いっきゅう先生のふき掃除

たのしい教育研究所のウェルカム担当ア〜ルです!

今日は天気も良くお掃除日和!!

研究所に来てくれるお客さんや生徒さん達が、気持ちよく過ごせるように、いっきゅう先生がぞうきんがけをしています。
そばで、ぼくも見学。。。
何かできることはないかなあ。。。
うろうろ。

床を磨いたあとをあるくと肉球がとっても気持ちがいいです。
見た目も床の感触も。。。
ほーらピッカピカ。。。
しばらく、これを続けてみるぞーって
いっきゅう先生がつぶやいています。
やせる目的もあるようです。

きれいに磨いてくれてありがとうございました!!

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たのしいテントウムシ入門 ①この中にテントウムシは何種類いるでしょう? ②ナナホシテントウの星の数はいくつでしょう?

 たのしい教育メールマガジンに雑誌の記事を紹介したところ、評価が高かったので、一枚ここにも紹介しますね。メルマガ読者のみなさんにも読んでいただける内容を後半に続けています。

 メルマガの最新号に紹介したのは、私が大量に手放した本や雑誌の中で捨てられずにスキャンして残してあった資料です。
 理科の授業で使おうと思っていたのに、結局使わずに教師を辞めてフリーになりました。

 まず問題。
 この写真の中にたくさんのテントウムシが見えますね。
 黒くて二つの点のテントウムシやほぼオレンジ色のテントウムシ、10くらい点のあるテントウムシ、黒地に赤の模様、赤字に黒の模様のテントウムシなどいろいろな種類が見えています。
 ではこの中のテントウムシはおおよそ何種類に分かれるでしょう?
 スマホなどで見えづらい人は拡大してみてください。

 これとこれは同じ種類で、あれは別で、これも別・・・

 というようにおおよそでよいので、種類を予想してみてください。

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予想してからね

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調べてみると

答えは〈一種類〉。

 全部〈ナミテントウ〉という種類です。

テントウムシは日本に150種類くらいいます、単に星や色で区別するのではないんです。

 もう一つ。

 学生の頃、理科教育で教わったのですけど「ナナホシテントウの背中の星の数は7つではない」という話。

 え、っと思う人もいるでしょう。

 写真で確かめてみましょう。

 これがナナホシテントウです、、、どうですか、星が7つありますか?

 横ナナメになっている部分は少し見えづらくなっているのですけど、確かに7つあるように見えます。
 ナナホシテントウの星は左右に三つずつで合わせて6つ、真ん中の頭に近い側に一つで合計7つの星です。

 もう名前は忘れてしまいましたが、講義でそう語った大学の理科教育のA先生によると
「テントウムシの背中はパカリと二つに別れる。
 左右二つに別れるのに奇数の7つの星っておかしいと思わないか?」

 ふむふむ確かにそういえばそうだな。

 他のナナホシテントウをみてみましょう。

  真ん中の星、2つに見えませんか?

 これは飛ぼうとして羽を広げようとしているナナホシテントウです。
 確かに左右二つの星に別れます。
 

 A先生の言うように、左右を別々の星だと数えれば〈ヤツボシ(8星)テントウ〉ですね。

 大抵の学者は植物のうえで甲をしっかり閉じて動き回るテントウムシを観察するので、七つの星にみえるのでしょう。
 飛ぶ時などは一瞬ですから、高感度のカメラでとった写真などで確認しなければわかりにくい、ということもあります。

 いやいや、そんな細かいこと言わないでよ、というように考える人もいるでしょう。
 でもこういうナナホシテントウを見ると「やはり八つといった方がいいかもね」と予想変更するかもしれません。

 
 学名は〈Coccinella septempunctata〉、ラテン語で〈7つ〉と言い切っているので、今さら名前が変わることはないと思います。

 けれど「こういう見方、数え方ももあるんだよ、おもしろいね」という様に子ども達にはなしてあげてほしいです。
 その子がファーブル の様な卓越した昆虫観察者になるかもしれません。

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たのしいファーブル研究〈パリの自然史博物館やルーブル美術館よりも野原が好き〉

 このサイトにもメルマガにも書いたのですけど、年末からファーブルの研究に没頭しています。師の板倉聖宣が語ったファーブルの科学読み物の研究を元に、実際にファーブルが残した本たちを紐解いて、いろいろなことが見えてきました。
 板倉聖宣がファーブル昆虫記をあまり評価していない理由も、こういうところにあるかもという予想もたってきました。

 板倉聖宣の評価は別にして、ダーウィンも高く評価した〈たぐいまれなる観察者〉であるファーブルは昆虫たちの生態を、いろいろな実験を通して解き明かしています。それを新しい教育プランにできないかと模索中です。
 ファーブルが没頭した虫たちと同じものたちに沖縄・日本でも簡単に触れることができます、アリやちょう、バッタたちです。
 わたしのアイディアはいろいろな人たちに吸い取られていく様で、それはそれでよいのですけど、〈押し付け〉的な教育や〈これもわからないの?〉的な話題として取りあげる人がいる様ですから、注意しなくてはいけません。

 さて、ファーブルさんのお話を少し紹介しましょう、私の好きなエピソードの一つです。

 ファーブルが何とか貧しい暮らしを脱したいという思いも重ね、科学そして虫たちの研究に没頭していた頃は、ちょうどフランスの〈近代公教育〉が確立されていく頃と重なっています。
 フランスの公教育を託されていた文部大臣のデュルイさんは先見の明のある人物でした、教育史の世界でもっと注目されてよい人物だと思います。彼は才能のあるいろいろな人たちを見いだして直接会いに行きます、その一人が教師をしていたファーブルです。
 才能ある人物たちをもっと引き立たせたいデュルイは、ファーブルをはじめいろいろな人たちに勲章授与の機会を与えました。
 その頃、アカネの染料の研究でお金を設けて貧乏な暮らしから脱しようと考えていたファーブルは、その授賞式を何とかパスしようと思っていたのですけど、半ば強制的にパリに呼び出されます。
 勲章をもらってすぐに帰ろうと思っていたファーブルだったのですけど、翌日は皇帝との懇談の場も設定されているというので困ってしまいます。逃げかえろうとするファーブルの気持ちをよんだデュルイはファーブルを説得し、何とか皇帝との懇談までがんばらせます。
 すると文部大臣デュルイは今度は「何だって君はパリの博物館やいろいろなコレクションも見ないつもりなのか」とさらにファーブルを引き止めます。前後の流れから読み取ると〈自分が案内しよう〉という勢いです。パリ自然史博物館やルーブル美術館などのことを言っているのでしょう。私も行ってみて驚いたのですけど、パリの博物館・美術館は世界的にみても最高グレードです。もちろんファーブルさんのいた1900年前後にもすでにありました。

 ファーブルさんはどうしたでしょう? 皆さんが文部大臣にそう言われたらどうしますか?

 ファーブルはこう言いました。

「よく知っております、閣下。しかし、野のたぐいない博物館の方が、もっとわたしの気に入っておりますし、居心地もよいのです」

 そして翌日にはアヴィニョンに戻っていきました。

 野のたぐいまれなる博物館の方が・・・

 私もその気持ちはとてもよくわかります。

 先日、私がニューヨークを模して名付けた〈リバーサイドパーク〉を歩きました、何と梅が開花していたんですよ。
 まさに〈野のたぐいない博物館〉です。

 近々それを紹介しましょう。

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元日もたのしく散歩/2021年の〈つぼみ見〉スタート

 2021年の始まりの日も例年通り〈つぼみ見散歩〉をすることができました。

 離れたところから見るサクラはこうです。
 葉は落ちてしまったことはわかりますけど、つぼみが膨らんで開花の準備をしているのかどうかわかりません。

 でも近づくとはっきりわかります(太陽の光は薄かったのでやや暗めに映っています)。

 

 ちなみに去年の同じ場所で撮ったつぼみはこうでした。
 青空で陽の光もたっぷりの暖かい日でした。

 鮮やかさクッキリ感の違いで去年が膨らんでいる様に思えるかもしれませんけど、長年〈つぼみ見〉をしてきた感覚でいうと、ほとんどおなじくらいです。

 今後の寒暖の具合も影響しますけど、今の状況でみれば開花の時期はあまりかわらないでしょう。
 桜の花をみつけたら例年通り「一番ザクラ祭り」です。

 またサクラの下でみんなの笑顔をみることができるのがとてもたのしみです。

 みなさんも身近な植物たちの変化の様子を味わってみませんか。たのしさを見つけたらRIDEに写真を送っていただけたら幸いです。

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