより深く海をたのしんでいると思います。

 ※

 足を浸して語り合っているわれわれの前を海蛇がクネクネ泳いでいきます、ほんの2~3m先です。

 漁業をしている人たちとは比較にならないとはいえ、私は教師をしている頃から、授業の中でもよく海に行っていたので、普通のひとたちと比べると、はるかに海での活動が多いはずなのですけど、こんなに浅いところを徘徊するシーンは初めてみました。
 周りの仲間は皆びっくり。

 怖いと思う人も多いのですけど、ミツバチと同じでこっちから掴みかかったりしなければ攻撃してくることはありません。私もダイビングやシュノーケリングの時、身体のそばをすり抜けていくウミヘビと遭遇したことがあるのですけど、噛まれることはありませんでした。
 実は私はヘビ族の天敵です。出会ったら徹底的にやっつけるのですけど、数年前Sさんに〈イラブー汁 ※ウミヘビ汁〉を食べさせてもらって以降、ウミヘビとは敵対していません。
 ウミヘビはハブの何十倍も強い毒を持っているといわれています、それなのに肉食ではなく海藻などを食べて暮らしているおとなしい生き物です、何のためにこれだけ強力な毒をもっているんだろう?

 海にはきっと強敵が多いのです。

 サメに食べられてしまうかもしれません。

 そういう多くの敵から身を守るために「この生き物は強い毒を持っているから、食べるとこっちが危険だ」とわかるくらい強い毒を身につけていって、より強い毒を持っていったウミヘビの仲間たちが生き残っていったのでしょう。

 生物の進化を考えるきっかけとして、子どもたちにこういう問題を出してみるとたのしいと思います。

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初夏の沖縄だより@読者の方からのご要望でお届けいたします-たのしい野辺散策

 読者の方から、たのしみにしている沖縄の自然の様子を知らせてほしいです、という便りが届いています。こういう要望は沖縄はもう初夏です、紹介しましょう。

 夏と初春は、空の光の量が違います。
 昼はとても暑いので、〈たの研〉を出て歩くのは4時を過ぎ、ハッキリと陽が傾いてからにしているのですけど、夕方近くとは思えない空の色です。
 草の丈もずいぶん伸びてきました。

 

 この頃はスクッと伸びた花をよく見かけます。

 これは空に向けて立ち上がっている〈カンナ〉たちです。

カンナ(美人蕉[1][注 1]: Canna)は、カンナ科カンナ属(Canna)の植物の一群[3]。多様な種類、園芸品種がある。

春に球根を植えると、夏から秋にかけて独特の形をした花を咲かせる。葉は、緑色のものと赤銅色のものがある。球根で殖やすが、暖かい地方では掘りあげる必要が無く、宿根草として扱うことができる。

wikipediaに感謝して参照


 テッポウユリが道端に咲いていました。
 なんとなく、カンナもユリも同じファミリー(科)かなと思っていたら、カンナはカンナファミリー、ユリはユリファミリーです。

ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属(学名:Lilium)の多年草の総称である。属名の Liliumラテン語でユリの意。和名の由来は、茎が高く風に揺れる様子から「揺り」であるとされる[1]。古名はサイ(佐葦)といい、『古事記』(8世紀初頭)にも記載が見られる[1]

wikipediaに感謝して参照

 

アマリリスも見つけました。四方に花を開いています。
さて、アマリリスは何ファミリーでしょう?
 一つの花だけみると、一つ上のユリに似ていますね・・・

アマリリス英語:Amaryllis)は、ヒガンバナ科ヒッペアストルム Hippeastrum の植物の総称、原種は中南米西インド諸島に約90種があり、数百種類の園芸品種が作出され、現在もその数は増え続けている。学名のヒッペアストラムはギリシア語で騎士の意味のhippeos(ヒッペオス)と星、astron(アストロン)から、アマリリス Amaryllis は旧属名であり古代ギリシャやローマの詩に登場する羊飼いのアマリリスから取られている。 学名上の園芸品種の総称はヒッペアストルム・ヒブリドゥム Hippeastrum × hybridum

ヒガンバナファミリーでした。
どういうところが違うのか、いずれゆっくり調べてみたいと思います。
スクッと立ち上がってハッキリした彩りを見せてくれる花たちもハッキリ異なるDNAグループなんですね。

しばらく歩いて、新しい場所にいくと、ひまわり畑がありました。

 ひまわりの薄イエローの花の色は、本格的な暑さはこれからだぞと教えてくれてた気がしました。
 暑さは、もう十分なんだけど・・・

 沖縄には観光に来る方たちがとてもたくさんいます。

 海などのレジャー施設だけでなく、こういう沖縄のフィールドのたのしさも感じてくれるとよいなぁ。

 

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