授業の腕をあげる 表情と身体の動き

 同じ話をしている場合でも、喫茶店で友だちと語りあっている時と、授業でこども達に語っているときとでは、身体の動きは大きく異なります。

 これは〈たの研〉に学びに来ている先生が
「朝、花壇を観たときにはまだ芽が出てなかったんだけど、昼休みに見たらね、こ~んなに小さな芽がでてたんだよ~」
と語っているところです。

 写真からは伝わらないかもしれませんけど、マスクに隠されていても分かるくらい、とてもいい笑顔をしています。

 その表情でこども達に語りながら、こういう指の動きと・・・

 この指の動きとの違いを体感してもらっています。

 こういう中で、自分自身でいろいろことをカンジていくでしょう。

 〈たの研〉に来る先生たちは、こういう修行を続けていくなかで、とてもうまくなってきました。
 学校がどんどん魅力的なところになっていくためにも、こういう魅力的な先生をどんどん学校現場に送っていきたいと思います。指導している側もたのしくてなりません。
 指導を希望する方は気軽にお問い合わせください。
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試験合格の根幹としてテストの意義とたのしさ/ 教員採用試験に合格するには

 教員試験に合格したいのに何度挑戦しても合格できない、そういう悩みをたくさん聞いてきました。

「テスト恐怖症みたいです」と語った人もいました。

「もっとも得点が高かったのは5~6年前に受けた時で、その後は全受験生の中で半分の順位に達することはありません」そういう人もいました。

 その人たちもスーパーヴィジョンを受けて、その人たちも続々と合格していきました。

 いっきゅうofficeの合格SVにはたくさんの智慧と工夫があるのですけど、その一つが〈テスト特訓〉です。

 重要なことは〈インプットとアウトプットのバランス〉です。どれだけインプットできたかをアウトプットで判断する、それがテスト特訓です。

 テストというのは本来そういうもので、自分の力の高まりや、あとどのくらい高めると目標をクリアーできるかを知ることができるメーターの働きをしてくれます。

 必要な情報をインプットしなくては現在の教員試験には合格できません。けれどそれでは全く十分ではありません。
 教員試験本番は〈アウトプット〉そのものだからです。

 先週から今週にかけて、合格SVで合格して学校で元気に活躍している先生たちに集まってもらって〈後輩たちを合格させよう会議〉を実施しました。

 そこで何人もの人たちが力説したのが、いっきゅう先生のテスト特訓の方法・工夫はとてもよかった。
 自分はそれで今の力をつかみながらがんばることができた。
 という話をしてくれました。

 インプットに力を入れているみなさん、アウトプットして合格するのです。

 それは教員試験に限りません。

 こどもたちの学ぶ笑顔が大好きだ、そして今度こそ合格したいというみなさんで、いっきゅうofficeの合格SVに興味がある方は気軽にお問い合わせください。

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「理科の問題が難しい」それはあなたのせいではありません、伝える側が成熟していないことが多いのです

 私がまだ小学校で教師をしていた頃の話、理科を担当している私のところに〈教員採用試験になかなか合格できません〉という人が相談に来た人がいました。クラスの子が「きゆな先生が教える様になって理科が好きになった」と話してくれたので、興味をもってくれた様でした。

 何しろ理科が苦手とのこと。

 いろいろ聞いてみると小学校の頃から理科の先生の教え方についていけず、苦手というより嫌いになっていったとのこと、1人の教師として申し訳ない気持ちになりました。

 理科に限らないのですけど、学校の授業で扱う内容つまり最先端ではなく〈核〉となる知識内容について、説明してもらってもわからないというのは、それは相手が腑に落ちる様に説明していないからです。
 相手が学校の先生だとしたら、先生達はいろいろな時間の制約の中、これをしなければいけないあれもしなければならないという中で、十分に時間をとった説明をしたり、そのための準備をする時間がないからだということもあるでしょう。

 何とかいう塾に通っているということでしたけど、そこで使っているテキストを開いて「たとえばこういうのもさっぱり頭に入ってきません」といいます。こういう図だったと思います。

 「松ぼっくりは知っているけれど、雌花・雄花という二つの松ぼっくりがあるのですか?」とのこと。なるほど確かに仲程に二種類のマツボックリみたいなのが描かれています。

 ところがこれはマツボックリではありません。

 この雌花とあるのが一年後にマツボックリみたいに見えてきて、2年目にカサが開いたマツボックリになるのですけど、この時にはマツボックリには見えないんです。

 これは私が撮った写真です。

 この先の方のピンクの丸いものがマツの雌花(めばな)です

 子どもの小指の先くらいで、ぜんぜんマツボックリには見えませんよ。

 

 下の写真のニョキニョキ四方八方に伸びているのがマツの雄花(おばな)です。成長して花粉を飛ばす頃なので、丸いかたまりには見えませんけど、いずれにしてもマツボックリには見えないんですよ。

 とすると、試験問題や教科書などにあるこの図は何か?

 間違ってはいないんです。

 でも、知らない人にわかってもらうには、もっと描き方の工夫や表現の工夫が必要ですよね、私はそう思います。

 もちろん質問に来てくれた先生には、いろいろな本の写真を見てもらって、腑に落ちる様に説明してあげました、スッキリしてくれたのだと思います。

 そのせいだというわけではないのでしょうけど、その先生は次の試験で合格していきました。
 きっと元気に教師を続けていることでしょう。

 たの研の合格SVは四月からリニューアルして、かなりバージョンアップします。
 子どもたちがたのしく学ぶ姿に興味があるという先生は、お問い合わせください、すでにリーフは入稿済みで、そろそろ広報カウントダウンの時期に入っています。

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沖縄県 教育事情 教員採用試験に関連しての質問から

 沖縄県 教育事情というテーマでは、いろいろな質問がやってきます。中にはマスコミに類するところからの質問で、批判まじりに「テストの得点は上がっているといいますが、本当に沖縄県の子ども達の学力は高まっていると考えていますか?」という様な質問がくることがあります。たのしい教育%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%82%a2%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%aa-%e5%86%99%e7%9c%9f%e3%82%92%e7%b5%b5%e7%94%bb%e3%81%ab研究所は「感動と学ぶことが一体となった教育」を《提唱する組織》です。批判や中傷に類するものは丁寧に避けています。逆に「たのしい教育活動に関わる」ということなら、たとえば沖縄県の教員採用試験に関わることにも、分かる範囲で丁寧に答えさせていただいています。もちろん公的に沖縄県 教育 委員会の提示する内容ですから、必ずそのサイトを案内しています。こちら ⇨ 沖縄県 教育委員会

 さて某日、県外の方から「沖縄県の教師になりたいです」ということで質問が来ました。
 このサイトを見に来てくれる方達はどんどん増えていますが、そのほとんどが「たのしい教育」に興味関心を持ってくれている人たちだと思います。たのしい教育を推進する方達が増え、沖縄県の教育が日本一に育つステップの一つとして、少し詳しく書かせていただきまました。その内容の骨子をここにまとめす。
 もちろんいつもの様に個人情報に関しては伏せています。

質問の要旨は

1.沖縄の小学校の教師を目指しているのですが、沖縄の教員採用試験では県外の人を採用する傾向はあるのでしょうか?

2.合格した場合、慶良間諸島など、離島を希望することはできるのでしょうか?

でした。

以前、2と似た質問で
・沖縄県 教師として採用になると必ず離島に行かなくてはいけないのでしょうか?
という質問が来たこともありました。
 その答えにもなると思います。

 沖縄県の数ある有人離島の約八割を回って授業してきた経験上言わせていただくと、沖縄の離島には(もちろん本島にも)とにかく魅力に満ちた場所に溢れています。
 この写真、左は座間味島で私が中学の頃仲間たちと初めてキャンプに行った記念する処です。右は阿嘉島です。現在は沖縄島から高速船クイーン座間味の直行でほんの50分ほどです。わずかそれくらい移動すると、もう本島ではみることができない美しい島々の姿に触れることができます。沖縄はしみじみと、いい処だと思います。

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 その年で採用条件が異なったり、わたしが小学校の教師として勤務していた時、毎年校長先生から説明を受けていた〈沖縄県 人事異動方針〉がありました。毎年変わるものではありませんが、数年ごとに見直しもあります。もしもそれがweb上で見つかれば、それを一番の拠り所にしたほうがよいと思います。わたしが見た限りでは公開されていませんでした。

 これから書くことは私の記憶によるものですし、年々異なっている可能性もありますから、あくまで「参考」として読んでください。

 教員の採用や人事異動に関わる項目の中に
・本務の教師は同一学校5年勤務を標準として、三年勤務後は希望により移動が可能
・沖縄県公立学校の教師として採用された者は三年後は移動してもらい、その際、離島で勤務することもありうる

という趣旨の説明を受けていました。
 たとえば「来年この学校に初任の先生が来る可能性もありますが、その先生は皆さんの様に5年配属ではなく、3年で他の学校に移動することになります。その際、離島勤務の可能性も多々あります」ということです。

 たのしい教育研究所には、教材が欲しい、という方や、相談がある、スーパーバイズして欲しい、アドバイスをいただきたい、という様に、たくさんの先生方が来所します。その方達から聞いた話によると、かなり特殊な事情がない限り、採用されて3年後は移動しています。ただし需要と供給の関係があり、初任三年後に全員が離島にいく、ということは現状としてありません。離島を希望していたのに行けなかった、という方もいますし、逆の方達もいます。

 また、宮古島や八重山など大きな離島ではじめから採用される初任者もいます。たとえばこれは宮古島で採用された小中学校の初任者の方達の研修記事です。

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 1番目の質問に戻ります。
「沖縄の小学校の教師を目指しているのですが、沖縄の教員採用試験では県外の人を採用する傾向はあるのでしょうか?」

についてです。

 このサイト内にもどこかにも書いたことがありますが、教員の採用は選考によるものとする、と教育公務員特例法に記載されています。

第三条 学長及び部局長の採用(現に当該学長の職以外の職に任命されている者を当該学長の職に任命する場合及び現に当該部局長の職以外の職に任命されている者を当該部局長の職に任命する場合を含む。次項から第四項までにおいて同じ。)並びに教員の採用(現に当該教員の職が置かれる部局に置かれる教員の職以外の職に任命されている者を当該部局に置かれる教員の職に任命する場合を含む。以下この項及び第五項において同じ。)及び昇任(採用に該当するものを除く。同項において同じ。)は、選考によるものとする。

これは「選考以外は認めない」という強い規定です。

 ですから、単に点数による採用ではなく、たとえば地域の自然や文化に優れた者を数名程度採用するという様なことも可能です。
 しかし現状として沖縄県の少なくとも一次試験では「点数の上位から採る」ということですすめられています。つまり県内の人材だから、県外から来ているから、ということでの差は生じません。

 2次試験は「その人材を見極める」わけですから、県外から沖縄を受験した方もそこで、なぜ沖縄を選んだのか、あなたのアピールが届く様に全力をつくせば合格に至るでしょう。

 このサイトには先生を目指す人たち向けの内容もいろいろ書いてあります。サイト内検索の窓に「採用試験」と打ち込んで検索してみるといいと思います。

たとえば⇨こちら
「沖縄県 教育:沖縄県教育委員会作成の「沖縄県の学校の先生になろう」より

いろいろ書きましたが、「参考」としてお読み下さい。

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