以前紹介した『星野道夫と見た風景』という本の中に〈運命の出会い〉という一節があります、ジェーン・グドールさんとのことを記した素敵な内容です。
アラスカに住む星野さんがアフリカに住むジェーンさんに会いにいくんです。
星野
ぼくが、ジェーン・グドールに会いたかったのは、彼女を通してアフリカという世界を垣間見たかったからだろう。
生まれ故郷を離れ、新しい土地へ移り、そこで生き続けてゆくことの意味を僕は少しずつわかりかけていてた。アラスカとアフリカという違いこそあれ、ぼくは彼女の著作を読みながら、ある共通する想いを感じていた。
これがジェーン・グルードさんです。
星野さんはすぐにジェーンさんと親しくなりました。
ところで、ジェーンさんのことを私はこの絵本で知っていました、「どうぶつがすき」です。
動物行動学者となって様々な活動をしているジェーン・グドールさんの子どもの頃のことを書いた絵本です。
イギリス生まれのジェーンさんは小さい時から庭で見つけた花や虫や動物について調べたり、本を読んでいるうちに、自然や動物が大好きになっていきます。
ニワトリが卵をうむところを観察するために長時間ジ~っと鶏小屋の中に入って観察したり、木登りをして自然をたのしむ様子などワクワクする内容がいっぱいつまっています。
そのうちにジェーンさんはチンパンジーのいるアフリカに行きたいと思うようになりました。
今でもそうかもしれません、その頃はさらに、女の人がひとりでアフリカに行って生活するなんて考えられないような時代した。
みんなアフリカに行くのを反対したそうですが、お母さんは応援してくれたそうです。子どもの人生は子どものもの、そういう気持ちで応援してくれるお母さんも素敵です。
ジェーンさんはお金を貯めて、勉強をして、アフリカに行くという夢を実現させてしまいます。
今でも動物の研究をすすめているそうです。
写真のチンパンジーを見るまなざしがとてもやさしいですよね。
星野さんも動物が大好きで日本からアラスカに渡った人です。
二人はきっと話が尽きなかったことでしょう。
星野道夫さんとジェーン・グドールさんの絵本、秋の始まりにみなさんも読んでみませんか。
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