新型コロナが騒がれたのは1月頃、それから四ヶ月経ちましたが、一般の人たちに消毒液やマスクの入手は困難なままです。こういう無策な状態が続くというのは、私の人生で初めてのことです。
今回は殺菌・除菌の話をしましょう。
この宇宙の全ての物質は、液体にすると〈酸性〉、〈アルカリ性〉、そのどちらでもない〈中性〉のどれかに分かれます。
全てがこの三つに分類されるというのは素晴らしい科 学的法則です。
〈酸性〉〈アルカリ性〉にはそれぞれ特徴があって、その特徴を持たないのが〈中性〉です。
アルカリ性の特徴でまず覚えておかなくてはいけないのが〈タンパク質を溶かすこと〉です。※強い酸性にもタンパク質を壊してしまう作用があります
アルカリ性の強さが強いほど、タンパク質を溶かす作用は強くなります。
さて私たちの身体は基本的にタンパク質でできています。
ミミズは?
タンパク質でできています。
アリは?
タンパク質でできています。
細菌は?
タンパク質でできています。
ウィルスは?
ウィルスは別な物質でできているのでしょう・・・
いいえ、ウィルスもタンパク質でできています。
ということはアルカリ性に弱いのです。
セッケンは、汚れを落とすだけではなく、細菌やウィルスを弱めたり、ある程度殺したりすることができます。それはセッケンという特別な物質の不思議な作用ではありません、セッケンがアルカリ性だからです。
※もちろん細菌やウィルスを〈酸性やアルカリ性の作用〉以外で攻撃する薬剤などもあります。また、ウィルスによっては、かなり強いアルカリでなければ作用しないものもあります。
以前紹介したハイターを薄めて作る〈次亜塩素酸ナトリウム〉もアルカリ性です。
ハイターそのものが強力なアルカリ性で、商品によって少し差はありますけど、ph13程度です。
これはある人が身近な物質のphを整理したものです、参考にしてください。
pH 0~1 青インク (タンニン酸)
pH 1 サンポール(塩酸)
pH 2 レモン(クエン酸)
pH 3 酢(酢酸10%)
木酢液(酢酸)
pH 4 サイダー(炭酸)
酒(アルコール)
pH 5 ハチミツ(グルコースとフルクトース)
pH 6
pH 7 マジックリン(脂肪酸アミドプロピルベタイン)
洗濯洗剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)
pH 8 海水(5%塩化ナトリウム)
重曹、ベーキングパウダー(炭酸水素ナトリウム)
入浴剤(炭酸水素ナトリウム)
pH 9 虫さされ液(アンモニア)
pH 10 石鹸水(脂肪酸のアルカリ塩)
pH 11 木の灰汁、中華ソバ用かんすい(炭酸カリウム)
pH 12 ドメスト(次亜塩素酸ナトリウム)
石灰水、こんにゃくの凝固剤(水酸化カルシウム)
pH 13 キッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム)
カビキラー(次亜塩素酸ナトリウム)
pH 14
https://blog.goo.ne.jp/apodosis/e/4e1ae3c78090a00bb9f2e31012fb0d50
沖縄でも豚コレラなどの時〈石灰〉をまいています。水に溶かせばph12くらいの強いアルカリになります。石灰のアルカリ性で外部からのウィルスを防ごうというわけです。
気になるのは、そういう消毒の時、粉(個体)のままの石灰を見ることがあります、アルカリ性というのは水に溶けていかないとスイッチが入りません。
これはウィルスが活きていられるph(酸性~アルカリ性の度合)の巾です。
今は消えてしまった様ですけど、また100均にもph12レベルの商品が並ぶと思います。
ph12レベルが手につくと大変かというと、ハイターを触ったことのある人はわかると思いますが、水で洗い流していけばOKです。使うときは手袋をするとよいでしょう。
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