⭐️New 〈たのしい問題解決ワークショップ:OPTIONS〉募集中⇨https://tanokyo.com/archives/
⭐️ 〈たの研〉への寄付が税の優遇措置・控除の対象となります(1000円以上)。ひとり親世帯など経済的に支援の必要な方達へたのしい教育を普及する活動に寄付していただける方、大歓迎:返礼は額に応じた「たのしい教育通信講座:メルマガ」⇨https://tanokyo.com/archives/158358

⭐️ 教育相談・カウンセリング・スーパーバイズ実施中/オンライン可能(経済的な事情のある場合には無料で実施)::https://tanokyo.com/archives/162936 サイドバーもご確認くださいサイドバーをご確認ください
✨論文ドクター 随時受付、リモートでのカウンセリングも可能です
⭕️たのしい講座・ワークショップ・企業研修・団体研修・校内研修等についても気軽にお問い合わせください

イエナプランとプロジェクト・メソッド、そして絵本「イエペはぼうしがだいすき」

 教員採用試験でよく問われる問題の一つに「プロジェクト・メソッド」「イエナプラン」など、これまで提唱されてきた〈教育方法〉に関するものがあります。内容を詳しく把握していなくては解けないものではなく、概略と名称、提唱した人物をある程度覚えておけばなんとかなるのですけど、提唱された教育方法は、かなり改革的なものばかりです。最近取り上げた試験問題に、その一つ〈イエナプラン〉が出ていました。
 概略的にまとめると…

 イエナプランはドイツのイエナ大学の教授、ペーター・ペーターゼンが、開発した教育方法です。
 子どもたちを異年齢で構成される〈ファミリー・グループ(根幹グループ)〉でクラスを編成し、〈会話〉〈遊び〉〈仕事(学習)〉〈催し〉という4つの基本活動を循環的に行います。
 担任は前にたって授業をせず〈フォロワー(支える立場)〉としての授業スタイルなので、〈グループ・リーダー〉と呼ばれます。
 本来的に〈
インクルーシブ教育〉を志向しているので、ハンディのある子ども達、いわゆる障害児と呼ばれる子ども達の教育にも積極的です。

 

 ところで、わたしの大好きな絵本(写真絵本)に「イエペはぼうしがだいすき」という作品があります。教師一年目で出会った本です。

 イエペはぼうしが大好きで、どんな時も帽子を被っています。

 授業の時も・・・

 でんぐりがえしの時も、取っ組み合いの時も帽子をはなしません。

 教師をした頃はいわゆる〈生活リズム〉とか〈基本的生活習慣〉とかいう指導のブームで、体育の時は赤白帽でなくてはいけないし、鉛筆はきちんとといだものを数本揃えておかなくてはいけません。お辞儀の角度まで指定する先生もいるほどでしたから、教室で帽子をかぶって授業を受ける子どもがいたら、すぐに指導されてしまいます。ところが、イエペの担任の先生は、やさしく見守っています。ですから、この本は新鮮で、すぐに好きになりました。

 この先生は、イエナプランの教師の立ち位置である〈フォロワー〉のイメージです。

 イエナプラン⇄ーターゼン
 わたしの頭の中では〈イエペ〉でまとまります。

 教員試験を受ける方は、ご活用ください。

 ちなみに、プロジェクトメソッドの開発者は〈キルパトリック〉です。
 プロジェクトメソッドは〈プロキル〉で覚えてもらっています。
 そのことに関しては、いずれまた。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!