「正座」という掛け声について考えてみたいと思います。沖縄限定の話題になるかもしれませんし、そうではないかもしれません。
これは先日行われた〈大掃除大会〉での一コマ、Aチームが休憩をとりながら語らいあっている場面です。女性に多いのですけど、私にとっては〈休憩に正座?〉という姿にいつも驚くのです。わたしは格技系で修行して来たので正座は修行の前と後くらいにしかしません。あっ、法事とか。
ところでこの〈正座〉について前々から疑問を感じていることがあります。教師を始めたころからずっとなので、この違和感は人生の半分以上感じて来たことになります。何か?
正座というのはこういう姿をいうのであって…
沖縄の学校で授業の号令の時に椅子に腰掛けたまま交わされている
「正座」⇨「礼」
という掛け声は、わたしにとっては〈この姿勢から礼をしましょう〉というように聞こえます。キケンです。
〈正座〉という言葉がはじめに掲げた先生たちの座り方ではなく、椅子に腰掛けた状態でも使われているわけです。
正しく座ること=正座
なのでしょうか?
とすると、ロッキングチェアで正座とか、ブランコでの正座とか、ジェットコースターでの正座という言い方もできることになります。
言葉にこだわることをたのしむ私は、その解釈は納得いきません。
「ジェットコースターに正座してください」とは言わず「正しく座ってください」というはずなのです。
大掃除大会で長年の疑問が頭に登ってきたので、これはよいチャンスと〈ウィキペディア〉で調べてみるといろいろおもしろいことが発見できました。
そのことについてお話する前に、みなさんも幾つか予想してみていただけませんか。
1.正座という姿勢は本来〈正しく座ること〉を意味する言葉であるから背もたれ椅子の正座やベンチの正座などいろいろなバリエーションがあるといってよい
Yes
No
2.椅子に座った状態で『正座⇒礼』と掛け声をかけている都道府県は?
ア.いくつもある(半分くらい)
イ.沖縄県を含めて3−4の県にかぎられる
ウ.沖縄県だけである
エ.その他
3.いつから始まったかを特定するのは困難なので、「正座」という姿勢は日本でいつごろ広まったか?
ア.奈良平安以前(紀元700年より前)
イ.奈良平安~江戸時代(700~1800)
ウ.明治時代
エ.昭和になってから
オ.それ以外
4.沖縄では正座のことを〈ひざまづき〉と表現する人がいます。わたしは子どもの頃バツとして「きゆな君うしろにいってひざまづき」と言われていたものですが、もうそういう表現型は残ってないのかもしれません。
ところで〈ひざまづく〉とは本来どんな姿勢をいうのでしょう?
ア.正座のことだった
イ.正座とは違っていた
⇒どんな姿勢?
さて、予想をたてた皆さんは、次の記事をたのしみにお待ちください。待ちきれない、という方は、自分で調べてみるのもよいですね。みなさんも〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ ここをクリックするだけで全国の人気ブログに一票入り、いろんな人が目を通してくれる可能性がたかまります!