仮説実験授業の生みの親、今は亡き 板倉聖宣の遺灰と遺影を前に 玲子夫人と長い時間語りあうことができました。忙しさの中でもこういう時間は大切です。いつも〈玲子さん、きゆなさん〉と呼び合っているので以下はその様に書かせていただきます。
生前「本気で霊があると思っているのかよ」と語っていた板倉聖宣だったので、玲子さんにと、沖縄からムーチーを持って行くと、とても喜んで下さって
「あなた、これ、沖縄のきゆなさんが、甘いもの好きにあなたに持って来て下さったのよ」と遺影の前に備えて下さいました。
玲子さんの心の中にはしっかり板倉聖宣が生きているのです。
師 板倉聖宣は〈麺類〉と〈甘いもの〉が大好きでした。
沖縄に来た時には〈沖縄そば〉を毎回味わってくれていましたし、沖縄のメンバーの手作りのお菓子も喜んで味わってくれました。
今回は、本を愛していた師 板倉聖宣の数々のエピソードと、結婚した頃の板倉聖宣の研究にうちこむ姿を中心に、たくさんのエピソードを聞かせていただきました。
途中気になって〈長くなりましたから玲子さんも疲れると思います、そろそろおいとましないと・・・〉と伝えると〈いえいえ、たくさん話したいことがあるんですよ〉と言って下さったので、こちらも遠慮なく質問したりして、ついつい長くなってしまいました。しかしそれもいつものことです。またいつもの様に豊かな時間が流れていきました。幸せなことです。
しばらくは継続すると聞いていた〈板倉研究室〉も閉じることになったというので、寂しい感じもしているのですけど、それも近しい方達の決断ですからしかたありません。
板倉聖宣から、たのしい教育が決定的だという思想とその具体的な方法とを学び、それを沖縄の地から〈全国に発信する〉意気込みで、これからも全力でたのしく活動していきたいと考えています。板倉聖宣の遺灰・遺影を前に、その思いを強くした1日になりました。
〈沖縄から全国に〉というのは言葉の綾ではありません。先日も〈たのしい教育を自分の仕事に活かしたい〉という方が県外から訪ねて来てくれました。そしてとても満足して帰って行きました。
県外で自営業をなさっている方からも「メルマガで行き方を学んでいます」という熱いメッセージをいただいています。
いずれ、またそのことを書けたらと思います。
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