大林宣彦の言葉

 今月10日(2020.4.10)、映画監督 大林宣彦 が82年の生を閉じました。映画好きで知らない人はいないでしょう、『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の尾道を舞台にした青春映画で有名になり、CGなど無い時代に、斬新な映像実験をしていたチャレンジングな監督です。私は宇宙教育関係の時に、尾道を訪ねて、大林監督の作品をさらに身近に感じた記憶があります。

 

 追悼番組で大林監督の最後の作品に出演した沖縄出身の満島真之介が、大林監督から託された直筆の言葉を紹介していました。

 

 人はありがとうの数だけ かしこくなり

ごめんなさいの数だけ うつくしくなり

さようならの数だけ 愛を知る

 大林宣彦

 とても味わい深い言葉です。

 若い頃の作品では、その秘めた想いを知ることはできませんでしたが、映画の仕事を深く重ねていくうちに、大林監督は〈戦争と平和〉を深く問いかける作品を世に送り出し続けました。

「戦争が無い未来をつくるのは若者たちだ」
「映画で過去は変えられないけれど、未来を創ることはできる」
 大林監督の晩年の言葉です。

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こういう時もたのしくフィールドに出よう/足の一本一本まで美しいナナホシ キン カメムシ

 室内で会議などをしているより、風が広々と流れていくフィールドに出た方がずっとよい、ただし体調が悪くなければ。
 メンタルの面でも、体力面でも、衛生面でも、コロナ・インフルの感染症対策ということでもその方がよいのです。
 これを機会に、学校での話し合いも、木陰などにイスを運んでやったらよいと思います。そよ風の中でアイディアを出しあうと、職員室でやるよりずっと、子どもたちの笑顔の方向に進むと思いますよ。

 さてNPOの総会は事業年度の終了後二ヶ月以内に持たなくてはいけないと法律で決まっていて、たのしい教育研究所(RIDE)の総会は4月後半です。
 いろいろなものが中止、延期になっていく中〈RIDEの総会をどうするか〉話し合いをすることになりました。
 それはインドアではなく、久々に〈あやしい探検隊〉も結成しフィールドに出て歩きながら話し合うことにしました。私のよくいくダム湖に現地集合、現地解散。

 木々の影を吹き抜ける気持ちよい風の中を歩きながら、話し合いはすぐに終了、〈様子をみてギリギリまで総会を伸ばすことを提案しよう〉となりました。

 残りの時間は〈あやしい探検隊〉です。
 いつの時でも今のこの時期にしかみられない植物や生き物たちがいます。アミを手に、フィールドを歩きます。

 これは赤い紋の入ったアゲハ蝶、オキナワベニモンアゲハかと思うのですけど、写真に撮ってもらおうとする瞬間に逃げていきました。

 A先生が声をあげたところを見ると、とても鮮やかな〈ナナホシキンカメムシ〉がいました。

 仲良きことは美しき哉!

 足の一本いっぽんまで美しい。

 もちろん、とって帰るという無粋なことしません。
 自然の気持ち良さと、生き物たちの美しさをたっぷり味わって、有意義な時間を過ごしました。 

 天気が悪い時も、傘をさしての散歩もたのしいですし、読書もたのしめます。⇨こちら

 たのしさを選ぶのは覚悟の1つでもあるでしょう、そしてその覚悟は周りの笑顔を育てます。
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「批判するなら対案を出せ」って正当な主張なの?/たのしい教育の見方考え方

 私たちのRIDEは〈批判ではなく新しい方法を提案する組織〉です。その方向性はとてもうまくいっていると思います。

 ところで、いろいろな議論をみると『批判するなら対案を出せ』という声を聞くことがあります。最近のweb上の記事で『対案なき批判は妨害である』というタイトルを目にしました。

 たのしい教育研究所(RIDE)が批判でなく対案を出す組織だからといって、その主張には全く同調できません。

 私たちは対案は持っていなくても、おかしいものはおかしいと感じることがたくさんあります。
 論理的な思考ではなく、私たちの〈感覚〉が教えてくれることです。その感覚は私たちの長い歴史の中でDNAの中に組み込まれたものもあるでしょう、また自分の人生の中で獲得したものもあるでしょう。

「あの人は悪い人だからみんなでやっつけよう」となった時に〈イヤなものはイヤです〉といって何が悪いのでしょう。

 大きな組織であればあるほど、論理の組み立てがしっかりしていますから、個人でその論理を覆して対案を出すというのはとても難しいのです。
 ましてや〈国〉となると、それを覆すのはほぼ無理だというほど論理構築がしっかりしています。
 実際、数々の戦争は、全体の意識をそこに向けてしまうほど、しっかりした理屈や正義があったのです、Aという国にはBという国に攻撃するという正義があり、Bという国にはAという国を攻撃する理屈が。

〈対案がなければ反対するな〉というのは、力ある者たちや組織が反対する者たちを屈服させる主張でもあるのです。

 そもそも、ある主張を出してきた人たちに対して、その論理をこちらも考えて、別な選択肢をあげなければいけないなんて変ではありませんか。

 私は武道家であるのですけど、その私がたとえば〈全ての子どもたちに武道を通して健全な精神と肉体を養い、イジメをゆるさない子ども達の育成に取り組もう〉という主張をしたとします。
 それを聞いた皆さんは、対案をひっしに探さなくてはいけないのでしょうか?
「そんなの変だ」とか「そんなのおかしい」だけでいいじゃないですか。

「そういったってイヤなものはイヤです」と言える権利が保証されてこそ、世の中はよくなっていくのだと思うのですけど、どうでしょうか。

 第一「対案がなければ・・・」という主張をすると、多くの場合、子どもたちは教師や大人に反対できなくなってしまいます。
 私たちも子どもの頃、大人・教師の説得に対して、言葉でそれをくつがえせないけれど、変だとかイヤだと思ったことがあるのではないかな。

 たのしい教育はたのしさという感覚を大事にする教育です。

 それは人間の発想や行動の根本(ねもと)にあるものだと考えているからです。

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キヤノンCANONも使える教材出してます

 前回のホンダの教材には驚いた人たちもいろいろいた様で、反響が届いています。ホンダ車を乗っている人から〈知らなかった〉というメールもありました。当然ですよね、ぜひ宣伝してください。

 さて今回はカメラメーカーのキヤノン/CANONが出している教材を紹介します。メルマガで一度詳しく紹介したのですけど、ペーパークラフトで、いいものをいろいろ出してくれています。

 たとえばこれ。

https://creativepark.canon/jp/contents/CNT-0010372/index.html

 これはかぶりものです、けっこう大作で、劇とかでも使えますし、周りをびっくりさせる時にも使えます。
 

https://creativepark.canon/jp/contents/CNT-0019397/index.html

 コロナ休校でも落ちこまず、周りの笑顔になるものを広めてくれる人がたくさんでてほしいと思っています。

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