論理学入門2 考える力 たのしい論理学

前回の論理学入門でいくつもの便りをいただきました。

大人だけでなく子ども達からのメールもありました。

もっと書いてほしいということもあったので、もう一つ「論理的に考えるたのしさ」ということで書かせていただきます。

こういうクイズを考えてみてください。

一郎はウソしかつきません。
二郎はホントウのことしかいいません。
三郎はいいかげんで、その時々です。

さて、こういう会話がありました。
どれが誰の言葉だかわかりますか?

A.ボクは二郎ではない
B.ボクは三郎だ
C.ボクは一郎ではない

 

入門論理学

論理的に考えてみましょう。

まず「一郎はウソしかつかない」ということですから、もしも「A.ボクは二郎ではない」という発言が一郎のものだとするとどうなるでしょう?

この時にも集合で利用する図(ベン図・ヴェン図/Venn diagram-ヴェン ダイヤグラム)が活躍します。
描くとこうです。
「二郎ではない」ということですから「私は一郎か三郎ですよ」というわけです。
これは正しいことを言っていることになってしまいます。

たのしい論理学入門

「一郎はウソしかつかない」のですから、「A.ボクは二郎ではない」という言葉は一郎の発言ではありません。
とすると、一郎の言葉はBかCです。

B.ボクは三郎だ
C.ボクは一郎ではない

さて「二郎はホントウのことしか言わない」ということです。
すると

A.ボクは二郎ではない
B.ボクは三郎だ

C.ボクは一郎ではない

のうちの A.ボクは二郎ではない は二郎の言葉ではありません。
もちろんB.ボクは三郎だ でもウソをついていることになりますから、
二郎はの言葉は
C.ボクは一郎ではない
しかありえません。

ウソしかつかない一郎は〈BかC〉でしたから、ここで、一郎の発言は
B.ボクは三郎だ
です。

いいかげんな発言をする三郎が言ったのが
A.ボクは二郎ではない
です。

いかがだったでしょうか。

論理学、たのしく使えると思っていただけたら幸いです。

いつか「たのしい論理学入門」というプランを作りたくなりました。

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