野山を歩くといろいろな生き物たちに出会うことができます。
大きなチョウで有名なのがオオゴマダラです。

wikipediaに感謝して引用
その次あたりに大きいのではないかと感じているのが今回紹介する『ナガサキアゲハ』です。

wikipediaに感謝して引用
この間、サンタンカ(山丹花/沖縄ではサンダンカと呼ぶ人が多い)の蜜を吸っているナガサキアゲハをみつけました。サンタンカ・サンダンカはブーケのようになっていいて大きな花のつくりをしています。
沖縄のナガサキアゲハは県外の一般的なものより、色がくっきりして美しい感じがします。
どうして形質が違ってきたのでしょう?
ナガサキアゲハが沖縄に入ったのは何万年前、というスケールです。
生体や卵などが気流に乗って沖縄に入ったり、船などに乗った野菜などにまじって入ったり、なんらかの条件が整って沖縄に入ったのを、少なくみつもって1万年前だとしましょう。
沖縄のように一年を通して温暖な地域では、ナガサキアゲハは春先から晩秋まで4-5回「卵→幼虫→さなぎ→成虫」のサイクルを繰り返します。
それを単純に一万年繰り返すと、入ってきた個体から4~5万世帯の、新しい個体が生まれてきたと考えることができます。もちろん気候的な変動もあるので、単純に何万世代を経てきたとはいえないところもあります、そこで少なめの数値で見積もっています。
人間で考えてみましょう。
〈おじいちゃん⇨お父さん⇨わたし〉というように三代経ると、身長や目鼻だちなど、けっこう違っていきますね。
ナガサキアゲハの場合、それが何万世代くりかえされていくわけですから、海に閉ざされた沖縄の中で、独特の形質を残していくわけです。
進化というは、その環境に適した形ですすみます。
沖縄の気候、自然環境の中で、くっきりした色立ちにどういう意味があったのか、みなさんも想像のハネを広げて考えてみませんか。
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