たのしい教育研究所の春の講座が開催され、今回もたのしい笑顔がたくさん生まれました。講座をたのしんだ方達から〈教育関係の講座で一番たのしかった〉という主旨の声がいくつも聞かれました。
これは〈たのしいものづくり〉の一コマです。
バムケロ好きのR先生が、その絵本を読み語ってから「さぁ、みんなでおいしいドーナツをつくってパーティーしよう」という授業をプラン化してくれました。
部屋いっぱいに広がって、先生たちがたのしみながら作っています。
こんなに手軽に美味しいドーナツができるのかと、みんなびっくりしていました。
〈なぜたのしい〉のか〈どういう時にたのしい〉のか、そういうことはうまく説明ができなくても、〈たのしさ〉そのものは私たちの心のずっと奥の方から湧き上がってくるものです。それは人間がもつDNAに刻まれたものだと言ってよいでしょう。
当然〈教師もたのしいことが大好き〉なのです。
「どうしてたのしさを後回しにして〈嫌でも逃げずにやり通せ〉的な教育が中心となるのか」それはいずれ時間をとって書くことにしたいと思っていますが、一つ具体的に書くとすると「〈嫌でも逃げずにやり通せ〉的な教育で〈ある子ども〉は〈ある程度〉成績が上がるから」です。そして強圧的な度合いを高くしていけば、その教育に従う子どもたちの比率をあげることができる」からです。
しかし、直近のメールマガジンにも載せて、講座の中でもそれに少し触れましたが、〈時代を開いていくほどの人物〉はそういった強圧的な教育で生まれるのではありません。実は今の教育の歪みは、そういう教育で生まれたものが少なくないと言って良いでしょう。
たのしい教育研究所の活動方針は〈和を以って貴しとなす〉です。ですから〈強圧的でなくては教育は成り立たない〉と考えている先生たちと争うことはしません。そういう方たちにも「まず、こういう授業を受けてみませんか」と提案したいのです。
〈たのしい教育〉が中心となることで、それまで〈強圧的なしばり〉であったものを「おねがい」としてきいてくれる子どもたちがゆっくり増えてくることは、わたしたちが確かめてきた実験事実です。このことは、はやければ今週のメールマガジンにもっと具体的に書いていきたいと思っています。ご期待ください。
さて、ドーナツづくりの授業の中で、たくさんの人たちが喜んでくれたことがわかる質問ありました。
「この授業をぜひ学級でやりたいのですけど、クラスに卵アレルギーの子がいます。アレルギー対応のアイディアがありませんか」
〈たのしいドーナツづくり〉を担当したA先生が講座の中でそのことについて受け答えしてくれたのですけど、それを少し詳しく載せます。
小麦粉アレルギーの子への対応
〈小麦粉〉を〈米粉〉にかえるだけで美味しく味わえます
講座の前に米粉ドーナツをみんなで作って味わってみましたが、実は普通のドーナツより美味しい感じがしました。サクサクで子どもたちも気にいってくれると思います。
〈卵アレルギー〉〈牛乳アレルギー〉については
〈卵アレルギー〉〈牛乳アレルギー〉対応ホットケーキミックス 100g
水 70ccオリーブオイル 大さじ2メープルシロップ 大さじ1
粉砂糖 適量で美味しくできます。