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おすすめ絵本の紹介「身を守るちえ」

 絵本が好きな方たちも、たのしい教育研究所のファン層にしっかり入っています。ある方から「たのしい教育研究所のサイトで紹介している絵本などをそろえています」という嬉しい便りが届きました。嬉しいことです。
 今回は先月の〈自由研究をたのしもう〉でミエ先生が授業した「おすすめブックレビュー」で紹介された中からお届けします。

 画面に映し出される画像を観ながら参加者から「お~」「へ~」という声がたくさん上がっていた一冊です。

動物のちえ2『身を守るちえ』

ネイチャー・プロ編集室 編著 偕成社発行
¥2,400 +税

(表紙)とがった毛をさかだてて身を守ヤマアラシ

 動物たちはいろいろな知恵をつかって生きています。
 この本には、動物たちの、びっくりするようなおもしろい知恵がたくさん詰まっています。
 たとえば、〈オポッサム〉は、敵に出会うと死んだふりをします。その「ふり」も本格的で、心臓の動きをとめて息もしないで完全に死んだようになるのです。敵が去った頃に息を吹き返して歩いて立ち去るということですからすごいですね。

 〈ハイイロタチヨタカ〉は木にとまって休むときクリクリの目立つ目をしっかりとじて、あごをあげて体を伸ばし木の枝そっくりになってしまい、どこにいるのか全くわからなくなってしまいます。まるで忍者のような鳥です。

 他にも二枚貝を持ちあるくタコやアルマジロ…、いろいろな動物を見るだけで、動物ってすごいなとおもえてくるたのしい本です。感動的な生き物の様子は読書感想文にもいいかもしれません。
 動物のちえシリーズには「食べるちえ」「育てるちえ」「眠るちえ」「ともに生きるちえ」」がありどちらもおすすめです。

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