高校の頃まではインスタントコーヒーと豆から淹れた珈琲の違いも知らないままだった私が、大学に入って叔父の喫茶店でアルバイトした時から珈琲が好きになり、美味しい珈琲を意識しはじめました。
今は〈たの研〉のデロンギのエスプレッソマシンで毎日何杯も味わっている日々です。ちなみにそのマシンはとても気に入りで第1研と第3研の2か所に同じものを置いています。
珈琲好きは「珈琲好きはの美味しさは焙煎で決まる」という話をどこかで耳にしていると思います。焙煎というのは生豆を炒る、ローストすることです。
とはいえなかなか大変な作業なので、喫茶店でも自家焙煎しているところはほとんどありません。
浅い焙煎・ローストだと酸っぱみが目立つし軽い味わいになるので、私は深いタイプが好みです。深煎りの豆は、それほど多くないので、スーパーで手軽にとはいかず、それを置いている店まで出向くことになります、スタバで250g-1320円です。
スタバの浅煎りの豆がこれです⬇︎
深煎りのフレンチローストはこれ⇩ 色艶がぜんぜんちがいますよね。
ということで、自分でロースト・焙煎してみたいと考えて挑戦することにしました。
焙煎の仕方を調べてみると
◦ 生焼け(Raw Burn)させてはいけない
◦ 焦げ(Scorch)もいけない
◦ 成分未発達(Raw Bake)というのはよろしくない
◦ 煙臭が出たらまずい
◦ 煎りムラも美味しくない
◦ 「水抜き」とかいうのもあるらしい、何それ?
というように例のごとく、いろいろ書かれています。
このサイトに書いた再生和紙づくりの時に「巷でみる和紙づくりにはとにかくめんどうな工程を書いてある」という話をしました。
ところがやってみたら3工程で気に入りの再生和紙が簡単にできることも紹介したと思います。来月の夏の講座でも、たのしいI先生が楽しい和紙づくりを取り上げてくれることになっています。
もしかしたらコーヒー豆の焙煎も実は簡単なのではないか、という予想で、挑戦してみることにしました。
暇だからではなく、忙しいといろいろな実験をするハードルが下がるからだと思います。
以前、〈たのしい教育研究所〉で小学生対象に「勉強をたのしむワークショップ」を半年くらい開催したことがありました。
その時の受講生がとても感動してくれて、いっきゅう先生は珈琲好きなので、とプレゼントしてくれた陶器の焙煎機があります。
高いのに、本当にありがとう・ω・)/
やっと使う時がきました。
生豆はアマゾンで手に入ります。
深煎りにおすすめだというインドネシア産ロブスタ種という豆を手に入れました。
さっそくガスコンロの上で豆をコロコロ転がしながら挑戦しました。
なんと10分くらいでできました。
色艶のよいこんがりローストです。さっきあげたスタバのフレンチローストの豆とほぼ同じくらいの色つやです。
「いやいや、あの粒とこの粒は炒りが浅くじゃないか、炒りムラですよ」という専門家がいるかもしれません。いいじゃないですか、深煎りに少し浅煎りをブレンドしたスペシャル珈琲ということで!
とはいえ、美味しいのかどうか・・・
すっきりしてとっても美味しい。
私が上手いのではありません、何しろ教えてくれる人もいないので、説明書通りにためしただけです。
さっそく喫茶樹楽庵マークでいろいろな人たちに味わってもらうことにしました。
〈たの研〉に来る方は、お楽しみください。
やっぱり、何か技を持っている多くの人たちは「これは簡単だよ」というのではなく「これはこことこことここが肝心、それからあれも大事でこれも大事、ついでにこのことは忘れてはいけません」というようなことをいうのが普通なのでしょう。
失敗してもいいのだから、気軽に挑戦してみませんか、っていう〈たの研〉スタイルはとても少ないのですね。
これから〈たの研〉ではコーヒー焙煎の楽しい面白い自由研究がすすんでいきそうです。
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