たのしい教育研究所で取り上げることのある授業の一つに〈モラルジレンマ〉による道徳があります。先日、子ども達むけではなく〈教師向け〉のモラルジレンマの題材を思いつきました。若い先生たちとやってみたいと思っています。
モラルジレンマによる道徳の授業はコールバーグが開発しました。コールバーグは道徳性の発達理論でも有名で、理論と実践を意識した特異な教育者です。マイケル・サンデルはそれを取り入れた授業を展開し、〈授業:白熱教室〉〈著書:これから正義の話をしよう〉でとても有名になりました⇨こちら
サンデルの白熱教室は文庫にもなっていて以前私が読んだ頃の半値で手に入ります。
そのサンデルが今年新しく白熱教室を展開しています。
NHKで放送された内容ですがyoutubeにもアップされています。
以前の切り口のシャープさは失われてきていますが、テーマ自体は、より現代に即したものになっていて、とても興味深いものがあります。
興味のある方はご覧ください。
第3回目のテーマは「どんな時でも人を見た目で選ぶことはゆるされないのか」です。例えば仕事で採用する人物を人種や見た目で選ぶことはゆるされないのか。空港のセキュリティチェックでも、警官の職務質問でも、見た目、人種などで変えることは不当なことなのか? そういう問いが熱い討論となっていきます。
マイケル・サンデルは彼一流の構成ですすめていくので〈自分にはそういう授業はできない〉と考える人も多いでしょう。しかし、モラルジレンマによる授業は「問いかけ」が勝負を決めます。進め方はいくつかのパターンがありますが、それも難しいものではありません。
たのしい道徳・楽しい道徳は今年度からスタートした新学習指導要領の〈特別の教科 道徳〉との親和性がとても高く、これまでの道徳で違和感を感じてきたたくさんの人たちに支持される内容をもっていると思います。
いろいろな方たちに学んでほしいと思っています。
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