遠藤純夫先生の哲学「ボクには嫌いな人なんていない」

遠藤純夫先生が沖縄に来てくださる時、可能な限り私が空港でお迎えし、送り届ける役をかっていました。

車の中で遠藤先生が語ってくれた一言ひとことは、心の中に残っています。
四年前「世の中にはいろいろな考え方の人がいる」という話になった時、遠藤先生がポツリと発した一言が忘れられません。

「きゆなさん、ボクはねぇ、嫌いな人っていないんだよ」

 その言葉が誇張でないことは、遠藤先生と深く関わった方なら十分に理解できることでしょう。

遠藤純夫(えんどうすみお)先生

遠藤先生の沖縄での講座の一コマ

 教育の世界に限らず「自分たちの考え方こそが正しい」と考える人たちもいます。そういう人たちにとって、自分たちの考え方に寄らない人たちは、敵であったり、屈服させる相手であったりすることがあります。ガリレオも論敵とケンカばかりしていた時期があったといいます。

 しかしケンカでものごとがうまくすすむことはありません。もしも真理であればなおのこと押しつけてはいけません。その押しつけは人間関係的なひずみだけでなく、正しいものが広まっていく時の足を引くことにもなります。

 たのしい教育研究所は、充実した内容を推進し、かつ、いろいろな意見や考え方の方達と戦うのでは無く、ゆっくりと仲間たちを増やしていく活動をすすめていきます。それは遠藤純夫先生が大切に伝えてくれた哲学です。

たのしい教育研究所 所長 喜友名 一

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