不思議な葉っぱ/9月のたのしい教育ワークショップから

 数日前の〈たのしい教育ワークショップ〉で講師の昌代先生が準備してくれた教材が数々あって、企画した私自身が「生活科」というのは土の香りのする素晴らしい教科だと感動しました。

〈香り〉をテーマにした授業。

 

〈形〉をテーマにした授業などいろいろあった中で、とても気になったのがこの葉っぱです。

 まるで絵を描いて途中でとめた様な模様になっています。

 何の葉か?

校庭にあった〈ゴムの木〉の葉だそうです。

けっこう大きな木ですね。

 観葉植物としても販売されていて、同じ様なデザインがみえています。

 それにしてもどうして、こんなおもしろい模様ができるんだろう。

 みなさんはどうしてだと思いますか?  

 いろいろ調べてみているのですけど「ほんとかなぁ~」という気がして、問題意識をもってこれからもみていこうと思っているテーマの一つになりました。

 クロトンなども、ゴムの木の様な模様に近いものがあるのでしょう。

 世の中はふしぎさにあふれています。

 そのふしぎさの謎を解くことは、とてもたのしいことで、周りの人たちの笑顔につながることもたくさんあります。命を救うことにつながることもあります。

 自由研究は夏休みの課題にしておくような小さなものではありません。みなさんもいろいろな不思議さを探して、自由研究をたのしんでみませんか。

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たのしい教育ワークショップで先生もこどもたちももりあがる/10月からの講座の予定

 予報では台風が近づいていたのですけど、当日はグッと角度を変え、おどろくほど普通の1日となり、9月の〈たのしい教育ワークショップ〉がたのしく開催されました。テーマは「低学年でもたのしい教育」です。

 講師のM先生は〈生活科〉が始まった頃から研究をすすめてきた実力派で、たのしさとこども感覚が抜群です。

 会場には、たのしい教材もたくさん並んで、45分×2の時間があっというまにすぎていきました。

 たのしい低学年の学習やコミュニケーションの方法をたくさん学んでもらうことができた様です、それはこうやってアクティブにたのしんでくれている様子や

ワークショップ後の評価が〈満足度100%〉であったことからも確かです。

 同時並行でこどもワークショップも開催されました。

 これは沖縄県文化振興課も支援してくれているとりくみの一つです。

 ミエ先生&マッキー先生が、とてもたのしくものづくりやたのしい島言葉の授業をしてくれました。

  こども達のたのしい笑顔は明るい未来を想わせます。
 Aくんは「勉強ってとてもたのしい」と満面の笑顔で語ってくれました。

 弟くんのヘルプもしながら、自分もたのしんでくれたお姉さんも満面の笑みでした。

10月は〈PEAL教育カウンセラー養成講座〉があります。

おかげさまで、すでに予定されていた席は埋まってしまいましたが
「どうしても受講したい」という方はお問い合わせください。
〈日程が合わないのでぜひ次回受講したい〉という問い合わせがいろいろありました。
PEALカウンセリングの指導者は今のところ私いっきゅう一人だけなので、この忙しさのままだとこれだけこってりした内容の講座は2年に一度の開催となります。資格認定ではありませんが、その合間に単発のカウンセリング講座やカウンセリングブラッシュアップ講座は開催できる可能性があります、ご期待ください。

11月は〈たのしい秋の講座〉があります。親子一緒にたのしめる企画です、事務局からお知らせが届き次第、このサイトでも広報する予定です。

 また、力ある先生たちを学校現場に送る〈教員試験合格SV〉も11月からスタートします、すでに受付も始まっています。興味ある方はお問い合わせください。

たのしい教育を一歩一歩大切に育てて、こども達、先生たち、保護者のみなさんの笑顔と知的好奇心をどんどん増やしていきます、おたのしみに!

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たのしい島言葉・たのしい言語学〈沖縄の言葉は日本語とは別な言語か?〉

 今日9月18日は〈島言葉の日〉です。

 NPO法人たのしい教育研究所として〈島言葉の普及〉に関わり始めて、いろいろな書籍や資料を読んでいます。以前から知ってはいたのですけど「沖縄の言葉は日本語とは別な言語である」という議論があります、皆さんはご存知でしょうか。
 つまり〈琉球方言〉ではなく〈琉球語〉であるという議論です。

 これまで島言葉の中に〈古い大和言葉〉を残しているという話をしてきました。最近も島言葉で仲間のことを〈どぅし〉と呼ぶのが「大和言葉の〈同士〉」だと気づいて、たのしい島言葉研究のメンバーに話をしたところです。
 単語的ににたものがいっぱいあるのは、別な言語というより似た言語ではないかと思わせます。
 でもそれは決定打とはいえないでしょう、違う国々の違う言語にも単語が取り入れられることはあるからです。
 先ごろ書いた「タイフーン」がアメリカ・ヨーロッパでも同じ様に〈大風・大風〉のこととして使われているというのもその一つです。

 では言語体系が違う・同じだということはどうやって証明したらよいのでしょう?

 言語体系が異なるという時に大きなもの決めてが〈文法〉です。

 日本語と英語は違う言語です。
日本語の「私はあなたが好きです」を英語では「I love you」と表現します。単語一つずつが違うだけでなく、日本語的に並べると〈私は 好きです あなたが〉という様に、言葉の並べ方の順番が違うのです。

 では古い沖縄のことばの文法はどうなっているでしょう、大和言葉と並べ方の順番が違うのでしょうか、みなさんはどう思いますか?

予想

 ア.似ている
 イ.違う
 ウ.その他

 

どうしてそう思いましたか?

 
 沖縄の古い書籍を探してみましょう。
手紙などもあるかもしれませんけど、私たちは簡単に読むことはできません。web上で読むことができる最古の歌集に「おもろそうし」があります、1500年代に編纂された古い文献です。
「1200年代からの歌を収集した」ということですから、沖縄最古の文献の一つだといってもよいかもしれません。
 
 海洋博公園のサイトに植物の説明として〈おもろそうし〉が引用されています、感謝して利用させていただきます。
 日本語・大和言葉と言葉の並びが違うのでしょうか?
 そもそも言葉じたいが全然意味不明のものたちなのでしょうか?
 
 予想をたてるとドキドキ・ワクワクしませんか。
 
 
700年も前に〈さくら〉の歌を詠んでいたことにもおどろくのですけど、日本語と英語、フランス語、中国語の様な違いは私には感じられません。
サイトの訳を参考に強引に訳してみましょう。
 
いっきゅう訳
 西の岳に〈さくら〉が咲く様に
 君志神女はしなるように踊ろう
 また、東の岳に、群れて花が咲く様に、君志神女は しなる様に踊ろう
 嶽加那志様は美しい〈日傘〉をさし
 杜加那志様は〈車傘〉をさし給う
 
何百年も前の言葉なので、難しい単語はあるとはいえ、大和言葉・日本語の言葉の並びが同じです。
 
 ○西岳の桜が咲く様に・・・
 ○あの川にアユが戻った様に・・・
 

似ています。

これを「琉球語」だと呼んで別な言語だといって良いのでしょうか?
 
「言語体系が異なる」という文献には「助詞の活用の仕方が大和言葉と違うところがある」という様な説明もあるのですけど、そういうことより、島言葉のこの大きな構造からして、私には同じ構造をもった言語だと思えます。
 
 これからさらに研究を深めていきたいと思います。
 
それにしても予想を立ててみていくと、たのしくワクワクする様な研究が続きます。たのしすぎてやめられません。

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たのしい教育が流行化しないように着実に伸ばしていく/たのしい教育の見方・考え方〈板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表/元日本科学史学会会長)から学んだこと〉

 たのしい教育はいろいろな先生たちの熱意に支えられています、その熱意は〈たのしさ〉が支えています。苦しいけれど歯をくいしばるという活動は短期間は続くでしょう、けれど何年も何十年も続くことはありません。
 たのしい教育が沖縄で組織的な活動をはじめたのは1984年、私いっきゅうが教師になった年です。
〈たのしさがこれからの教育のカギを握る〉と考えて、サークルをつくり活動をはじめたのは伊良波正志(元伊豆味小中学校教頭)先生です。

  以来、沖縄で40年近く続き、たのしい教育研究所で飛躍しましたから、足腰の強靭さは間違いないと思ってくださって結構です。

「流行させずに着実な一歩をすすめる」という方針ですすんでいますから、おかげさまでまだまだ活動の余地がのこされています。

 有料版〈たのしい教育メールマガジン〉の読者の方から「流行化させてはいけない」という発想は、どこから出てきたのかという質問が来たので、古い資料を探してみました。

 メルマガに載せる文章の一部をを、公式サイトの皆さんにお届けします。

[文責]きゆな 文意が伝わりやすくなる様に手を入れてあります ex) 「ダルトンプラン」⇨「ドルトンプラン」など

板倉聖宣

 明治以後、日本の教育運動は流行現象をくり返してきました。
〈開発主義教授法〉がおこったあとにはヘルバルトの〈五段階教授法〉がおき、〈動的教授法〉とか〈生徒実験法〉、〈発見学習法〉〈創造主義教育〉〈ドルトンプラン〉〈労作主義〉〈生活単元学習法〉〈系統学習法〉〈プログラム学習〉などなど、流行の対象となった教授法、学習法は少なくありません。
 それらの多くは突如として大流行したかと思うと数年にしてあきられ、十数年ののちにはもう忘れられた存在になっていったのです。
 流行は普及のためには効果的ですが、同時にそれは精神よりも形式を重んじさせることになります。そしてそれは質をゆがめて、はじめのねらいをめちゃくちゃにしています。
仮説実験授業を提唱した当初から、私たちはそのような流行化の危険をいつも警戒してきました。

仮説社「仮説実験授業のABC」より

 その後も教育界では様々な方式が流行化しました、有名だという大学の先生を招いた公的な研修もたくさん受けてきました。

 「評価法」が流行して、授業しながら〈こどもたちの発言の回数〉や〈ノートの取り方〉〈グループでリーダー的な役割を果たしているか〉〈活動は積極的か、テーマに沿ったものか〉という様ないくつもの項目を、机間巡視しながら一人ひとりチェクしていくという方法が流行したことがありました。
その方法で組み立てた授業研究会もあり、「これこそこれからの教育の姿である」「評価無くして指導なし」ということを強調する研修にもたくさん参加しなくてはいけませんでした。

 クラス全員、授業のたんびに評価していくのですよ。

 私は無理だとすぐに気づきましたが、頑張った先生たちがほとんどでした。

 さて、今、そういう方式は残っているでしょうか?

 教育に限らず、本当に大切なものは、丁寧に丁寧に伝えていく中で、次第に広がっていくてのです。
 私が長年学んで来た琉球空手は1800年代に始まり、200年くらいかけて国際的なものになりました。

 たのしい教育も丁寧に〈力あるたのしい先生たち〉を育てていきたいと思っています。

 みなさんの支えが、その確かな一歩に繋がります。応援よろしくお願いいたします。

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〈たのしく島言葉(しまくぅとぅば)の教材シート/沖縄県文化振興課の協力作成〉予想以上の好評に数日で増刷決定!

 沖縄県文化振興課の協力で作成した〈たのしく島言葉(しまくぅとぅば)教材シート〉が予想していた以上の人気です。

 想定していた枚数の二倍、千単位で印刷してあったのですけど、 出来上がったばかりの〈たのしく島言葉(しまくぅとぅば)教材シート〉を広報したところ「うちも欲しい」「使ってみたい」という声が大きく、4日目で早くも増刷が決定しました。クラスで1枚の割でお届けしているので、かなりたくさんの学級、こども達が、たのしい教育研究所の〈島言葉教材シート〉を利用してくれているかわかると思います。
 これはとても嬉しいことです。

〈たのしく島言葉(しまくぅとぅば)の教材シート〉の人気が空回りしていないことは、こうやっていろいろな先生たちから、実際にこども達が利用している写真や動画が送られてくることからもわかります。

 外国語を読むかのように「まーさん きゅうしょく クワッチーさびら」と語るこどもたちは、みんないい表情をしています。

  たくさんの情報をつめこまず、この一枚のシートで〈たのしい島言葉〉の第一歩を踏み出してくれる子ども達や先生たちがたくさんいます。

 島言葉には、いにしえの琉球の人々のものの見方・考え方、心のひだなどもふくまれています。重要無形文化財以上の価値があるでしょう。

 興味のある方はこのサイトからお問い合わせください。件名には「たのしく島言葉〈給食編〉と記入してください⇨http://tanokyo.com/me-ru

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