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俳句をたのしむには

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 日本では古くから「和歌」と呼ばれる詩がありました。「和歌」とは基本的には〈短歌〉という五七五七七形式の歌が主体です。万葉集などでも有名ですし、百人一首の歌も〈和歌・短歌〉です。

 

「俳句」というのは、その和歌に比べると歴史が浅く、室町時代に起こった〈戯れ歌〉つまりお遊びとしての歌に源をたどります。

 そのお遊び的な俳句は江戸時代の〈松尾芭蕉〉という才能を得て、芸術の仲間入りを果たしました。
 たとえばこの句。

 何がしかの声・音を〈岩に染み入る〉と表現できた人間はこの広い宇宙の中で〈芭蕉〉ただ一人。…みごとです。
 芭蕉の数々の名句によって、俳句は和歌・短歌と肩を並べる様に紹介される様になりました。

 たとえば国語の指導要領にはこう併記されています。 ※下線はわたし

(3) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ア易しい文語調の短歌や俳句を音読したり暗唱したりするなどして,言葉の響きやリズムに親しむこと。
     −−H29告示指導要領『国語」−−

 上の文面は小学校、中学校、高等学校のどの学校の指導要領に明記された内容だと思いますか?

 小学校の学習指導要領です。
 では、小学校何年生の内容でしょうか?

 三・四年生の内容です。
 つまり小学校三年生から短歌・俳句を学ぶことになっています。

 とはいえ、わたしがいろいろな先生たちに講義した経験で言えば〈短歌も俳句〉にも馴染みが少ないというのが事実です。特に沖縄では〈百人一首〉をたのしむ習慣も薄いですから、十分予想されることです。

 さて、俳句は〈戯れ歌〉から出発したと書きましたが、そこに俳句に親しむヒントもあります。
 俳句に親しむきっかけの1つとしてこういう俳句を上げてみるのはどうでしょうか。

 芭蕉と並び称される俳人〈小林一茶〉の句です。小林一茶は芭蕉と違って、遊び歌としての俳句の伝統を受け継いだ人物です。

      
昼からは ちと影もあり 雲の峰  小林一茶
 

 この俳句には7種類の動物の名前がかくされています。
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