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イエナプランとプロジェクト・メソッド、そして絵本「イエペはぼうしがだいすき」

 教員採用試験でよく問われる問題の一つに「プロジェクト・メソッド」「イエナプラン」など、これまで提唱されてきた〈教育方法〉に関するものがあります。内容を詳しく把握していなくては解けないものではなく、概略と名称、提唱した人物をある程度覚えておけばなんとかなるのですけど、提唱された教育方法は、かなり改革的なものばかりです。最近取り上げた試験問題に、その一つ〈イエナプラン〉が出ていました。
 概略的にまとめると…

 イエナプランはドイツのイエナ大学の教授、ペーター・ペーターゼンが、開発した教育方法です。
 子どもたちを異年齢で構成される〈ファミリー・グループ(根幹グループ)〉でクラスを編成し、〈会話〉〈遊び〉〈仕事(学習)〉〈催し〉という4つの基本活動を循環的に行います。
 担任は前にたって授業をせず〈フォロワー(支える立場)〉としての授業スタイルなので、〈グループ・リーダー〉と呼ばれます。
 本来的に〈
インクルーシブ教育〉を志向しているので、ハンディのある子ども達、いわゆる障害児と呼ばれる子ども達の教育にも積極的です。

 

 ところで、わたしの大好きな絵本(写真絵本)に「イエペはぼうしがだいすき」という作品があります。教師一年目で出会った本です。

 イエペはぼうしが大好きで、どんな時も帽子を被っています。

 授業の時も・・・

 でんぐりがえしの時も、取っ組み合いの時も帽子をはなしません。

 教師をした頃はいわゆる〈生活リズム〉とか〈基本的生活習慣〉とかいう指導のブームで、体育の時は赤白帽でなくてはいけないし、鉛筆はきちんとといだものを数本揃えておかなくてはいけません。お辞儀の角度まで指定する先生もいるほどでしたから、教室で帽子をかぶって授業を受ける子どもがいたら、すぐに指導されてしまいます。ところが、イエペの担任の先生は、やさしく見守っています。ですから、この本は新鮮で、すぐに好きになりました。

 この先生は、イエナプランの教師の立ち位置である〈フォロワー〉のイメージです。

 イエナプラン⇄ーターゼン
 わたしの頭の中では〈イエペ〉でまとまります。

 教員試験を受ける方は、ご活用ください。

 ちなみに、プロジェクトメソッドの開発者は〈キルパトリック〉です。
 プロジェクトメソッドは〈プロキル〉で覚えてもらっています。
 そのことに関しては、いずれまた。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!