ものづくり実験プラン「しっぽの力」作成進行中!/楽しい自由研究と理科教育

 一学期は若い先生方向けのワークショップに全力投球していて、なかなか新しい授業プランの作成に時間を割くことができませんでしたが、ワークショップも峠を越し、沖縄県やいろいろな企業・団体、市町村から要請される授業や自由研究の講座に向けた準備にシフトし始めています。
 ワークショップが終わってから、数名で夕食をとりに出かける途中、〈瞬間接着剤〉や〈つまようじ〉〈厚紙〉その他を仕入れに100均へ。
 テーブルを囲んで、私いっきゅうの頭にある「予想チャレンジ」の構想を語りました。その中でメンバーが出してくれるアイディアを重ねながら、いくつか新しいプランが根を広げています。早く芽出しそうなものが「しっぽの力」というプランです。

 食事を終えて研究所に戻り、さっそくみんなで実験。
 といっても生き物を実験体にするわけにはいきません。
 ある道具を使って〈予想チャレンジ〉しました。

 あまりにも結果がはっきりとわかるのでスタッフ一同驚いてしまいました。

 みなさんは「しっぽ」は、どうしてついていると思いますか?
 いろいろな説明ができるかもしれません。
 しかし決定的な役割をはっきりさせることができる、画期的なプランとなりそうです。

 アイディアの段階なので、あえてプランの構造をお伝えするのは控えておきます。
 遅くとも、たのしい教育研究所の夏の講座「子どもも大人も 自由研究で 夏を思いっきりたのしもう!」には間に合うと思います。ご期待ください。

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たのCafe7月はアウトドアでたのしい教育

 たのしい教育Cafeの7月は、フィールドに出てたのしみました。アウトドアでも、たくさんのたのしい教育が可能です。もちろん学校の校庭でもたのしめますし、親子で公園に行ってもたのしむことができます。内容の一部を紹介します。

 円になって今日の流れをお話しているところです。

◎動物交差点

 自分の背中にはりつけられた生き物が何かを、いろんな人に質問しながらあてていくゲームです。周りの人は「はい・いいえ・分かりません」以外答えてはいけません。

◎ ネイチャー・カモフラージュ

 ゆっくり歩きながら、ロープの向こう側に置かれた人工物がいくつあるのか探すゲームです。簡単にわかるものから、自然のものに見えるものも置かれていて、けっこう難しく、一回で全問正解することは無理でした。元に戻って二度三度歩くうちに探すことができました

 他にも「サウンド・マップ」「ネイチャー・ビンゴ」などいろいろなプログラムをたのしみました。
 来月8のたのCafeは「親子で自由研究をたのしもう」です。

 これまで決定している部分についてお知らせします。リーフ作成の時点で少々の変更が起こることがあります。ご了承ください。

◎ 期日 2017年8月19日(土) 9:15~12:50
◎ 場所 うるま市生涯学習・文化振興センター「ゆらてく」 沖縄県うるま市仲嶺 187 番地 
  ※高速沖縄「北」インター直進10分

うるま市生涯学習文化振興センターゆらてく外観

◎ 対象: 親子(小学生以上)・教育関係者・教師を目指している方  40人程度
◎ 内容:たのしい科学実験、ものづくり、不思議実験 ほか ※自由研究に使えます
◎ 受講費(教材込み)3000円 早割り:8/4 金曜日17:00までの申込みの方は 2600円

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沖縄県グッジョブフェア 沖縄タイムス・琉球新報両紙に広告掲載!

 本日(2017.07.03)付の琉球新報と沖縄タイムス両紙面に〈沖縄県グッジョブフェア〉の広告が掲載されました。 興味のある皆さんはぜひお申込みください。作成中の〈たのしいグッジョブ プランVol.3〉をベースに「予想チャレンジ」で子ども達の将来の夢を広げる授業をお届けします。
 保護者の皆さんも〈子どものために〉という付き合いでの参加を忘れて、一人の参加者としてたのしんでいただける様な授業になると思います。
 教育関係者の皆さんも一人の参加者としてたのしみ、かつ自分の授業でも利用できる内容を準備しています。ご期待下さい! ⇒こちら

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たのしい植物図鑑 サクララン 生物の和名はけっこう混乱を生じさせるというテーマはたのしい自由研究になる

 たのしい教育研究所のメンバーが「おもしろい植物が手に入った」ともって来てくれた花があります。小さな花を集めて半球にした様な花です。名前は「サクララン」といいます。

 下から見るとシャンデリアの様な感じがします。
 一房とればこれだけのボリュームになるのですからお得です。


 さっそく飾ってみました。
 どの位置からながめても見栄えがします。

 サクララン(桜蘭)とはいっても、サクラ(下)の様に花びらが一枚ずつ離れている(離弁花)わけではありません。花びらはヒトデのようにくっついた作りをしています(上:合弁花)

サクラ ( たのしい植物入門 )

 

「サクララン」というのですけど、ランの様に左右対称の花のつくりをしているわけでもありません。

ラン( たのしい植物図鑑 )

 

〈サクラの様な色あいで、葉がランに似ている〉というので日本では「サクララン」と名付けられました。しかし種を正しくイメージするにはふさわしくない名称です。植物には、こういう様に混乱してしまう様な名前がたくさんあります。

グループの名称から観ていきましょう。

科名 / 属名:カガイモ科 / サクララン属(ホヤ属) 和名/サクララン

〈カガイモ科〉は〈キョウチクトウ科〉に近い種なので、NHKの趣味の園芸では「キョウチクトウ科」となっています。このあたりも不安な分類ですね。

 日本ではサクラランと呼ばれていますが、正式名称(学名)は Hoya carnosa(ホヤ カルノーサ)です。単に「Hoya / ホヤ」と呼ばれることもあります。

 子ども達に伝えるときにはニックネーム的な和名「サクララン」と同時に「ホヤ」という名前も伝えてあげた方がよいと思います。

 さてタイトルにも書きましたが、こういう混乱する様な名前からいろいろな勉強がすすむこともあります。

 たとえば

① コチョウランはランの仲間だけれど、サクラランはランの仲間ではなく「ホヤ」の仲間

② ヒマラヤスギは、杉ではなく松の仲間

③ オジサンという魚がいて、人間でいうと中学生高校生くらいの感じで若々しい④ キソウテンガイ(奇想天外)という名前の植物がある。しかし名前ほど奇想天外ではない

 科学作品展などで表彰されることはないかもしれませんが、クラスの仲間や担任の先生からは評価されるのではないでしょうか^_^ 1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれし!