たのしい教育をすすめる教師は多くの人たちから評価されずには終わらない

 たのしい教育研究所に集う人たちの実力はとても高く、その実力は周りの人たちの笑顔と賢さを広げるものとして発揮されるので、ますますたのしさもが広がっていきます。

 その中核を担うメンバーから今年度もまた表彰(沖縄県)される人物が出ました。研究所をあげて大喜びです。たのしいパーティーで大いに盛り上がるでしょう。

〈たのしい教育〉をすすめていくことは〈周りの人たちの笑顔〉を広げていくことと同義です。その笑顔はその授業を受けている人、たとえば子どもたちだけではなく、子どもたちの家族の人たちにも広がるでしょう。また同僚、上司の方たちにも伝わっていきます。
 たのしい教育は〈たのしく賢く仲良く〉が根幹にありますから、それをすすめていく結果として、たとえばこういう表彰という形で現れることにもなるのです。

 形としての〈表彰状〉は関係ありません。たのしい教育をすすめる教師は必然的に周りから評価されずにはいられないのです。
・若手からも先輩からも信頼厚い教師たち
・日本人教師の代表として選出され海外で授業してきた教師たち
・文科省関連の授業で指名される教師たち
・県や市などが大きな取り組みをするときに協力依頼が来る教師たち
・困ったときに相談される教師たち etc.
 たのしい教育研究所はそういう教師たちの集団です。

 研究所の講座やスーパーバイズには無料のものはありません。自分の時間そしてお金を使って、周りの人たちの笑顔を広げていく人物たちですから、必然的に実力も高まっていくのです。

 しかし〈評価されたい〉ために〈たのしい教育〉に近づいてくる人がいたら困りものです。〈たのしく学ぶ笑顔〉〈賢くなっていく笑顔〉を育てることが目標ではなく、表彰・評価されることが目標の人物は、その底の浅さが周りの人たちに見えてしまうからです。特に子どもたちの感覚は抜群です。この先生は言っていることと根本的に目指していることが違うことを見抜いていくでしょう。
 形式的な出世は可能でしょう。
 しかしそれは周りのたくさんの人たちの笑顔に繋がる様な評価とは別物です。

 たのしい教育で周りの人たちのたくさんの笑顔を育てる人たちを研究所からたくさん送り出したい、そう考えています。

 たのしい教育を学ぶ教師たちが拠り所としているのが〈たのしい教育メールマガジン〉です。今週号(金曜日発刊)のメニューはこれ、周りの人たちが賢くなっていく笑顔を育てる内容満載です。興味のあるかたはお申し込みください。左のサイドバーに詳しい案内があります。

1.Let’s Enjoy the たのしい教育…
 100均で作る簡単 焼き鳥・焼肉器

2.Let’s Enjoy the Movies…ミニオンズ
3.たのしい教育の発想・思想・哲学
 〈基礎基本〉と〈小さな実〉

一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。ここのクリックでブログ評価に一票入ります!

 

たのしいキャリア教育の授業をたのしむ子どもたち/沖縄県グッジョブフェスタで紹介した授業

 たのしい教育研究所が作成した授業プランを学校でたのしんでくれている様子がメールで届きました。沖縄県のグッジョブ推進運動で作成した授業プランの様子です。全体のテーは〈協力することをたのしもう〉です。キャリア教育の授業としていろいろなところで利用されています。

〈協力〉することは仕事につながるだけでなく、人生全体につながるとても大切なことです。クラスでそれをたのしむ授業プランが「たのしいグッジョブ授業プラン1」です。※2は〈知恵と工夫〉をたのしむプランになっています

 仲間たちといくつかのワークをしながら〈協力するたのしさ〉〈協力する方法〉を学び取ってもらえる内容になっています。

 新聞紙やチラシがあれば授業可能です。
 男の子、女の子も一緒にたのしんでくれています。 

 これはチラシを利用してビルディングを建設しているシーン。
 いろいろな組み立て方がありますから、仲間でたのしみながら、高く建設していける様になってきます。

 授業プラン〈2〉知恵と工夫をたのしもう はこのサイトからダウンロードできます ➡︎ こち

 

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俳句をたのしもう② たのしい教育は国語・文学にも拡がる

 前回俳句を取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか。国語的な内容も十分〈たのしい教育研究所〉の範疇です。

 小林一茶の俳句に隠された謎を解こうというテーマでした。
 親子で挑戦してみました、というメールも届いています。
 この句に隠れている生き物は何でしょう?

昼からは ちと影もあり 雲の峰  小林一茶
 

 答えは

1.ヒル=蛭
2.カ=蚊
3.ハチ=蜂
4.トカゲ=蜥蜴
5.アリ=蟻
6.クモ=蜘蛛
7.ノミ=蚤

 です。

 こういう遊び心は子ども達がきっと興味を持ってくれることでしょう。それを〈たのしい〉と感じたら、この句を作った〈小林一茶〉への興味に繋げていくことが可能です。
 一茶の句で有名なものはいくつもあります。

痩蛙(やせがへる)まけるな一茶 是(これ)に有(あり)

我と来て遊べや親のない雀(すずめ)

 五七五という短い言葉の中に、季節を表現する言葉〈季語〉を織り込んで、感動を伝える俳句に、興味を深めてくれる人たちを増やしていきたいと思っています。たくさんの人たちの〈学ぶ笑顔〉を育てる活動に賛同してくださる方は、このリンクをクリックすることで活動を後押しできます

俳句をたのしむには

「子どもと仲良くなるために毎日読んでいます」「子どもだけでなく大人の私自身もたのしく賢くなっています」という嬉しい便りが届いています。ぜひ、周りの方たちにも購読をすすめていただけたら幸いです。一日一記事読むことで、子どもと会話するテーマが見つかると思います。また〈たのしい教育の哲学〉をに触れることで、より広く深く、子ども達とたのしく関わることができる様になると思います。〈たのしい教育〉の分野は科学的なものだけでなく文学や芸術にも拡がっています。今回は〈俳句〉をテーマに書いてみたいと思います。

 日本では古くから「和歌」と呼ばれる詩がありました。「和歌」とは基本的には〈短歌〉という五七五七七形式の歌が主体です。万葉集などでも有名ですし、百人一首の歌も〈和歌・短歌〉です。

 

「俳句」というのは、その和歌に比べると歴史が浅く、室町時代に起こった〈戯れ歌〉つまりお遊びとしての歌に源をたどります。

 そのお遊び的な俳句は江戸時代の〈松尾芭蕉〉という才能を得て、芸術の仲間入りを果たしました。
 たとえばこの句。

 何がしかの声・音を〈岩に染み入る〉と表現できた人間はこの広い宇宙の中で〈芭蕉〉ただ一人。…みごとです。
 芭蕉の数々の名句によって、俳句は和歌・短歌と肩を並べる様に紹介される様になりました。

 たとえば国語の指導要領にはこう併記されています。 ※下線はわたし

(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ア易しい文語調の短歌や俳句を音読したり暗唱したりするなどして,言葉の響きやリズムに親しむこと。
     −−H29告示指導要領『国語」−−

 上の文面は小学校、中学校、高等学校のどの学校の指導要領に明記された内容だと思いますか?

 小学校の学習指導要領です。
 では、小学校何年生の内容でしょうか?

 三・四年生の内容です。
 つまり小学校三年生から短歌・俳句を学ぶことになっています。

 とはいえ、わたしがいろいろな先生たちに講義した経験で言えば〈短歌も俳句〉にも馴染みが少ないというのが事実です。特に沖縄では〈百人一首〉をたのしむ習慣も薄いですから、十分予想されることです。

 さて、俳句は〈戯れ歌〉から出発したと書きましたが、そこに俳句に親しむヒントもあります。
 俳句に親しむきっかけの1つとしてこういう俳句を上げてみるのはどうでしょうか。

 芭蕉と並び称される俳人〈小林一茶〉の句です。小林一茶は芭蕉と違って、遊び歌としての俳句の伝統を受け継いだ人物です。

      
昼からは ちと影もあり 雲の峰  小林一茶
 

 この俳句には7種類の動物の名前がかくされています。
 探してみませんか?

 答えは次回のおたのしみ! たくさんの人たちの〈学ぶ笑顔〉を育てる活動に賛同してくださる方は、このリンクをクリックすることで活動を後押しできます