「飛ぶタネの秘密」という教材が、JAXAとku-maで共同開発したものの一つに入っています。うちの研究所の強力な応援団長であった遠藤純夫先生がよく沖縄に来てくださっていた時に、たんぽぽのタネを始めとして、この教材に関わるアイディアを一緒に出し合っていました。最終的に出来上がった一つが「世界一よく飛ぶたねのモデルをつくろう」です。
この文章を書いている日の午後は、沖縄市の親子に「宇宙の学校」の授業をしてきますが、そこでもとりあげます。
結果的には「飛ぶ」がテーマになった教材ですけど、わたしのアイディアは「広く〈タネの魅力〉を伝える教材としてまとめられないか」ということでした。植物は動物たちと同じ様に魅力的です。理科を担当していた時、植物教材で必ずといっていいほど観てもらっていた動画があります。植物たちが子孫を増やすためにとる、いろいろな方法です。子ども達からの評価もとても高いものの一つでした。
たとえばこれは、自分で土の中にもぐっていくタネです。
時間や人数の関係で、「宇宙の学校」で触れることができるかどうか、わからないのですけど、このサイトにはのせておきたいと思います。
人間がドリルで穴を掘るよりず----っと前から、土に穴をほって潜り込む作戦に出た植物たちがいたのです。
生き物たちの不思議な魅力は「科学」の扉をひらくきっかけに十分なると思います。
たのしさは必ず賢さへつながる
「たのしい教育研究所」です