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授業のグレードを高める欠かせない要素-熱意ある仲間たち&身近なものでの手作り教材

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の大きな講座の一つが迫り、スタッフが教材づくりに力をそそいでいます。
 授業全体の構想を立て、練り直しながら組み立てていくのは私いっきゅうですけど、それに基づいて、たのしい教材を準備していくのはスタッフの仕事です。

 以前、宇宙に長期滞在中のJAXA宇宙飛行士 若田光一さんと沖縄うるま市とを結んで私が実施した授業は1000人位の規模でした。長蛇の列が会場の外まで続いていたのを覚えています。


 それくらいの規模の講座を開催するには、安全担当、受付担当他かなりの人数が必要となります。 中心となった人数はどのくらいだったと思いますか?

 私を含めて10名です。

 熱意と力とを持った人たちが集まればその人数で十分満足してもらえる内容を提供することができます。もちろんそれぞれが安全・セキュリティー担当や受付担当、機材担当などのトップとして、ボランティアの方達と一緒に動いていきますから実働スタッフ数は何倍かにふくれます、しかし中心で講座を切り盛りしているのはそれくらいなのです。

 中心にいる人数が多ければもっとうまく進んでいくかというとそうではありません。なぜか?
 何か大きなイベントを成功させたいという方は自分で考えてみてください。

 今週予定されているのは沖縄県主催のグッジョブフェアです。毎年招いていただいて親子向けの授業を実施しています。かなり濃い内容で、ものづくりも丁寧に実施するので約100人に限定させてもらいました。

 中心スタッフは何人か?

 当日動く中心スタッフは6人です。
 1000人の参加者で中心スタッフ10名なら、100人の参加者で1-2名で十分でしょう、と思うかもしれませんが、そうではないのです。そのことも、また自分で切り盛りして何らかのイベントを成功させたいという方は考えてみてくださいね。

 これは教材づくりの専門スタッフが、授業で利用する教材を作っているところです。

 別室で授業展開のブラッシュアップをしている私のところに、とてもたのしそうな声が響いてくるので「何してるんだろう」と思って見にいくと、こういう地道な作業をしながら、自分の身近に起こったおもしろかった話で盛り上がっていた様子。

 私いっきゅうの担う分野はほぼ孤独な作業ですから、こういうたのしい会話が響く研究所は、とてもいいなぁと感じています。

 何をしているところかというと、ビニール袋に大きな円をいくつか描いています。授業前なので、何に使うかはあえて書きません。

 私は大まかな構想や授業ストーリーを語るくらいなのですけど、スタッフがそれをアレンジして、より身近なもので作成ができるものとして仕上げてくれます。たのしい教育を広げたい、という熱意あるスタッフが集まってきてくれることがたのしい教育研究所(RIDE)のグレードを維持する必須の条件です。

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の教材は特別なものを使うのではなく、こうやって身近なものを利用して、 しかも自分たちでも再現できる手作り感たっぷりのやり方で作成していくので、それが「自分でもできそうだ」という期待感を生んでくれます。
 ところで、こういうものならどこか業者に大量発注すればもっと格安で出来上がるし、時間の節約にもなるのに、と考える人たちがいるかもしれません。

 しかしあえて手作りなのです。

 大量作成しない理由は、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の授業そのものが、一回ごとに進化していくからです。
 「この縦の長さはもう少し短くした方がよい」と感じたら、おもいきって作り直すので、大量作成したものがあると、場合によっては大量廃棄を決断することにもなりますから大変です。

 こういった教材で「賢くたのしい笑顔を生む」ことができるのは、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )にとってもとても嬉しいことです。親子講座ではもう一つ〈親子の会話が増える〉〈もっと仲良くなる〉という効果も出てきます。

 こういう活動が、カウンセリングや授業ワークショップ、翌週に迫った自由研究の講座の準備などと同時並行で進んでいますから、今年のRIDEの忙しさのおそらくピークがおそらく今でしょう。

 仲間たちとたのしく仲良くすすめていきたいと思っています、みなさんの応援が支えです。

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